紙には目がある?!

洋紙と和紙の大きな違いって目があるかないか、らしい。

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紙に目があるってどういう意味?

クイリング広げ隊1号のあやです!

春の足跡が聞こえては遠くなり、また聞こえては遠くなる、というここ最近ですが、体調崩していませんか?


さて、今日は和紙と洋紙の話。

いつもお世話になっている大阪本町にある紙の専門店「紙音(しおん)」さんへ、こじゃる隊長、隊員2号のゆきさんと一緒に商品の納品でお邪魔した時のこと。
パピニョンのクイリングペーパー3mm幅のペーパーは、実はでっかい紙からカットしていくんだけど、その切る方向によって、紙のコシというか、固さが全然違うんですね!ということを話していたんだよ。

この写真、なんだかわかるかな?

これはパピニョンでペーパーの試作をした時の写真なんだけど、どちらも同じ紙から3mm幅に切ったもの。
長方形の紙を、縦方向、横方向にそれぞれ切ってみたら、手に持った感触が全く違う!
一本はピンッとしていて、もう一本は自然に曲がる。
同じ紙とは思えないほどのコシの違いは一目瞭然!

つまり、これが「目」による違い。

目とは繊維の流れ

この「目」というは、紙を構成している繊維の流れのこと。
洋紙は機械で一方方向に漉いて作られるので、この繊維の流れが一定方向になるんだそう。
だから、切ったり折ったりするときに、その影響が出やすいんだって。

3ミリ幅に切ってみると…。

こんな風に、紙の目による違いって、見えないようですごく影響が出ることもあるんだね!

和紙には目がない!

一方、和紙はというと、この目がないそう!

手漉きの和紙を作っている工程って、テレビとかで見たことがある?
紙の繊維が混ざった液体を漉き器ですくって、縦に横に、職人さんが振って整えているんだよ。

ということは、繊維の向きはばらばら。
つまり、どの方向で切っても紙のコシや強度が変わることがないんだっていうことなんです。

この違い以外にももちろん和紙と洋紙の違いはあるんだけど、今回は「目」の話でした。

やっぱり、紙のプロに話を聞くと、とっても勉強になるなぁ!

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ぺーパーアート作家のこじゃるです。芦屋在住。ペーパークイリングの専門店Papier-mignon<パピニョン>代表。Papier-mignon<パピニョン>ペー…

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