家を建てる。 創作はアイデアと予算の板挟み

リミッターをかけずに
アイデアを、現実化できればいいのですが
そうはいきません。
予算というものがあります。

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そもそも
建て主である
お客さんのご要望は

ご予算を超えて
膨らみがちです。

しかしそれは
当然の流れです。

今の環境に不満が合って
また将来のことを考えて

新しい家づくりに
活路を見出す訳ですから。


そして設計者。

ご縁をいただいて
建設する場所を訪れたら

いろんなアイデアが
浮かんでは消え
浮かんでは消え

それを描きとめながら
アイデアはさらに
醸成されていきます。

そして
今回はこんな
イメージでいきたい!

と、想いは具体的な
カタチを帯びてきます。


両者の願望に
リミッターをかけずに
現実化できれば
いいのですが

そうはいきません。

予算というものがあります。

大きく大きく
作っていくと
予算調整をする際に
下げようがなくなります。

できるだけコンパクトに。

だけど
部屋数を満たそうとすると・・

贅沢はしないながらも
ゆったり感を出そうとすると・・

想定以上に
床面積は広くなってきます。


長い目で見たら
このぐらいの材料を使っておきたい
このぐらいの設備を使っておきたい

このカタチがポイントなので
実現したい!

と考えると
すぐに金額が上がってきます。


「予算はお伝えしたはずです」
なんて言わないでくださいね。

無いなら仕方がないと
予算最優先で考えてしまうと
アイデアは、委縮してしまい

本来
手が届いたかもしれない正解を
検討さえせず
見逃すことになります。

予算を意識しながら
アイデアを並べながら

その板挟みになって
思考は行ったり来たりしながら

「これなら!」と
納得が出来るカタチを
追い求めていきます。



ですから
見積がうまく調整できて
家が完成したら
客さんも嬉しいでしょうけど

ほんとに、肩の荷を下ろして
ホッとするんですね。

そんな設計者の心情
御理解いただけましたら幸いです。

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