#017 集合住宅の緑とあかり

今までの集合住宅は建物と駐車場が敷地一杯にあり、樹木等を植栽すること、庭を設けることなどは積極的に行ってきませんでした。近年、その傾向は徐々に変化しつつあります。今回、機会を得て小スペースながらもある程度の植物を植えることが出来ました。春夏秋冬、四季折々の表情を少しでも楽しんでいただければ幸いです。
南棟1階の3戸にはそれぞれ庭があり、高木を一本ずつ植栽しました。管理面を考え化粧砂利と常緑樹一本という極シンプルな構成ですが、考え方を変えれば余計なものをそぎ落としたミニマルな庭、といっても良いかもしれません。忙しい日々の中で窓の外に目を向けると樹木の緑を感じることが出来ますし、花が咲く樹種や実を付ける樹種もありますので、緑を存分に体感できるはずです。
植栽工事の他に照明器具の選定、配置も計画させていただきました。テーマは”当てて照らす”です。建物の立面図を見た時に窓のない壁面が多く存在したので、窓を避けながらほぼ等間隔でスポットライトを配置し、壁面を照射することとしました。ポールライトは目立ちすぎないように地上高400mm以下、反射板で足元を照らすタイプを選びました。施工性等の観点からスポットライトとポールライトの2種類のみで計画を立案しましたが、シンプルながらも多様で質の高い空間となりました。
今回の事例は、はじめの一歩です。人の住まう場所に緑があり安らぎ憩う、防犯機能だけではなくライトアップにより非日常空間を感じ楽しむ。周辺環境の上質な空間が個々人の生活の質の向上につながると信じ、少しずつでも進んでいければと思っております。

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