家を建てる。 家相は、是か非か

お客さんが気にしている
ということを気にして
設計に臨みますが

私自身は
家づくりにおいて
家相は、気にしていません。

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家相を気にしています、と
ご要望される
お客さんもおられます。


鬼門と裏鬼門だけ
注意してくださいという方

玄関の位置だけ気になります
という方

間取り全体で
クリアしていきたいと言われる方

様々です。



お客さんが気にしている
ということを気にして
設計に臨みますが

私自身は
家づくりにおいて
家相は、気にしていません。


土地を見ながら
計画を構想する時

太陽の動きや
近隣の状況
高低差や借景などの
条件を読んで

それぞれの住空間に
適した場所と
それぞれの位置関係を
見定めていきます。


その時、家相は
まったく現況とは
関係のないルールで
位置が決められていくので

設計しながら
「このほうが使いやすいのに
こうしなければならない」
というストレスを
感じることもしばしば。


昔のように
土地が広ければ

対処法にも
幅がでてきますが

現在の住宅事情では
そうもいきません。


また中古住宅で
家相をシビアに
クリアしていくとなると

現況の状態から、かけ離れ
どんどん割高に
なってしまいます。



家相というのは
家の中心を定めて
そこから放射線状に
ラインを引いていくのですが

その中心をどこに置くか
についてのルールが

家の形も様々なので
見解が分かれているようです。

中心が変われば、ラインも変わります。

「なんとかぎりぎりかわしました」
っていっても

中心に対する
考え方によっては
当たっている
ということもある訳です。


家相は
奈良時代、仏教と共に伝来した
風水思想の考え方の一部が
日本独自に発展したもののようで

中国には家相はないとのことです。

永い時間をかけて
たとえば
昔は炊事場は土間だったので

日当りが悪い方位だと
主婦が身体を壊しやすいとか
そんなことが
ルール化されていったのでは
ないかと思います。



信じるか
信じないか
本人の自由意思です。

自らを律するための
信仰は大切だと思います。


私自身は、家相に対して
ポジティブではありません。

しかし、あなたが家相を
大事と捉えているなら

その意思を大事にして
設計に取り組みたいと思っています。

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