【作ってみた】マックのベーコンポテトパイ再現クッキングに挑戦!失敗作から学んだ作り方【売ってなければ作ればいいのよ】

マクドナルド(マック)で人気のサイドメニュー、ベーコンポテトパイ。期間限定で時々お店に登場するものの、その期を逃したら次の販売開始までお預け状態になってしまいます。もちろん本家本物には敵わないけれど、売ってない時に食べたくなったらそれはそれでツライ……。ならば奥の手!『売ってなければ作ればいいのよ』というわけで、無謀にもベーコンポテトパイ再現クッキングにチャレンジしてみました!!

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ミヤモトテルは知っている…じゃなくて、38歳の私は知っている。ベーコンポテトパイって昔はレギュラーメニューだったのよ

マクドナルド(マック)で人気のサイドメニュー、ベーコンポテトパイ。昭和53年生まれの私にとってベーコンポテトパイは、(昔だったらレギュラーメニューでいつでも食べられたのになぁ…)という想いが強い。
そう、さかのぼることウン十年前。ベーコンポテトパイは、1990年から2002年までの間であれば、レギュラーメニューとして食べたい時にいつでも買えたのです。
その当時はホットアップルパイとベーコンポテトパイがメニューに並び、二つのパイのうち、どちらを買おうか悩むのも楽しかったり(遠い目)。
甘いパイか、いや、しょっぱいパイか……、
子供の頃は、カウンターで注文する母親の横で『オトナになったら一度に両方買えるお金持ちになってやるんだ!』とよくわからない野望を抱いていたものです。

まあ、オトナになった頃にはそんな野望も薄れ、
「いつでも買えるよ、ベーコンポテトパイ」
と、余裕ぶっこいてたんですけどね。

それがまさか、レギュラーメニューから消えてしまうなんて!!
油断大敵とは、まさにこの事である。

現在、ベーコンポテトパイは復活こそしましたが、期間限定発売。
すっかりイレギュラーの人となってしまいました。

不思議なもので、「いつでも食べられる」から「期間限定発売」となると、更に魅力は増し、無性に食べたくなる。
これを私は「逢いたい時にあなたはいない…現象」と呼んでいる。
中山美穂主演の月9である。
平成生まれの若者は知らないであろう。でもそんなことはこの際遠い何処かへ置いておく。
遠い何処か、といえばこのドラマも遠距離恋愛の話だったっけ……。

話をベーコンポテトパイに戻しましょう。

とにかく、食べたい時に食べられないのは辛いのである。
また発売される時期まで待つなんて、耐えられないのである。

“パンがなければお菓子を食べればいいじゃない”

その時、私の脳裏にこの言葉が浮かび上がった。
かの有名な、マリー・アントワネットの言葉である。
食糧難にあえぐ民衆に、マリー・アントワネットは「パンがなければお菓子を食べればいい」と言い放った。
この出来事は、“マリーは飢えを知らず、世間知らずなひどい人”と彼女を印象つけるものとなりましたが、真実は違うものだったという説も出てきていますね。
フランス革命近辺の時代は、パンよりお菓子の方が安かったわけです。だから、マリー・アントワネットは「パンは高いけれど安いお菓子なら食べることができる」という意味を込めて「パンがなければお菓子を食べればいい」と発言した、と(諸説あり)。


私の頭の中のマリー・アントワネットは、こう言った。
「売ってないのならば作ればいいのよ」。

I can do it.

ベーコンポテトパイ再現レシピ

もともと、複雑な料理は苦手な私ですから、材料はシンプルに。本家本物はもっと複雑なハーモニーを醸し出す材料に違いない。でも私は単なるベーコンポテトパイをひたすら食べたいと願うだけの38歳。
最低限の材料でどこまで再現できるか?……そこにかけてみようと思います。

〜 1度の調理で使い易い材料と分量 〜
《具材》
・じゃがいも…小さめ2個
・ベーコン…2枚
・玉ねぎ…小さめ1個
・クリームシチューのルー…ひとかけら分

じゃがいも、ベーコン、玉ねぎを切り刻みましょう。
じゃがいもは5㎜角程度のサイコロ状に。玉ねぎはなるべく細かくなるようにみじん切りにします。
ベーコンはじゃがいもよりも、ちょっと小さめになるように刻みます。

耐熱性のボウルか器に刻んだじゃがいも、ベーコン、玉ねぎを入れ、ラップをします。
それを電子レンジで加熱しましょう。

加熱時間は、600Wで3分程度。
使用するレンジの機種によって加熱時間に若干の誤差が生じますので様子を見て加熱時間は調節してください。

レンチン中にやること。〜味付けはこれだけ!シチューのルーを刻んでおきます

面倒な味付けは、ルーにすべて任せてしまいましょう。一般的なホワイトシチューのルーのヒトカケが、約20グラムぐらい。パキパキっと割ってひとつだけ使いましょう。

本当に20グラムなの……?

ってお疑いのあなた。
慎重派ですね。
では、実際に測ってみましょう。

おおう。
21グラム……。惜しい!

でもこういう小さな誤差は、ちょっと動かしたりすると数字が変わったりするのよね。

なぜか増えた。

見なかったことにして、このひとかけらのルーを刻んでおきます。
そうこうしているうちに、レンジがピーっと鳴っていますよ。

煮込まなくったっていいんです。電子レンジだけで具の出来上がり♬

加熱後、レンジから取り出したらラップだけめくって刻んだルーをザーッと入れます。
ここでは混ぜなくても大丈夫。

ルーにかかるようにして、水を100㏄入れます。
もちろん、ここでも混ぜなくても大丈夫。

めくったラップをかけ直して、再びレンジで加熱します。
加熱時間は600Wで4分弱。

加熱するとこのようにルーがフニャッとします。
この時点では「なんかマズそうではないか」ですが、ご安心ください。
さあ、その手にスプーンを握るのです。

ひたすらスプーンで混ぜます。
冷めないうちに、ぐるぐるとよくかき混ぜて、ルーを完全に溶かしましょう。

このようにトロミがついたら、バットか平べったいお皿に広げて冷まします。
粗熱が取れたら、ラップをして冷蔵庫で30分以上冷やしましょう。

加熱したてはこのようにツヤツヤしていますが……、

冷蔵庫で冷やすこと30分。
このように、しっとりとまとまった感じになります。

これを包んで揚げていくわけですが、熱々の具をそのまま冷まさずに包んで揚げると皮が破れやすくなり、油がはねてとても危険です。
必ず、具材はしっかりと冷やしてから包みましょう。

包む。春巻きの皮 vs 餃子の皮。美味しいのは、どっち!?

ペーコンポテトパイというからには、パイなわけだから、「冷凍のパイシート」で包むのが1番シックリくるのでは?
とは思ったのですが。
マクドナルとのペーコンポテトパイの魅力は、あの皮の香ばしいサクサク感。
冷凍パイシートでは、ふっくらと膨らみすぎて、ただの美味しいパイになってしまいます。

サクサク、香ばしい、そして適度な歯ごたえとクリスピー……。

一体、何で包んで揚げたら、少しでもあのベーコンポテトパイに近づくことが出来るのか?

ペーコンポテトパイの長方形のビジュアルからヒントを得て、春巻きの皮で包み、揚げて見ることにしました。
でも、春巻きの皮だと、皮の部分の厚みが心もとない。
その不安を解消するべく、春巻きの皮よりも分厚い餃子の皮も用意してみる。

では、早速包んでみましょうか。

春巻きの皮を使う際のポイント

春巻きの皮を使う時は、冷蔵庫で冷やされた状態のものではなく、前もって袋ごと室温においておきましょう。
15分から20分ほどおいておくと、一枚一枚がはがしやすくなります。
ちょうど、具材を冷蔵庫で冷やす時に春巻きの皮を冷蔵庫から出しておくとスムーズです。

そして、具を包む時は、ザラザラした面が表面にくるように包んでいきましょう。
そうすることで、揚げ上がりのザラザラした表面が、ペーコンポテトパイっぽさをより演出してくれます。

サクサクの秘訣は“二重構造”♬

常温に戻して柔らかくした春巻きの皮、餃子の皮、冷やしておいた具材、そして水溶き小麦粉か水溶き片栗粉を用意しましょう。
この水溶きの粉が、皮で具材を包む際の糊の役目を果たします。

では先に、春巻きの皮から、巻きスタート。

春巻きの皮を1枚、はがして広げたら手前寄りに具材を乗せます。
あまり欲張りすぎるとうまく包めないのと、揚げた時に爆発(具が出てくる)するので気をつけましょう。
向こう側の角に水で溶いた粉を塗りつけておきます。

通常の春巻きと同じ手順なので「みなまで言うな」とは思いますが、念のため……。

くるっと一回転して具を皮で巻き込み、

両サイドを中へ折り込んで、

くるくるっと最後まで巻きましょう。

春巻きならば、これで巻き終わりなのですが、今回作るのはベーコンポテトパイ。
巻きの手順には、まだ続きがあります。

1枚の皮では、薄くて単なる洋風の春巻きになってしまいます。
なので、その打開策。
厚みを出すために、さらにこの春巻き状態のものをもう一枚の春巻きの皮で包みましょう。

溶かしバターを先に巻いたものの全体に塗り、それから巻いていきます。
溶かしバターの用意ができない場合は、溶き卵を代用してもOKです。

そして春巻きを春巻きの具のように、春巻きの皮で巻いていきます。
早口言葉のようだ。

あっ、ここでも春巻きの皮のザラザラした方の面が外側に来るように巻いていってくださいね。

くる

りん

ぱ。

これで、巻きは終了です。
平均的に、春巻きの皮は10枚入り。
このやり方で5個のペーコンポテトパイを作ることができます。

餃子の皮でも包んでみよう

餃子の皮では、形を長方形に仕上げることは無理なので、形を寄せる点は断念。
普通に、皮の真ん中に具材をのせ、半分に折って糊付けしてみました。

なんで丸いのがあるの?

真ん中に乗せた具材を折って包もうとしたら具材がはみ出してきて嫌になっちゃったから、とか秘密です。

餃子の皮タイプのほうに若干の不安を感じますが、とにかく全部包み終わりました。

完成まで、残すはあとワンステップだけ。
張り切って、油で揚げていきましょう。

ここで解る、「ザラザラの面を外側にして巻いた訳」

まずは、低めの温度で揚げていきます。
160度ぐらいで大丈夫。
だんだん色がきつね色に変わってきますので、そうしたら裏返してください。
両面薄めのきつね色になったら、最後に少し火を強めて油の温度を揚げます。
最初からしっかりと高温で揚げてしまうと油から引き上げた際、余熱で黒くなってしまいますから要注意。


そういえば皆様。
春巻きの皮で包む作業の説明の際、「ザラザラが外」と言ったのを憶えていますか?
なぜザラザラが外なのか。
それは、この揚げる作業で理由がわかります。

見比べられるように、「ツルツルが外」と「ザラザラが外」の2タイプを揚げてご覧にいれます。
こちらは、あえてツルツルの面が外側になるように巻いたもの。

揚げ上がりは、お肌で例えるならツルツル美肌という感じ。
これでももちろん美味しいのですが、食感が素直、というかザックリ感が伝わらないのです。

では、「ザラザラが外」の方の様子も見てみましょうか。

伝わるでしょうか?
ザラザラの面を外にして巻いたことで、ブツブツっと表面の荒さが際立っているのがわかります。

「ツルツルが外」の方が都会的だと例えるのなら、「ザラザラが外」の方は野性的といった印象。

このボコボコと仕上がった表面が、ベーコンポテトパイのザックリ感をより一層演出してくれるのです。
小さな違いですが、仕上がりには大きな違いが生まれます。
こだわるべし、こだわるべし。

『ざらざらが外』これが成功の鍵

では再度、ザラザラタイプの表面にズームイン。

ベーコンポテトパイの表面も、ボコボコと小さな気泡の痕跡があり、ザラザラしていますよね。
このように、ザラザラした面が外側にあると油の中でブツブツと盛り上がってくるのです。
ぜひ、ポイントとして憶えておいてください。

そして悲劇が起きる

おっと。
忘れるところでした。
餃子の皮で包んだものも、油で揚げなければいけませんね。

春巻きの時のように、油に投下すると。
ものすごい勢いで油と接している面とは反対側の面が膨らみだして焦る私。

すごい膨らむ、すごい膨らむ!
と思って見ていたらなんだか油がバチバチとものすごい音を立てて跳ねてきたので焦りに拍車がかかる私。

焦りながら、ひっくり返すと……、

さらに油はバチバチと荒ぶる。
もう怖すぎて、本来ならもうしばらく揚げたいところですが、早々に油から引き上げました。
ワタクシの顔面めがけて跳ね飛び襲ってくる“サラダ油”という名の魔王との激しい攻防戦の記録は撮れるはずもなく……、
火を止め気づいた頃には、キッチンの片隅でスマフォが油まみれになっておりました……。

なぜこんなことに……(涙目)。

いつのことだか おもいだしてごらん

回想シーンが私の脳内をかけめぐる。

そして、この惨劇の引き金となったと思わしきシーンが浮かび上がる。

おしゃれにしようとフォークでつけたヒダ。
……穴、空いていますけど。

この穴から具材が流れ出し、油の中で激しくはねたというわけですね、わかります。
良かれと思ったことが、凶と出たわけですね、わかります。

余計なことはしない方が良いようです。
というより、餃子の皮はおすすめしません。

この時点でかなり心が折れた私。
激アツの油に、跳ね飛んだ油でベタベタになったキッチンの床。
あまりに心がポッキリといった為か、段々作業が適当になっていく。
そして、ついにはレポート記事でやってはいけないタブーを犯した。

THE ザツ。

そんなわけでこの画像を見ても絶対に、何を目指して作ったのか誰もわからないものが出来上がりました。
そんなわけで餃子の皮はおすすめしません。


(※最後に家族で美味しく全部いただきました。押し付けという名のもとに)

気を取り直して。さぁ、ベーコンポテトパイ風スナックの完成です

カットしてみました。
トロリとクリーミーなベーコンポテトが流れ出てきます。
香りもベーコンポテトパイっぽい!!!
大人用には黒胡椒をふると良いかも。

「本家本物と完全に一致!!」とまではいきませんが、本家本物のベーコンポテトパイが販売お休み中の時の気休めには、なると思います。

可愛くラッピングすればパーティー料理にだって変身しちゃう☆

ペーバーで巻いてリボンでとめれば、ワンハンドでいただけるキュートなスナックに変身♬
子どものバースデー会やお友達同士の集まりにいかがですか?

そして意気揚々とこの日の食卓に『再現ベーコンポテトパイ』を出したわけですが。

娘「わあ、おいしそうな春巻き!」

と言いきられ、二重に心が折れた私なのでございます。
皮、二重巻きなだけに。
お後がよろしいようで。

Illustration by 青木正広
Photo by ayataso

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筆者profile
名前:ayataso(あやタソ)
東京在住・LIMIA公式ライター。小4の娘の方がしっかりしている1978年7月29日生まれで、まだ伸びると思っている身長147センチ(自称151センチ)。映像制作からスタートした職歴でしたがいつの間にかライター業に落ち着いたのは、書く事が楽しいから。ドライブと街散策でいろいろなものを見て回ったり、新しモノ好きなので新商品チェックは欠かさない。お気に入りの情報やニュースを発信する事が好きなのでInstagram、Facebook、Blogは大切なライフパートナー。毎日、じゃ◯りこと言う某お菓子を食べないと機能停止する持病を抱えている。

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