家を建てる。 家と共に歳を取るということ

最初の御要望で
印象的であったのが
「外壁を黄色にしたい」
というものでした

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玄の家という作品の
ネーミングは

お客さんがデザイナーで
プロであったということと

外壁が黒い家になったということを
掛け合わせて生まれたものでした。


最初の御要望で
印象的であったのが

「外壁を黄色にしたい」
というものでした。


なるほど。

白や土色のような
アースカラーの印象とは違う
尖がったイメージを
家のデザインに
持ってられるのだなと思いました。


そして
このようなお話をしました。

黄色の鮮やかさが
経年変化による退色で
落ちていきやすいと思われ
満足できなくなるのではないか?

何より
今はまだ若く
黄色いデザインに
元気をもらえたとしても

たとえば10年歳を経た時
20年経た時

黄色という色を許容するだろうか?

というよなことでした。





家とは長く住まうところ。
年月を経て
家といっしょに
自分も歳を取っていきます。

モノの見方
考え方も変わってきます。

元気な時もあれば
しんどい時もある。

だから
家という空間は
その変化に対応できるような
許容度を持っていたいと思うのです。


少し出来上がった家の方が
先輩であるようなイメージでしょうか。




ただ家を作るときには
勢いも必要で
そんなエネルギーも
感じるような出来上がりでないと

作った時の満足感も
小さくなってしまいます。


そこで提案したのが
黒い外壁の家でした。

インパクトがありながら
同時に落ち着いた印象もある。

すべてを黒くせず
白い壁や
屋根をモスグリーンにするなど

黒い外壁とのコントラストが
心地よい組み合わせを探りました。



設備としては
この頃の作品で
よく採用していた
OMソーラーを採用しています。

2002年の作品です。

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