スーパーフードだからといって食べ過ぎは厳禁？『デーツ』は一日どれくらいまで食べてもOK？

デーツは食べ過ぎに注意？嬉しい栄養を上手に摂取する方法とは

今回紹介するのは、デーツを食べ過ぎたといわずに済む方法だ。品種により異なるが、褐色で楕円形のプルーンに似ているデーツ。日本ではドライフルーツとして売られているものが多く、ウスターソースやトンカツソースの原料としても使用されている。食物繊維が豊富なので、たくさん食べようとする人もいるが、食べ過ぎると太ってしまうようだ。

1. デーツの食べ過ぎで肥満になる？

黒糖のように濃厚でクセのない甘みが特徴のデーツ。健康によい食品として注目を集めているが、健康維持にも効果が期待できるようだ。含まれる栄養素はミネラルや食物繊維が豊富で、美容にもよいといわれている。厚生労働省の日本食品標準成分表によると、デーツ100gあたりのカロリーは266kcalで、含まれる糖質は64.3gだ。
1粒（20g）あたりのカロリーは53.2kcalなので、10粒程度食べると532kcal、含まれる糖質は643gになる。油や砂糖が多く身体によくない甘いスイーツやジャンクフードを食べる代わりに、デーツを食べて減量したいという人もいるだろう。しかし食べ過ぎると高カロリー・高糖質で太りやすくなってしまうので注意すること。
ただしデーツに含まれる脂質は、100gあたりで0.2gとかなり少なめだ。またシミのもとになるメラニン色素を減らす働きがあるβ-カロテンをはじめ、コラーゲンの合成に必要な鉄、たんぱく質の代謝を促し髪の成長を助ける亜鉛のような栄養素を含んでいるのもデーツの特徴だ（※）。

2. デーツの食べ過ぎにならない適切な摂取量は？

品種にもよるが、直径は2～3cmで長さは3～7cmの楕円球型のデーツ。実が熟すまでは、少なくとも半年が必要だという。デーツを食べるときは後述する1日の摂取量を意識し、食べ過ぎたと後悔しないようにすることが大切だ。先述したようにデーツのカロリーは1粒あたりで53.2kcal、糖質は12.86gである。
世界保健機関（WHO）が発表したガイドラインでは、成人の標準的な糖質の摂取目安量は1日あたりで25gだ。デーツのみならず、ほかの食事からも糖質を摂取するだろうから、食べるなら1日で1粒程度に抑えるべきだろう。濃厚な味わいでなので、1粒でも十分に満足できるはずだ。
ではカロリーの側面からみると何粒くらい食べて大丈夫なのだろうか。そもそも人間がなぜ太ってしまうのかを皆さんはご存知だろうか。一般的には実際に日常生活で使う消費カロリーより、食べ物などから摂取する摂取カロリーが多いからだ。
1日に必要な摂取カロリーは人の年齢や体型が関係する基礎代謝基準値をはじめ、日常生活での活動量により異なる。身長175cmでの35歳の男性を例に挙げてみよう。身長175cmでの35歳の男性の標準体重は67.3kgで、身体活動レベルが普通であれば1日あたりに必要なカロリーは2,554kcalである。デーツを10粒食べると532kcalとかなり高カロリーなので、多くても1日3～5粒くらいを目安にするように。

3. デーツの食べ過ぎを防ぐ食べ方

最後にデーツを食べ過ぎたと後悔せずに済む食べ方を紹介しよう。デーツには美容効果が期待できる栄養素が豊富に含まれており、食べることを習慣化したいものだが、一度にたくさん食べ過ぎることはおすすめしない。先述したように糖質が多く含まれているが、少量の摂取であれば身体のエネルギーとして消費される。
しかも、ストレス緩和のような嬉しい効果も期待できる。ただし、必要以上に食べると体内のたんぱく質と結びつき、糖化という現象を起こしてしまい、肌トラブルにつながる可能性がある。ではどのように食べると食べ過ぎたと思わず、満足できるのだろうか。
食べ過ぎたと思わずに済む食べ方のひとつが、お茶やコーヒーと合わせて満腹感を得る方法だ。またナッツやクルミ、チーズと合わせて食べると、デーツの強い甘みがやわらぎ食べやすくなる。さらにヨーグルトに刻んで入れても、噛む回数が増えて食べ過ぎを防ぐことができるだろう。

結論

デーツを食べ過ぎたと思わずに済む食べ方を紹介した。おやつのみならず、煮物やカレーのような幅広い料理に活用できるデーツ。デーツのみを食べて味を確認したら、いろいろな料理と組み合わせて味わってみてはいかがだろうか。くれぐれも食べ過ぎには注意しよう。

（参考文献）
※　株式会社 有馬芳香堂
該当ページ名：デーツには6つの美容効果が！さらに効果を高める方法は？

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投稿者：

オリーブオイルをひとまわし編集部