H-ORANGE


 都心部であるにも関わらず隣地が畑、その隣は森を持つ学生寮という恵まれた敷地に建つ住宅です。

 森への景観を生かすために、居間は二階に配置されています。二階は床面積のうち1/3を屋外テラスにさき、残りの2/3の居間を三方から囲むことで森への視野を広げるとともに森につながる屋外の空気で屋内空間を包み込んでいます。

 屋外テラスを囲む手すりは、外部に対する目隠しの役割も兼ねています。ただ、この目隠しを単なる腰壁にしてしまっては、テラスを影のある暗いものとしてしまいかねません。そこで腰壁を外側に向かって傾斜させ、面に光を当てるとともに閉じ込められた感じを弱め、屋外テラスが広く感じられるようにしました。

 畑上空の大空間はこの家に素晴らしい開放感を与えていますが、畑そのものは壊れかけたコンクリート塀で囲まれており、美しい風景とは言い難いものがあります。これらを隠して森と空の景色を純粋にするため、目隠しは室内から見てコンクリート塀がギリギリ隠れる高さに設定してあります。

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