程よい距離感を保つすまい

この住宅は、新しく分譲された住宅地の一角にある。この敷地は最小面積で区画され、分譲された。住宅地として考えると、狭小である。そこに、自動車3台分のスペースとおよそ40坪の仕事場兼住宅が要望であった。
住宅地の北側に位置する敷地のため、隣に建つ住宅は敷地境界ぎりぎりに建てられるのは予想できた。
まず、この狭い敷地に住環境を保ちつつ、駐車場3台分をどのように配置するかを考えた。住環境を保つため、隣地境界からの離れを確保するスペースと、駐車場3台分のスペースを敷地の四つ角に配置し、残ったスペースに住宅を計画した。そのため、住宅は十字型のプランとなった。
この十字型のプランは、パブリックなスペースとプライベートなスペースを程よい距離感を保ち、分離するのには都合が良かった。十字の中央部分にパブリックなリビング、ダイニングなどを配置し、十字の端の方に個室などのプライベートスペースとした。
これにより、外部空間、内部空間ともに、程よい距離感を保ちつつ、生活が出来る住宅となった。

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Wataru FUJITA
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藤田渉建築設計事務所は一級建築士事務所です。宮城県仙台市を拠点として、住宅・各種施設等の新築や増築、リフォーム等の設計・監理をおこなっています。

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