「騙し絵(エッシャー)」の階段

オーディオルームやガレージハウスなどを住宅に組み入れて計画する事例が増えている。日常に質(QOL)を求めることは、時代の流れと共に人々の生活の向上、スタイルが多様化していることの表れである。この住宅は、そんな要望の中でも特殊な事例『剣道場を内包する住宅』である。竹刀のぶつかり合う音、大きなかけ声で溢れるアクティブな領域を、他の領域との一体感を持たせつつ、動線や音、振動が干渉しない空間づくりがテーマとなった。客人を迎える領域、家族の集う領域、寝室・個室の領域それぞれを半層ずらすことにより、閉じずに空間を分ける。階段がそれぞれの領域を枝葉のように上へ下へ有機的に繋ぐ様は、オランダの画家M・Cエッシャーの作品に見る「無限の上昇と下降」を彷彿とさせる。

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