密集した住宅地のなかの別世界 早稲田の家

都内に建つ戸建て住宅です。
四方をすべて隣地に囲まれた旗竿型敷地のため、プライバシーを守りながらも、明るい家とすることが求められました。
そこで、道路から続く竿部分には玄関や階段といった人の動く場所をコンパクトに配置し、奥の広がった旗部分にはリビングや寝室などのプライベートな空間をゆったりと配置することにしました。
道路へと続く竿部分を積極的に活用することで、その先に広がる街までが家の延長として感じられます。道路では子どもたちが遊び回り、そこには昔の下町のような風景が広がります。
道路から奥まった場所にあるリビングは、家族の親密な雰囲気をつくりだしています。通常よりもうんと高い天井は、屋外にいるように開放的で、そこが窮屈な住宅地であることを忘れさせてくれます。リビングからは、上階へと続く階段が壁越しに垣間見えて、リビングにいながらも子どもの帰宅を知らせてくれます。
限られた敷地の中でもさまざまに工夫を凝らし、家の中に特徴的な場所をたくさんつくることで、ここにしかない場所となるように心がけました。

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miyuki ishiguro
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hiroshi ueda
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建築家。平野崇建築設計事務所代表。1977年生まれ。明治大学大学院修士課程修了。長谷川逸子・建築計画工房、槇総合計画事務所を経て、2010年平野崇建築設計事務所…

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