kinari-house

敷地は段々畑の水田跡地の山に植樹された唐松が大きく成長している場所です。ライフライン確保を最小限の費用におさえるため前面道路に最も近い段々畑の最下段に建築を配置する方針としました。最下段と言っても道路からは5m近い高低差があります。農作業用通路として既にある草や木に覆われた道を緩やかに当麻町の砕石を利用しアプローチを造成しました。道路と同レベルの敷地内の木製ガレージに自動車を駐車し土地の象徴である常緑の木を左手に見ながら住宅にアプローチします。土地は街灯が道路に一つしかなく夜は真っ暗なので、アプローチには夜暗くなると自動に点灯するアプローチ灯を設けました。大自然の存在感に負けない広さの玄関ホールを設け、おおらかにクライアント様や訪問する方々をむかえます。玄関ホールからは室内の様子は直接的に伺う事は出来ません。天井の高い玄関ホールを抜け、玄関ホールから続く天井が高く長い廊下を抜けると、この住宅の象徴であるマントルピース付きのインサート型暖炉が毎日むかえてくれます。暖炉(以下ラウンジ)を中心に全ての機能が結びつく空間構成。ラウンジと屋外の唐松林の中間的な位置にカバードポーチという屋外と屋内の中間的な場所を設け、暖かい季節は窓を開放し室内と屋外の関係を曖昧にし過ごします。アメリカのカバードポーチは屋根付きのウッドデッキで屋外に近い場所です。kinari-houseは北海道仕様のカバードポーチとし四季によって使い方をコントロールできるスペースとしました。ラウンジ(室内)→カバードポーチ(中間領域)→ドックランスペース(屋外)。愛犬マーリーの活動範囲も広くなり快適そうです。ご家族のそれぞれのライフサイクルに配慮した平面計画及び断面計画を意識し計画をしました。

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