NR.house

敷地は間口約4.5m、奥行き約17mで、前面道路5.3mに面した細長い土地である。
周囲は住宅に囲まれているが、南側道路に抜けがあり、また、1種低層地域であるため、2階より上のレベルでは北側隣地への視線の抜けも感じることができる。

南北に細長い敷地の特徴を最大限に生かすことと、プライバシーの確保を両立させる方法として、ロフト中間層を1階と2階の間に設け、その中心部を凹ますことで、周囲からの視線遮りながらも、南北に抜けを持つ建物を目指した。

諸室は、1階に寝室・水廻り・WR、2階にLDKを配置し、更に1階と2階の間に、各部屋からアクセス出来るロフトを設けている。それぞれのロフトの天井高は、北側、南側に行くに従って段々と高くすることにより、2階のLDKはスキップフロアとなる。スッキプフロアはリビングを中心に、南側へキッチン・ダイニング・テラス、北側へテラス・植栽スペースへと、段々に上がりながら外部へと空間が連続していく。また、2階は木造の門型フレーム構造とすることで、南北に対して壁のない建物を実現し、柱、梁を現しとすることで、南北の細長い空間にリズムを与えている。

細長い住宅地域において、ロフト中間層によるすり鉢状のスキップフロアによって、南北上方へ抜けのある住宅を実現している。

本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています

  • 725
  • 1
  • 0
  • いいね
  • クリップ
atelierA5建築設計事務所 a-a5.com
atelierA5建築設計事務所 a-a5.com
atelierA5建築設計事務所 a-a5.com
atelierA5建築設計事務所 a-a5.com
atelierA5建築設計事務所 a-a5.com
atelierA5建築設計事務所 a-a5.com
atelierA5建築設計事務所 a-a5.com
atelierA5建築設計事務所 a-a5.com
  • 725
  • 1
  • いいね
  • クリップ
コンテンツを違反報告する

あなたにおすすめ

関連キーワード

関連アイデア

カテゴリ

このアイデアを投稿したユーザー

atelierA5は、清水裕子、清水貞博、松崎正寿の3人で共同設計を行っています。性別も考え方も異なる人間が意見を交わしながら、普遍的な価値、新しい価値を求めて…

atelierA5建築設計事務所さんの他のアイデア

住宅設備・リフォームのデイリーランキング

おすすめのアイデア