食べ物の素材を選ぶように、家の素材を選ぶ

まるで食べ物の素材を選ぶように、使う素材を吟味して建てられた住まいです。新しいのにどこか落ち着く感じがするのは、昔から古いものを大切にしてきた土地柄と、そこで育ってきたご家族の思いが伝わってくるからでしょうか。

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家族と共に育ち、味わいを増す家

元々それほどインテリアに関心がなく、特に理想の家のイメージも無かったという奥さま。家の建て替えが決まってから本を買って猛勉強されたそうです。
「土地柄古いものが当たり前に周りにある暮らしだったので、自然とピカピカした真新しいものよりも、時を経る毎に味わいが増すものを好むようになりました。」
『Come home!』というインテリア情報誌と出会ったことで、求めていたのは自然素材の家だ!と気づき、自然素材で建ててくれる工務店を探すところから始められました。
壁と天井は全て珪藻土の塗り壁に。塗り壁を採用しても、天井はクロス貼りというお家が多い中「全て本物の素材を使いたいという思いが譲れず、天井まで塗り壁にしてもらいました」
汚れたら消しゴム、取れなかったら漂白剤を使い、最終的には上から塗り直すことも。部屋に匂いがこもらないし、空気がすがすがしい。
床にはパインの無垢材を選んだ。足触りが良く、冬に裸足でも暖かい。色合いはクリア塗装と悩んだものの、やっぱり日本の古い家のような色合いが落ち着くから…とこの色に。
新しいキッチンは、家の中で一番好きな場所になった。料理をする時間以外も、このスツールに腰かけて時間を過ごすのがいつものスタイルに。
キッチンから見えるこの風景が、家の中で一番好きな眺め。それまで住んでいた家が畳の家だったので、畳リビングは絶対譲れなかったとか。最初に工務店さんから提案されたよりもかなり広く取ってもらったこのスペースで、みんな思い思いにくつろいでいる。
お気に入りのダイニングの照明は、滋賀の作家さんの作品。銅の質感を活かしたデザインや、経年変化で段々と深い色合いになっていくところにひかれ、ダイニングだけでなく洗面の照明やカーテンレールなどにもたくさん使っている。
以前住んでいたお家のキッチンが、陽の光が入らず薄暗いことが悩みだったため、キッチンはとにかく明るいことが第一条件に。明るさと清潔感にひかれて、キッチンの色は白一択だった。無垢の木の扉なので、塗装が多少剥がれても味わいが増すから…と、変化を楽しみにしている。
キッチンの引出しの中には、保存容器が美しく整列している。
「色んな方の収納を参考にして、自分に合う収納方法を探しました。たっぷり入るので、必要なものを必要な場所に…を意識しています。」
キッチンが新しくなってから、家族がそれぞれキッチンに入ることが増えたそう。お父さんは中華などのガッツリ系を、娘さんはお菓子作りを、そして大学生の息子さんも週に1回のペースで夕食を担当してくれる。
家の素材にこだわったことで、食べ物の素材も以前より気になるように。カレーもルーから手作りするようになった。カレーに合わせたジンジャーエールも手作り!キッチンに長居することが苦にならなくなったことで、時間のかかる凝った料理をすることも増えたそう。
カップボードの上の棚には、いつも使う食器を並べている。毎日の食事に使う器は、ここに置いてるものでほぼ全てまかなえる。「我が家には大きな食器棚は要りませんでした」
この家が大好きで、とにかくきれいにしておきたくて、掃除が趣味のようになったという奥さま。キッチンの扉は、かたく絞った布巾でサッと拭くだけ。
扉が無くダイニングから見渡せる洗面には、タイルを使った無垢の木の洗面台を設置。
洗面台の周りに貼ったランタン形の白いモザイクタイルは、タイル洗面に合わせて選んだもの。
ミラー裏の収納は見た目よりたくさん入るので、洗面周りで必要なこまごましたものを全てここに収納している。
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木を育てている会社がつくる、木のキッチンです。一つひとつの”こと”を丁寧に、そのときそのときを「愉しもう」とする毎日が積み重なって、家族の絆やコミュニケーション…

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