オーダーキッチンで私らしい暮らしを・・・(1)レイアウトのはなし
弊社は家具職人がつくるオーダーキッチンということで、完全オーダーで、お客様ととことんお話をしながら、お客様と一緒にプランし、ミリ単位でお客様のニーズにお応えしていくタイプのキッチンを作っております。
普段現場で客様にお話している、快適で使いやすいキッチンを作るためのコツやノウハウを少しずつ更新していきたいと思っています。
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最近の全体的な流れとして、
調理をし、食事をとり、家族がくつろぐことを暮らしの中心ととらえて家づくりをすることが多くなってきました。
つまり、昔に比べてキッチンがオープンになってきて、
キッチンは、食事を作るだけの場所ではなく、生活空間の大きなポイントをしめ、
ダイニングやリビングとのつながり、主婦だけの場所ではなくご家族みなさんが使われる場所、
そして、家具や内装とのコーディネートなども重要になってきます。
実際に、皆さん自身の暮らし方においては、キッチンとはどういう場であり、
どういう機能を必要としているのか、少しさぐっていってみましょう。
キッチンのカタチ レイアウト
最近の主婦を対象としたキッチンのレイアウトに求めるポイントの調査では、
8割の方が家族とコミュニケーションを大事にしながらのお料理、
またはテレビを見ながらのお料理など、
[ながら]料理のしやすいカタチを希望されているそうですが、
皆さんはいかがですか?
キッチンのレイアウトを決めるときによくめやすとされる
「ワークトライアングル」というのをご存知でしょうか。
これは調理作業上の動線をチェックする方法です。
「シンク」「コンロ」「冷蔵庫」を三角形を結んでみて、
この三角形をワークトライアングルと呼びます。
この三角形の各辺の長さがあまりに長すぎるとむだな動きが多くなるので、疲れる原因になります。
また、短すぎると調理や配膳スペースが不足して作業効率が悪くなります。
そこで、一番いいのは、三辺の和が360cm以上600cm以下で、
なるべくきれいな三角形の形をしているほうが使いやすいと言われています。
でも、ここで一つ注意していただきたいのが、これは、調理をするだけの作業導線の話です。
でも、実際の生活では食卓と食器棚の位置も大変重要です。
◆それぞれ書き入れてみましょう。
実際には、調理をした後にお料理をダイニングテーブルに運ぶ動き、
さらに食後に食器を下げる動き、
そして洗った食器を食器棚におさめる動きも必ず発生してきます。
みなさん、毎日のことですので、将来を見据えて、
少しでも疲れない効率の良いレイアウトを検討していただきたいと思います。
◆動線を書き入れてみますね。
最近の新築で一番多い、対面キッチン。
意外と動線が長いことに気付かれたでしょうか。
また、最近住宅展示場などでよく見かけるようになった横並び配列。
これは食器棚も食卓も近くに配置できて動線はとてもつかいやすそうですね。
ただ、とても横長なスペースの確保が必要となってくるので、新築なら取り入れやすいですが
リフォームとなるとなかなか難しい配列かもしれません。
まずは、自分の必要としている条件や希望を明確にしていけたら
おのずと自分にぴったりのレイアウトにたどり着けると思います。
おすすめ! Ⅱ型アイランド
使いやすい!動線が短い!そしてせっかくのオーダーキッチンのデザイン的メリットをいかせる!
そんなミヤカグいちおしの形はⅡ型アイランドです。
上記の図の右端のプランですが、ご覧のとおり動線は短く機能的。
そして、背面の食器棚とキッチンを同素材でコーディネートすると
デザイン的にとってもすっきりしておしゃれにまとまります。
また、Ⅰ型対面キッチンだと部屋のセンターに来てしまうレンジフードが
壁際に設置できるというメリットがあります。
なぜ、壁側に設置するといいのか・・・
それは、壁があったほうが吸い込み効率が断然いい。
お部屋にお料理の煙やにおいが充満するのを防げます。
また、レンジフードが真ん中にないので、とっても開放感のある
アイランドの良さをいかしたキッチンになるのです。
実際、我が家もこのレイアウトですが、
デメリットとしてあえてあげるなら、まな板作業スペースから
くるっと回ってコンロに切った具材を移動させなければならいことですが
これは、薄型の下敷きのようなまな板をうまく使うことでまったく問題ありません。
いいことずくめのⅡ型アイランド
ぜひ、積極的に住まいにとりいれていってほしいと思います。
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