不思議な建築用語 はめ殺し

犬走り はめ殺し 鼻隠し
建築用語って不思議な言葉がいっぱいです。
私が「え?」と思ったものを挙げてみます。

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はめ殺し

不思議な建築用語パート2ということで。
なんとも物騒な単語で有名な「はめ殺し」の登場です。(笑)
なにも「殺し」を使わなくても良かったんじゃないでしょうか?

「はめ殺し」は、建築用語として使う場合は、窓のことですが。>はめ殺し窓
簡単に言えば開閉ができない窓のことです。(難しく言うこともできませんけど。)
写真のような壁にしっかりはめ込まれた窓のことを言います。
なんで殺すを使ったのか?はしっくりくる答えは見つかりませんが、「動きを止める」という意味みたいです。

All Aboutの記事が一番わかりやすいので、ご紹介しておきます。
https://allabout.co.jp/gm/gc/463521/

はめ殺し窓にはメリット、デメリットの両方があります。
つける場所(位置)や大きさによっても、それぞれメリット、デメリットがあるので、いろいろ調べてみたらいいと思います。
そこで私の家のはめ殺し窓についてですが。
先に言いますが、前回犬走りのお話の時に書いた新築した家には今はもう住んでおりません。
という無駄にも思える注釈をつけてからお話しないと、「この人戸建に住んでるの?賃貸なの?テキトーじゃない?」となってしまうといけませんので。
現在はテラスハウス型(2階建てで内階段があるタイプのアパート)の家に住んでおります。
その階段部分にはめ殺し窓がついております。
が、しかし。
通常あり得ない位置についていて、階段に踏み台や脚立を置くこともできず、手が届かないので掃除することができません。
なんでこんな位置に窓つけたんだろ!と思いますが、新築時は掃除しなくちゃいけないくらい汚れてたわけじゃないでしょうからね。
で、はめ殺し窓の一番のメリットと言われる採光と、景色についても。
この窓から外が見えるのは、2階から1階に降りてくる時だけですので、朝起きて1階のリビングに向かうために階段を下りる、最高に寝ぼけている数秒と、夜中に1階のトイレに起きた時位ですので、やっぱりなんでここにつけたんだろ?になります。
採光についてもしかり。
建物の向きの関係で、陽が入る時間は影になってしまう位置なのですね。
はめ殺し窓のデメリットについての実例としてお話してみました。

オチみたいになってしまうのですが。
2年くらい前に、建物の塗り替えをしたのですが、塗装業者(アース技研ではないですよ)が窓を養生するためのビニールとガムテが剥がし忘れまして。
景色も見えなくなってしまったし、なんとも汚らしいまま。
ピクチャーウィンドウとも呼ばれる窓とはとても思えない状態になっていて、見るたび不機嫌になってしまいます。
中からも触れない位置にあるので、(そもそもはめ殺し窓なので、手が届いても開かないんだけど)外からは脚立やはしごに乗り、尚且つ屋根を少し歩かないと届かない位置にあるのです。

こういうことはそうそうあることじゃないにしても、はめ殺し窓のデメリットの実例として参考にして下さい。(苦笑)

☆追加☆
わが家のありえない位置のはめ殺し窓の写真を追加します。(^^;)

外から養生されてるので、どーにもなりません。
本当なら景色はともかく外は見える窓です。

写真下の方に見えてるのが玄関ドアです。
こんな高さなので、クイックルワイパーすら届きません。(笑)

最近ハマってるドラマのひとつが『砂の塔』なのですが。
この主題歌はTHE YELLOW MONKEYの『砂の塔』です。
その歌詞の中に、
 南向きの大きな窓のガラスははめ殺されている
ってあります。
この部分聴くと、ちょっとクスっとしてしまいます。

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