家を建てる。 家族が主権を取り戻すためのリノベーション

家族のエリアは
北側の日当りの悪い場所
8帖がダイニングキッチン

隣接して個室と水回りが
並んでいました。

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継承の平屋 は
平屋住宅のリノベーションでした。

大阪万博の敷地に
隣接した住宅街で

大阪万博開催よりも
少し早く建てられたようですので

1960年代の後半の竣工になります。

当時の住宅は
家族がメインではなく
仏事、訪問者がメインの間取りで


玄関を入り、南側すぐに
ソファが置かれた応接間

さらに南側を
仏間と和室が占拠していました。


家族は
北側の日当りの悪い場所
8帖がダイニングキッチン

隣接して個室と水回りが
並んでいました。


日本では古くから
仏間をメインに据える
風習がありましたが

経済成長期には
それに加え

応接間が登場しました。



応接間には
判で押したように

暑苦しい応接セットが
置かれました。

この時期に建てられた住宅は
このパターンが多いですね。



当然、リノベーションのテーマは
間取りにおいて

家族が主権を取り戻す

ということになります。


まずは
家族のためのパブリックスペース
LDKを南に据えました。

そして普段は
リビングの一部として使い
客間仏間にもなる畳の間

さらに主寝室を
同じく南側に
隣接させて配置しました。

これで広い庭も
家族が日常的に
楽しむことができます。

この建物には駐車場がなかったので
もともと勝手口があったエリアを
駐車場にし
新しく玄関も作り直しました。

古い門構えの玄関は
副玄関として残すことで

内部は大きく変化しましたが

外観の印象は変えない
リノベーション作品になりました。

この作品は
第24回住まいのリフォームコンクール理事長賞
リモデルスタイル作品コンテスト2007最優秀賞
などの賞を頂きました。

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