家を建てる。 エッジを建てる

あえて
敷地の鋭角に近づいて行ったことで
作品の個性は生まれました。

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計画を始める時

新興住宅街なら
土地の形も四角形で

あまりに
個性がないものだから

素直に取り組んでいたら
面白くなくて
行き詰ってしまうことがあります。


本来
切り売られた土地でなければ
敷地はいろんな形をした
多角形であることの方が
自然であるとも言えます。

Vector(ベクトル)という
作品の敷地は

もともと
広い畑であった場所が
駐車場になり

その半分ほどが
5分筆され売りに出された
土地でした。

その内の4筆は
ほぼ4角形でしたが

このVectorの敷地は
交わる道路のポイントが
鋭角な角地でした。




通常
鋭角な部分には近寄らず
建物を配置していくほうが
計画は無難に納まるのですが

あえて
この鋭角に近づいて行ったことで
作品の個性は生まれました。

メインの道路側から見ると
白い1枚の壁が
貫かれている構成が
印象的で

建物はとても大きく感じます。


ところが
2つの道路が交わる位置に立つと

建物のヴォリュームが無くなり

敷地の個性であった
鋭角つまりエッジが
建物のフォルムとして
姿を現します。

このエッジを強調するために
屋根や壁など
各所の納まりを工夫しています

一見
使えないヘタ地にも見える
鋭角のスペースを

逆に有効利用し
個性に変えた
作品となりました。

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