東急田園都市線青葉台「東急ドエル 桜台ビレジ」人気の秘密
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東急田園都市線「青葉台駅」。
1966年4月に開業。開通前の仮称駅名は「成合(なりあい)」だったそうです。
駅から離れた場所に成合という地名が2箇所あり
東急電鉄の常務会で「青葉台」という駅名に決定されたそうですが
「開発後も緑の豊富な街づくりを」という想いを込めて、地名によらず命名されたそうです。
そんな青葉台駅が開業してから3年後の1969年4月「東急ドエル 桜台ビレジ」は竣工しました。
東急ドエル 桜台ビレジの設計は世田谷美術館等を設計した建築家 内井昭蔵氏。
東急電鉄の主導によって作られ、デザイナーズマンションの先駆け的な存在です。
後に完成する東急ドエル 桜台コートビレジと合わせて今でも人気のヴィンテージマンションです。
因みに、桜台ビレジは1972年神奈川県建築コンクール優秀賞、桜台コートビレジは1971年日本建築
学会賞を受賞しております。
何でそこまで人気があるの!?
その理由はいくつもあると思いますが、一番は敷地計画の素晴らしさではないでしょうか。
具体的に言うと、まずは植栽計画。マンション入り口から各住戸までの長い外廊下のアプローチ
からは四季折々の香りを五感で感じることができます。
そして、一見不便に見える共有スペースが逆に住人同士のコミュニケーションを図れる場と自然に
なり、新しい集合住宅では味わえないコモンスペースが作り上げられてます。内井昭蔵氏は、建築と
自然を融合させ人と建築が馴染み合う空間を作るのが得意な建築家でしたが、見事にそれを表現
した建築となってますね。
新築のデザイナーズマンションでは満足出来ない方、桜台ビレジ最高ですよ!!!
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