廃材から作るアートな家具。ーピートヘインイーク @CIBONEー

ライフエディトリアルストア「CIBONE」には世界中の有名デザイナーによる家具など、暮らしにまつわる作品がところ狭しと並んでいる。今回は店内で紹介している「デザイナー」にスポットを当て、その作品がどんなコンセプトで製作されたものなのかを学んでいこう。

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スクラップウッドの巨匠・PIET HEIN EEK<ピート・ヘイン・イーク>

写真提供:CIBONE Aoyama

PIET HEIN EEK<ピート・ヘイン・イーク>
1967年オランダ生まれ。Academy for Industrial Designを卒業後にアトリエを設立。そしてデザインから製作、流通までを一貫して行なうEek en Ruijgrok vofを設立しプロダクトやオーダーメイド品の製作までをも行っている。2004年にはCIBONE Aoyamaでの海外初の展示をきっかけにミラサローネ期間中、RossanaOrlandiにてScrapwoodシリーズを展示。現在は世界で活動している注目のデザイナーだ。
彼の作品の一番の特徴は、効率よく最新のテクノロジーで完璧な仕上がりを求める現代の手法とは対照的に、スクラップウッドや工業廃棄物などを使用して1点モノを手間隙かけて製作することだ。


もちろん廃材を使うことで、安く済むわけではない。一枚一枚を丁寧にメンテナンスが必要になり、時間的な効率も土返しでの製作となる。そもそも厚みを揃えるということもできないのだが、この「スクラップウッドパイリングテーブル」に至っては、厚みの違うスクラップ材木を重ねあわせて寸分の狂いも出ない均等な高さで設計されている。

もちろんスクラップウッドを使用しているため、カラーも完全に1点ものとなる。形は同じでも、その時の仕入れによってイメージが異なるのだ。

何層にも分けてクリアーコーティングされた表面加工。材木の質感をそのまま現代に活かす工程だ。

こちらもスクラップウッドを使用したカップボード。クラシックな風合いの中に趣が感じられる、落ちついたカラーの作品。

スクラップウッドスツール。同じスツールでも、セレクトした木材によって全く違う商品であるかのような雰囲気を醸し出す。

PIET HEIN EEKのスクラップウッドをモチーフにしたWallPaper(壁紙)。かなりリアルな仕上がりなので、本物と見間違うレベル。

こちらもPIET HEIN EEK作品の「クライシステーブル」と「クライシスチェア」。クライシスシリーズは、とある富裕層より「もっと安値のものを作って欲しい」という声へのアンチテーゼより始まったコレクション。安価なラワン材を使用し、シンプルな製法でディテールにこだわって仕上げている。

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時代の最先端のモノで身の回りを固めるのもいいが、時代にある意味逆向したこのような味のあるファニチャーに囲まれて暮らすのもいかがでしょうか。素材や手法からコンセプトを決めて多くの時間と手間をかけて製作された彼の作品からは、モノを大事にして、モノと長く付き合っていくという熱い思いが感じられる。

CIBONE Aoyama
107-0062 東京都港区南青山2-27-25
オリックス南青山ビル 2F
OPEN 11:00-21:00
TEL 03-3475-8017
http://www.cibone.com

●取材協力
WELCOMEグループ
http://www.welcome.jp

Photo:木下誠
Text:小久保直宣(LIMIA編集部)

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