紙バンドで作るミニチュアハウスの基礎「材料やテクニック」について

とてもかわいいミニチュアの世界を、紙バンドで作りましょう!ここでは基本的な材料や用具、ペイントの塗り方から基礎のテクニックまで、必ず知っておきたい情報を分かりやすく解説しています!ちっちゃな家具や雑貨に癒されること間違いなしですよ♪

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とてもかわいいミニチュアの世界を、紙バンドで作りましょう!ここでは基本的な材料や用具、ペイントの塗り方から基礎のテクニックまで、必ず知っておきたい情報を分かりやすく解説しています!ちっちゃな家具や雑貨に癒されること間違いなしですよ♪

材料

* 蛙屋  紙バンド(10m巻)

「紙バンド」とは、細い“こよりひも”を12本並べて貼り合わせた、手芸用のクラフトテープです。縦に割くことができるので、テープの幅を自由に調整できます。カット本数・cmを確かめてカットしてください。

▲色によってひも幅に若干の差があります。【紙バンドの割き方】
紙バンドは、端をハサミで2~3cm切り込みを入れてから、PPバンド(荷造り用テープ)で容易に割くことができます。

用具

*カッティングボード、クリアホルダーと工作用方眼用紙

▲カッティングボード

▲クリアホルダーと工作用方眼用紙縦・横ひもを水平・直角に並べる、中央に印をつけるなどの作業にとても重宝します。ボンドやカッターを使うときに作業台を傷つけず、汚れ防止にもなります。また、作業途中での移動も楽なのでとても便利です。
クリアホルダーの中に工作用方眼用紙を挟んだものでも、カッティングボードの代用になります。

①工作用方眼用紙/A3サイズ
②0.3mmの半透明プラ板/B5サイズ(フロストタイプ)
③0.3mmの透明プラ板/A4サイズ
④黒画用紙/A4サイズ
⑤厚紙/A4サイズ(土台=2mm・ 土台、家具=1mm)

*ホビークラフト多用途ハサミ

*メジャー

*角尺

*ボンド

*ボンド(木工用多用途)

▲金属の接着に使用します

*PPバンド

*ピンセット

*カッター

*目打ち

*濡れタオル

*洗濯バサミ

*マスキングテープ

*穴あけパンチ

*コンパス

*先丸ペンチ

*霧吹き

ペイントの材料・用具と塗り方

*材料

※アクリル絵の具は3タイプを使用していますが、使い方は同じです。

①モデリングペースト(盛り上げ剤)

②~⑥アクリル絵の具(②メタリックゴールド・③アンティークホワイト・④アンティークゴールド・⑤メタリックシルバー・⑥ダークブラウン)

⑦~⑩アクリル絵の具(⑦カーマイン・⑧ライトグリーン・⑨ビリディアン・⑩白)

⑪・⑫アクリル絵の具(⑪白・⑫ローアンバー)

⑬~⑰グラスデコ(⑬ロイヤルグリーン・⑭ポピーレッド・⑮サニーイエロー・⑯コバルトブルー・⑰ソフトブラウン)

⑱ガラス絵の具(茶)

⑲粘土用焼き色染料

※掲載されている本で使用したペイントの用具

*用具

①パレット
②刷毛(大)
③刷毛(小)
④綿棒
⑤パレットナイフ

*ペイント( 塗り方)

<⑫絵の具を薄く塗る>01 パレットに⑫絵の具を少量出し、刷毛に水を含ませて伸ばす。

02 完成した作品に、角から内側に向けて塗り広げる。さらに、ウエットティッシュなどでなじませる。

03 プリントペーパーなどの紙には、紙の上から薄く塗る。

<⑨絵の具を薄く塗る>04 不透明絵の具を、1の要領で伸ばし、小さな刷毛で葉先の濃い方から、グラデーションをつける。

<⑦絵の具を少量塗る>05 不透明絵の具を水に溶かずに、小さな刷毛でちょんちょんと触れるように、部分的に塗る。

<⑪絵の具を少量塗る>06 5と同様に、綿棒でちょんちょんと触れるように、部分的に塗る。

<②絵の具を少量塗る>07 5と同様に、綿棒でちょんちょんと触れるように、部分的に塗る。

<⑲焼き色染料を重ね塗り>08 パンは、⑲の専用のブラシにつけたうす茶を全体に塗り、さらに、茶、こげ茶の順にバランスよく塗る。

<①モデリングペースト>09 モデリングペーストは、パレットナイフに適量とり、凹凸をつけて塗りつける。

基礎テクニック

ここでは、土台となる壁、窓、ウィンドウ、ドア窓、家具などの、厚紙や工作用方眼用紙に紙バンド、プラ板を貼る手順や基本的な貼り合わせ方を解説します。

*土台の作り方

※紙バンドのカット本数を、①壁、②壁、③壁として解説します。

01 厚紙(2mm)の、窓やドア位置に印をつけて、カッターでカットする。

02 窓にプラ板を貼る。1を壁の内側に返して、厚紙の窓周りにボンドをつけ、窓の中央に合わせて貼る。

※プラ板はのり代0.2cmで貼る。半透明プラ板を貼る場合は、ザラザラ面を窓枠に貼る。

03 厚紙にボンドを塗り、窓の際から縁に向かって、 紙バンド(①壁)をカットしながら(上下矢印)の向きで隙間なく貼り、12本どりのひもを貼って残った隙間部分には、紙バンドを割いて貼る。

04 外側の厚紙にボンドを塗り、紙バンド(②・③壁)を指定の(上下矢印)の向きで隙間なく貼り、隙間部分は紙バンドを割いて貼る。壁のベースのでき上がり。

*窓縁・窓枠の作り方

※紙バンドのカット本数を、④窓a縁、⑤窓枠、⑥窓枠として解説します。*窓縁
01 窓縁を貼る。窓の外側の枠に、厚紙の断面を隠すように、窓縁(④窓縁)をカットしながらボンドで貼る。

*額縁枠
02 外側と内側の窓に、額縁枠を貼る。窓枠(⑤・⑥窓枠)の角を45度で額縁状にカットし、突き合わせてボンドで貼る。

*直角枠
03 外側と内側の窓やウィンドウなどに、直角枠を貼る。窓枠(⑤窓枠)の角を直角に突き合わせて、カットしながらボンドで貼る。

*鉢植の作り方

*紙バンドのカット本数
①本体 にゅうはく/9本どり  6.5cm×1本  
②底  にゅうはく/10本どり 2.5cm×1本
③飾り しろ/1本どり 7cm×1本01 ①側面の折り曲げ位置に印をつけ、さらに、印位置にカッターで傷をつける。

02 傷をつけた方を山折りにして、長方形に折り、ひも端を重ねてボンドで貼る。

03 2の底縁にボンドをつけて、②底を乗せて貼りつける。

03 2の底縁にボンドをつけて、②底を乗せて貼りつける。

*木箱大の作り方

*紙バンドのカット本数(くり)
①底面 12本どり  5cm× 4本
②底面  6本どり  5cm× 2本
③縦   4本どり 3.5cm×12本
④横  6本どり  5cm× 6本
⑤横  6本どり 3.5cm× 6本

※紙バンドを同じ方向で2重に貼り合わせる、基本的な貼り方。01 ①底面1本に②底面1本を重ねて、ボンドで貼る。

02 1の①の残った6本どり幅にボンドを塗り、①を隙間なく貼りつける。

03 2を表側に返し、2の要領で①の残った6本どり幅にボンドを塗り、①を隙間なく貼りつける。

04 3を裏側に返し、3の要領で①を隙間なく貼りつける。

05 4を表側に返し、①の残った6本どり幅に、②を隙間なく貼りつける。

06 四方の角を写真のようにカットする。

07 ③縦を3本ずつ重ねて貼り合わせる。

08 6のカットした断面にボンドをつけ、クリアホルダーの上で、7の4組を貼りつける。

09 8の周りにボンドをつけ、④横を1本ずつ貼り、さらに、⑤横を1本ずつ貼る。

10 残りの④・⑤横を等間隔で③に貼りつける。基本的な木箱のでき上がり。

*紙バンドを突き合わせて貼る

1重に使う突き合わせて貼る、基本的な貼り方。01 紙バンドを突き合わせて並べ、マスキングテープで押さえる。

02 裏に返して、隙間にボンドを塗り込み、ボンドが乾いてからマスキングテープをはがす。

*円のパーツの作り方

3重に貼る、基本的な円の貼り方。01 「紙バンドを突き合わせて貼る」の要領で、2本をマスキングテープで押さえてボンドで貼って円を描く。
  ※円は、カットしてからマスキングテープを剥がす。

02 1のマスキングテープを剥がし、2重めの2本のひも方向を90度変えて貼る。

03 1枚めの円に合わせて余分をカットしてから、2の要領で3重めを貼り、余分をカットする。3重の円のでき上がり。

*かごの編み方

*紙バンドのカット本数
①軸ひも  4本どり 18cm×2本
②編みひも 1本どり 260cm×1本
01 ①ベースひも2本の中央を十字に重ねて、ボンドで貼る。

02 1を十字に重ねた根元まで、半分の2本どりに割く。

03 ②編みひもを半分に折って上側の軸ひもに掛ける。さらにAを右隣の2本に掛ける。

04 軸を反時計に回し、手前側にあるBを右隣の軸2本に掛ける。これを右ねじり編みという。

05 4の要領で1周したら、次は、割いた軸を分けて、右ねじり編みをする。

06 5の要領で、2周めからは割いたベースひもを分けて放射状に広げながら、1本ずつ右ねじり編みで平らに編む。

07 3周まで平らに編めたところ。編みひもを休めておく。

08 7を外側にして、軸ひもをまとめて立ち上げる。

09 休めた編みひもで、外側を手前に見ながら、右ねじり編みで、お椀状に6周まで編んだところ。

10 さらに13周まで編み、編み終わりのひもは、1段下の編み目に通して引き出す。編み目を詰めて整える。

11 向かい合うベースひも2本を持ち手用に残して、余ったベースひもを1cmにカットし、内側へ折り曲げる。

12 目打ちで編み目を広げ、ベースひもを内側の編み目1本を巻き込んで、編み目に差し込む。

13 余ったベースひもの始末ができたところ。

14 残したベースひもを3.5cmにカットし、ひも端にボンドをつけて、左隣の外側の編み目に0.7cm差し込む。

15 全体に霧を吹いて、形を整える。

16 余った編みひもを、編み目の際から0.2cm残してカットする。でき上がり。

*「互い違いに貼る」とは?

※紙バンドを3重に貼り合わせることを「互い違いに貼る」と表現しています。その場合の貼り方を解説します。


*紙バンドのカット本数
①天板 12本どり 9cm×4本
②天板 12本どり 9cm×6本01 ①天板1本に、②天板6本を平らに並べて、ボンドで貼る。①天板からはみ出した余分をカットする。

02 ②天板に重ねて、①天板の2本めを並べて貼る。さらに、①天板からはみ出した余分をカットする。

03 2を裏に返す。

04 ②天板に重ねて、残りの①天板2本を並べて貼る。3重のでき上がり。

*「縦・横に貼る」とは?

※紙バンドを2重に貼り合わせることを「縦・横に貼る」と表現しています。その場合の貼り方を解説します。


*紙バンドのカット本数
①天板 12本どり 9cm×2本
②天板 12本どり 9cm×6本「互い違いに貼る」1・2の要領で、①天板2本に②天板6本をボンドで貼る。2重のでき上がり。

*「同方向に貼る」とは?

※紙バンドを2重、または3重に貼り合わせることを「同方向に貼る」と表現しています。その場合の貼り方を解説します。


*紙バンドのカット本数  ( )は3重に貼る場合の本数
①天板 12本どり 9cm×2本(3本) 
②天板 6本どり  9cm×2本(3本)01 ①天板1本の端に②天板を揃えて重ね、貼り合わせる。次に、①1本を②に突き合わせて1本めの①に重ねて貼る。

02 1を裏に返して、②をボンドで貼る。2重のでき上がり。3重は、さらに裏に返して、1の要領で12本どり側に6本どりを重ねて貼り、最後に12本どりを貼る。
※貼り合わせ位置を交互にするのがポイント。

*そのほかのテクニック

★作者:村田さんからのワンポイントアドバイス
作品を美しく仕上げるために、「紙バンドをまっすぐ切る」・「紙バンドをきれいに貼り合わせる」などの、できそうで、できない作業のコツを紹介します。*直角にカットするには
方眼用紙(カッティングボード)の上で、長さを測り、紙バンドのひも幅の上下に印をつけましょう。
※濃い色の紙バンドには、白いボールペンや白色鉛筆を使います。ペン先は細いものを選びましょう。

*同じ長さにカットする
方眼用紙(カッティングボード)の上で、ひも幅の上下に同じ長さを連続で印をつけ、ハサミでカットしましょう。

*紙バンドの切り方
カットした切り口が直角になるようにカットしましょう。

*紙バンドの重ね貼り
紙バンドをボンドで貼り合わせるときは、こより1本ずつが重なるように貼り合わせます。1本めの溝に2本めが入らないように注意しましょう。

紙バンドの小物作品をもっと見たい方におすすめ!

「紙バンドで楽しくミニチュアハウス」では、今回紹介し以外にもたくさんの小物レシピをわかりやすく丁寧に紹介しております。

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