初心者が知っておきたい多肉植物の育て方。ハオルチアの種類をご紹介!

様々な種類がある多肉植物のなかでも、ほとんど15センチを超えて大きくなることのないハオルチアは、室内栽培にうってつけと近年人気を集めている植物です。また、ハオルチアは狭い空間でも楽しめるので、これまで空間の制約から観葉植物を飾ることを諦めていたという人にもおすすめできます。お部屋のアクセントとしてぜひハオルチアを取り入れてみてください!

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【目次】
・ハオルチアの基礎知識
・気になるハオルチアの環境と育て方は?
・日当たりはそこそこ、明るい日陰が最適
・ハオルチアの日常管理とは?
・ハオルチアの種類は?
・ハオルチアにつく害虫と駆除方法は?
・まとめ

ハオルチアの基礎知識

➢ 南アフリカ原産のハオルチアはツルボラン科(アロエ科)の多肉植物
ハオルチアは南アフリカ原産の多肉植物。学名であるHaworthiaの読み方によってハオルシア、ハウォルティア、ハウオルチアなどとも呼ばれています。ツルボラン科(アロエ科)のハオルチア属に属するとするのが一般的ですが、ユリ科で分類されているケースも見受けられます。


➢ 南アフリカを中心に約100種が知られる
ハオルチアとひと口に言っても、その姿形はさまざま。種を通しての特徴といえば、太い茎とぷっくり膨らんだ葉、地面に葉を広げてロゼット型に育つ点などに限られ、鋭利な葉先を持つものから、柔らかい葉が特徴のものまで、バラエティに富んでいるのです。

一説には南アフリカからナミビア南部にかけて約100種類ものハオルチアが発見されているとされています。近似性を持つ種類同士を統合したり、分類し直したりと、ハオルチアの種を整理する作業は、現在進行形で続けられています。

➢ 多肉植物専門家のエイドリアン・ハウォースに由来
ハオルチアの属名、学名はイギリスの博物学者であり、昆虫、甲殻類、植物などに詳しかったエイドリアン・ハウォース(Adrian H. Haworth)の名前にちなんで命名されました。エイドリアン・ハウォースはハオルチア以外にも、蛾の種など、30近くもの動植物にその名が冠されている人物です。

➢ クリスタル プラントや砂漠の宝石とも呼ばれるハオルチア
ハオルチアのなかには、葉先がやや透明がかったものもあり、透けて見える内部の水分がきらめくいて見えることがあります。これが、ハオルチアがクリスタル プラントや砂漠の宝石とも呼ばれている所以です。この名で呼ばれるのは、おもにハオルチア オブツーサ、ハオルチア トルンカータ、ハオルチア ブルーレンズなどといった品種で、ハオルチアのなかでもとくに人気の高い種類となっています。

気になるハオルチアの環境と育て方は?

ハオルチアは室内だけでも十分に育てることのできる植物です。日光に当たりすぎない、湿度の高すぎない場所を好むハオルチアに適した栽培環境をご紹介しましょう。

➢ 日当たりはそこそこ、明るい日陰が最適
強い日光を好む種類が多い多肉植物において、ハオルチアは珍しく日光を嫌う植物です。まったくの日陰で育てることは難しいですが、日当たりはそこそこの明るい日陰で十分に飼育することが可能です。直射日光が当たる場所でも枯れることはありませんが、からからに乾いてしまったり、生育に遅れが見られたりすることがあります。

➢ 戸外の半日陰または室内のレース越しの窓辺など
日本国内の気候では、ハオルチアを露地植えにすることは難しく、通常は鉢植えで管理することになります。戸外でも室内でも育てることは可能ですが、いずれにしてもほどよく日光があたる日陰が、ハオルチアの栽培に適した場所。戸外では半日陰、室内ではレース越しの光が差し込む窓辺などがおすすめです。

➢ 気温が下がりすぎない場所を探して
比較的耐寒性もあるハオルチアですが、耐寒温度は0〜5度程度。冬の窓辺など、気温が下がりすぎる場所におくと、枯れてしまうことがあります。また、エアコンなどの風が直接当たる場所も避けた方がよいでしょう。さらに、ハオルチアは基本的に湿気を嫌う植物なので、風通しがよくからりとした場所を選んで置くようにしましょう。

➢ ハオルチア栽培に向く用土は?
ハオルチアを栽培するのに適しているのは、ずばり水はけのよい土。市販の混合用土を使用する場合はサボテン用、多肉植物用などとして販売されているものを選びましょう。自分で用土を作る場合は、鹿沼土小粒2、赤玉土小粒2、ピートモス2、川砂2、くん炭2や中粒の赤玉土3.5、日向土2、鹿沼土2、腐葉土1、堆肥1、くん炭0.5などといった、水はけを意識した配合にするのがおすすめです。

➢ ひと回り大きな鉢で栽培を!
多肉植物というとあまり根を張らないものと思われがちですが、ハオルチアは太い根をしっかりと張る多肉植物。鉢植えにする際には、初めからひと回り大きめの鉢を選んでおくと間違いありません。また、2〜3年に1度、成育期である春か秋に植え替えを行う必要もありますので覚えておきましょう。

ハオルチアの日常管理とは?

水のやり方がやや難しいハオルチアですが、乾燥気味に育てることさえ気をつければ、さほど栽培が難しい植物ではありません。日光を嫌う植物であることを意識して、特に休眠中の夏や冬などに元気がないからと、強い光に当てたり、日光浴をさせたりすることは絶対厳禁です。

➢ 春と秋に育つハオルチア
ハオルチアの成育期は3〜6月ごろの春から初夏にかけてと、9〜11月ごろの秋になります。成育期以外の盛夏や厳寒期には、休眠状態になるのが通常です。休眠状態に入ったら水やりを控え、根腐れを起こさないように気をつけましょう。ただし、通年冷暖房が効いている室内環境では、一年を通して成長させることも可能。環境に合わせた日常管理を行いましょう。

➢ 水やりは成育期のみ土が乾いたらたっぷり
成育期のハオルチアには、豊富な水分が必要です。環境にもよりますが、1週間から10日に一度程度、用土の表面が乾燥してきたら、たっぷりと与えるようにしましょう。特に休眠期には土が湿りすぎた状態を続けないように気をつけます。

➢ 成育期には少量の肥料を
旺盛に成長するハオルチアには、さほど多くの肥料を与える必要はありません。春秋の成育期に少量の液体肥料を水で薄めて施す程度でOK。あとは、植え付けや植え替えの際に緩効性の置き肥を与える程度でよいでしょう。

➢ 腐った葉や花芽はその都度処理
ハオルチアは、風通しの悪さや水の与えすぎにより、根元に近い部分の葉から腐敗してしまうことがあります。変色したり、腐ったりした部分があっても、切り取って処分すれば大丈夫。そのまま放っておくと、腐敗が株全体に広がって、やがて枯れてしまうので、見つけたらその都度必ず処分するようにしましょう。

また、春が近づくとハオルチアは不定期的に花芽を出し、ピンク色や白色の可憐な花を咲かせます。花を楽しみたい場合はそのままにしてもよいですが、基本的にハオルチアは葉を楽しむ植物で、その花はとても地味なもの。葉のみを楽しみたい場合は、開花を待たず花茎を切ってしまってもOKです。

ハオルチアの種類は?

南アフリカ原産のハオルチアは、とても種類が多いことで有名です。現在も種の統廃合が続いていて、はっきりとした数は掴みづらいのですが、ハオルチア全体での種類は約100種とも、500種とも言われています。

それだけ多くの種類があるハオルチアですから、一度種類が分からなくなくなってしまうと特定は困難。ハオルチアを購入する際には、鉢や土についた品種名を必ずチェックし、正式名称を記録しておくようにしましょう。

ハオルチアは硬くシャープな形の葉を持つ硬葉系と、柔らかくみずみずしい葉の透明感を楽しむ軟葉系に分かれます。葉の先に窓と呼ばれる透過部分を持つ品種も人気を集めています。数あるハオルチアのなかでも、特に人気の高いものをいくつかご紹介しましょう。

➢ 硬葉系:十二の巻
別名ファスキアタとも呼ばれる十二の巻は、硬葉系ハオルチアの代表選手。白い縞模様が入った細い尖った葉が放射状に伸びていきます。ゆっくり成長する品種ですが、葉が劣化することがあるので扱いに注意しましょう。


➢ 硬葉系:ニグラ
黒いを意味するニグラ(nigra)の名を持つ通り、黒っぽい葉を持つ硬葉系ハオルチアです。葉には硬いイボがあって、ざらざらとした手触りも特徴となっています。


➢ 軟葉系:オブツーサ
ハオルチアのなかでも特徴的な外見から、特に人気が高い品種が「ハオルチア オブツーサ」。葉先の窓が半透明になっていて、光を通し輝く様子が美しいことから、クリスタル プラントの別名でも親しまれています。


➢ 軟派系:玉扇(ギョクセン)・トゥルンカータ
葉が扇を広げたように見えることから玉扇(ギョクセン)と呼ばれる、ハオルチアの有名品種で、多肉植物らしい不思議なフォルムが人気を集めています。丸い葉を途中で切断したような形は、レンズのような働きをして光を取り込みやすくするための進化なのです。


➢ 軟葉系:万象(マンゾウ)
鋭利な刃物で葉先をスパッと切落としたような形が特徴の万象(マンゾウ)は、天に向かって並んだ窓から覗く模様を楽しむ品種です。もともと、乾燥の厳しい自生地では地中に潜り窓の部分だけを地表に出すことで、外敵から身を守りながら光を集めたことからこの形になったと言われます。

「ハオルチア」につく害虫と駆除方法は?

ハオルチアではあまり大きな問題となる病気はありませんが、花や根に害虫が発生することがあります。気をつけたいハオルチア栽培上のトラブルは以下のとおりです。

➢ カイガラムシ
ハオルチアの花や葉にはカイガラムシがつくことがあります。吸湿性害虫として知られるカイガラムシは、大量に寄生すると、ハオルチアを枯らしてしまうことも。葉の上に残された排泄物ですす病が発生し、光合成を妨げたり、こうやく病を誘発したりすることもあります。

幼虫の時期には薬剤で駆除することができますが、成虫になると硬い殻に包まれるので、薬剤では効果が期待できません。歯ブラシなどで擦り落とすのがよいですが、軟葉系のハオルチアでは、葉を傷つけないように十分に注意が必要です。

➢ アブラムシ
春と秋に、特に新芽につくことが多い害虫がアブラムシです。ハオルチアはあまり害虫の心配は要りませんが、アブラムシなどの被害にあうこともあります。植物の花や茎に針を刺して栄養分を吸い取るアブラムシは、1匹2匹では影響もさほどありませんが、多数が群棲するため、被害が多くなりがちです。繁殖力が強いので、効果が長く続く浸透性移行性剤を利用して駆除するのがよいでしょう。


➢ ネジラミ(サボテンネコナカイガラムシ)
土の中に発生して、植物の根から養分を吸い取ってしまうのがネジラミです。普段は気づきづらい害虫ですが、植え替えの際などに根の状態を確認し、白い粉をまぶしたようになっていたら、ネジラミ発生の可能性が高いので、すぐに対処が必要です。駆除するためには、鉢から出したハオルチアの株を希釈した水溶性オルトランに1時間ほど浸けておきます。鉢は綺麗に洗い、新しい用土を入れてから、よく乾かした株を植え直すようにしましょう。

まとめ

小さなサイズで限られた空間でも楽しめるハオルチアは、個性豊かなフォルムも興味深い、ちょっとエキゾチックな多肉植物。一風変わった見た目とは裏腹に、意外に初心者でも育てやすく、観葉植物デビューにもぴったりの存在です。たくさんの種類があるハオルチアから、あなただけのお気に入りの一株を見つけてください。


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