丈夫で手間いらず!インテリアに最適な鋭い葉っぱが特徴的なアガベの育て方

アガベシロップで注目されたアガベは、インパクトのあるとがった葉が放射線状に広がる多肉植物で、観葉植物としても人気があります。
またお世話も簡単なのが魅力。乾燥や暑さにも寒さにも強いため、過酷な状況でも元気に育ちます。インパクトのある見た目のインテリア向きの植物です。

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【目次】
・アガベってどんな植物?
・お世話が簡単!アガベの育て方
・子株が出てきたら?
・実生でも育てられる!
・花を咲かせるのは10年後!?
・アガベは種類が豊富!
・アガベがなかなか手に入らないときは
・小さな苗を大きくする楽しみ
・初心者から上級者まで育てがいがある

アガベってどんな植物?

アガベは日本ではリュウゼツランとも呼ばれています。耐寒性と耐暑性があり、日本でも庭先や公園などで地植えされている馴染みのある植物です。

アガベは北アメリカ南部から中央アメリカ、西インド諸島、南アメリカ北部などのおもに乾燥地帯が原産地です。常緑の多肉植物でおよそ220種類もの品種があります。

鋭い葉が放射線状に広がるのが特徴で、その姿は緑の花びらのようにも見えます。丈は5センチメートルくらいのものから2メートルにもなるものまでさまざま。なかにはトゲをもつ品種もあり、小さな子どもやペットがいる家庭では注意が必要です。

アガベの仲間には樹液が採取できるものがあり、その樹液がアガベシロップと呼ばれるものです。体内での血糖値の上昇が緩やかな甘味料として注目されました。また、樹液はお酒のテキーラの原料にもなります。このようにアガベは観葉植物としての利用以外にもいろいろな用途があります。

お世話が簡単!アガベの育て方

多肉植物のアガベは乾燥地帯でも育つ植物。葉っぱに水分をたっぷり含んでいるため、水やりなどの手間もかからずインテリア向きです。置き場所、水やり、肥料、害虫対策など日ごろの管理の仕方をまとめます。

1. 暑さにも寒さにも強いアガベの置き場所
日光を好むため、日がよく当たる場所が適しています。ただし、直射日光に長時間当てると葉が焼けてしまいます。葉焼を起こすと白くなったり茶色くなったりして見た目が悪くなるばかりか、その葉は元には戻りません。そのため外に置く場合は注意が必要です。室内で管理するなら、窓越しに長時間日が当たる南向きの窓辺が最適。

関東より西の地域では、半日蔭で地植えも可能です。0度までは耐寒性がありますが、鉢植えの場合は5度以下になったら室内管理に切り替え、地植えの場合は敷き藁などで茎をカバーするなどして寒さに備えた方がいいでしょう。

2. 冬は水を控えて休眠を

春から秋は土の表面が乾いたら鉢底の穴から水が溢れるくらいたっぷりと水を与えます。水を与える時間帯は、春と秋は午前中に、夏は鉢の中が蒸れるのを防ぐため夕方から夜にかけてが最適。

なお、冬は根腐れ予防のため暖かい時間帯に月一回程度水やりをします。0度以下になったら、水を与えません。このように、冬は水を控えて休眠状態にします。

3. 水はけのよい土で育つ
アガベは水はけのよい土に植えます。多肉植物用の土があれば最適。また、肥料は4月から10月に緩効性肥料や液体肥料を少量与えます。

4. カイガラムシは早期発見で駆除!
アガベにはカイガラムシが発生することがあります。カイガラムシとはその名のとおり介殻(カイガラ)と呼ばれる殻に覆われた数ミリの昆虫。アガベの成長が悪く、元気がなくなってきたら、もしかしたらカイガラムシが樹液を吸っている可能性があります。葉の一枚一枚の表裏をよく見て、カイガラムシが葉についていないか確認しましょう。

大量発生しやすいカイガラムシはとにかく早期発見が肝心。見つけたら、爪楊枝などで葉をつぶさないように、優しく取り除きます。取り除いたカイガラムシをうっかり落として見失わないように気を付けましょう。

一通り駆除した後も、しばらくはよく観察して見落とさないようにしておくと安心です。トゲがある品種の場合は、軍手や園芸用の手袋をして作業をするといいでしょう。

なお、手作業で駆除するのは大変という場合は、カイガラムシ用の駆除剤を使う方法もあります。

5. 植え替えは春か秋に
成長して根が伸びて鉢が窮屈になったら、植え替えをします。購入後2年以上経った、鉢底から根が出てきたなどが植え替えの目安です。植え替えは春か秋に行います。

まず、株を傷つけないように古い鉢から取り出して、多肉植物用の土を入れた一回り大きな新しい鉢に植えます。そのさい、枯れている根があれば切って整えてから植えます。根を切るさいに、太い根を傷つけないように注意しましょう。もし太い根まで切ってしまった場合は、切り口を乾燥させてから植え替えます。

一般的に植物の植え替え直後は、水を与えるものですが、多肉植物の場合は植え替え後も水を控えるとしっかり根付きます。2~3日経ってから様子をみながら水やりをします。なお、植え替え直後はデリケートな状態のため、直射日光に当てないようにしましょう。

子株が出てきたら?

成長すると根元に小さな子株が現れることがあります。子株が出てきたら、株分けして増やすチャンスです。株分けに適しているのは4月~5月の暖かい時季。親株の植え替えのタイミングに合わせて株分けをすると、植物への負担が少ないのでおすすめ。

まず、子株に根が残るように親株から切り離して、1~2週間は土に植えず切り口を乾燥させます。その後、子株の大きさに適したサイズの鉢に植え、日陰で管理します。水やりは土に植えてから10日後から与えます。

なお、子株を切ったときに根がつかなかった場合でも諦めないでくださいね。子株の切り口をしっかり乾燥させてから土に植えれば根が生えてきますので、株分けできます。

アガベなどの多肉植物は増やすのが簡単なのも魅力です。もっとたくさん育てたい! 飾りたい! と思ったら、株分けにチャレンジしてみてもいいですね。

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