第二の青春がここにある。Part2

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ソーシャルアプリ「シュークリーム教室」&「エクササイズ」

住民の個性をシェアし、その人の特技を他の住民の方々に共有するという斬新 な取り組み「ソーシャルアプリ」。前回、英会話教室を紹介しましたが、その他 にも様々な取り組みがある。

様々なソーシャルアプリが掲示されるボードに「シュークリームレッスン」というものがあった。参加費は500円で生地作りからクリーム作りまでを教え てくれるという。

レジデンス内のキッチンにて住民であるプロのパティシエ、飯盛有希乃さんに よるシュークリームレッスンが始まった。参加しているのは老若男女かつ国際 色豊かな顔ぶれ。

一から丁寧に教えてくれます。普通の料理教室で教えてもらおうと思ったらか なり高額なレッスンになりますね。

まさにプロ直伝で生地ができあがりました。

生地を焼いている間に美味しそうなクリームも完成していました。

どうでしょうこの完成度。ソーシャルレジデンスだからこそ「個性の共有」でこんな体験が可能になるわけです。こうしてひとつ、またひとつと人生におい て「できること」が増えていくわけなのです。

今回腕を振るっていたパティシエの飯盛有希乃さんに、ここでの生活について インタビューしました。 「インターネットでシェアハウスを検索していてたまたまオークハウスさんの ページにあたって、ココを知ることができました。一旦地元に帰って生活して いたので家財道具はなく、ここなら最初から家具も家電も揃っていたし、初期 費用が安かったということで決めました。今年で 33 歳になるのですが、この歳 では味わえない青春がココにはありますね。友達もたくさんできますし、外国 の方との出会いなんて普通はないですからね。今はスイーツのお店を開業する ための準備期間中です。」

こちらは住民でもある辻さんが開いたエクササイズ教室。実は辻さんは5歳の 頃からフィギュアスケートを続けるプロのスケート選手。毎年全国大会にも参 加しているのだ。そんなプロフェッショナルのきちんとしたレッスンがこうや って自宅で開催されるというのも、ソーシャルレジデンスならでは。

普段運動をしない住民の方々も、この時ばかりは一生懸命にレッスンに励んで います。

このエクササイズに参加し汗を流していた映像クリエイターの Rudy さんにも ココでの生活についてインタビューしてみました。 「当初は日本の映画や文化が好きで美術大学の留学生として日本へ移住してき て、今年でもう8年目になります。シェアハウスを探していたんですけど、僕 らのような外人ばかりのところも嫌だったので、ここへ引っ越してきました。 ここは人間味があるというか、話したい時にはラウンジに行けば誰かしらいる し、友達もたくさん増えるのがいいですね。今はフリーランスとして活動して いて、ここのムービーも僕が撮影したりしています。ここでのライフスタイル にはとても満足していますが、強いて言うなら渋谷に遠いのが嫌ですね(笑)」

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インターネットの普及に合わせて人と人とのコミニュケーションが少なくなる 昨今、やっぱりこういう現実的な出会いや繋がりということがこれからは大切 になってくるのではないかと思います。それはここで暮らす方々の生き生きと した表情が物語っています。ソーシャルレジデンスという全く新しい暮らし方 は、実は本来の日本のコミュニティの作り方として昔はその地域地域にあった ものなのではないでしょうか。リアルの中にあるソーシャル、今後ますます発展していくことを願っています。

Photo：木下誠
Text：LIMIA 編集部

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◆取材協力
オークハウス
http://www.oakhouse.jp