中古物件が新築のようになる!?住み替えリフォーム

近年、「住み替えリフォーム」という、中古住宅に住み替えると同時にリフォームを行うという方法を選択される方が増えてきています。住宅探しからリフォームまでをワンストップで行えるというメリットがあるほか、「新築に引っ越したいけど、予算が足りない…」といった問題も解決できるため、人気を集めています。今回は、住み替えリフォームのポイントについて詳しくご紹介します。

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住み替えリフォームとは?

住み替えリフォームとは、中古物件を購入してリフォームを行うことで、新築物件の購入よりも費用を抑えることを目的とした方法です。築年数などにもよりますが、中古住宅の場合、新築物件の60%~70%の価格で購入することができるため、購入と同時にリフォーム行っても安く済ませることができるのです。

また、間取り変更なども自由に行うことができるという点も、行う人が増えている理由の一つとなっています。

住み替えリフォームのポイント

中古物件を購入して住み替えリフォームをする場合、新築を購入したり、建替えをしたりするよりも費用負担が少ないという理由で検討されている方が多いとお伝えしました。そこでポイントとなるのが、どの程度費用を抑えられるかという点と、新築・建替えよりもどの程度お得になるかという点です。

住み替えリフォームをする際の費用の目安としては、中古住宅購入費用とリフォーム費用を合わせて、新築物件を購入する際に必要な費用の70〜80%に抑えることが妥当な費用と言えます。また、築年数20年以上の物件は断熱材が入っていない場合が多いため、断熱工事も視野に入れておくと良いでしょう。

どんな物件が住み替えリフォームに向いている?

中古物件にもリフォームの向き・不向きがあるため、注意が必要になります。場合によっては思う通りの住まいがつくれなくなってしまったり、費用がかさんでしまったりするケースがあります。そこで以下では、住み替えリフォームに向いている物件の特徴をご紹介します。

1.一戸建ての場合

一戸建て物件を購入する際には、「耐震性能」に注目しておくと良いでしょう。具体的には、「新耐震設計基準」が導入された1981年以降に建てられた物件が、住み替えリフォームに向いていると言えます。

また、一戸建ての場合は、設計方法によっても向き・不向きが変わっていきます。「木造軸組工法」の場合は、比較的間取り変更の自由度が高いため、住み替えリフォームに向いていると言えます。ただし、建物を支えるような柱は移動できないので、注意が必要になるでしょう。

一方で、「ツーバイフォー工法」は、柱ではなく壁で建物を支える構造であるため、窓の大きさを変えたり、間取りを変更したりはできません。そのため住み替えリフォームにはあまり向いていないと言えるでしょう。

2.マンションの場合

マンションの場合、住み替えリフォームの向き・不向きの判断基準となるのが、「定期的なメンテナンスが施されているかどうか」です。マンションの場合は、共用部分などを確認することが大切になってきます。外壁にひび割れがないか、共用部分は清掃されているか、バルコニーや屋上に膨らみや亀裂はないかなどを確認すると良いでしょう。

また、マンションの構造によっても向き・不向きがあります。「ラーメン構造」は柱と梁で建物を支える仕組みで、室内の間仕切り壁のほとんどを取り外すことができます。中高層・超高層のマンションのほとんどで採用されている構造で、間取り変更の自由度が高いため、住み替えリフォームに向いていると言えます。

一方で、中低層マンションで多く見られるのが「壁式構造」です。壁と床で箱型をつくり、建物を支える仕組みの構造です。間仕切り壁も建物を支える役割を担っているので、間取り変更の自由度はあまり高くありません。そのため、壁式構造のマンションは、住み替えリフォームには向いていないと言えます。

住み替えリフォームの注意点

中古物件には住み替えリフォームの向き・不向きが一つの注意点となりますが、他にも注意しておく点があります。

1.違法建築物でないか

一つは違法建築物でないかを確認しておくことが大切です。築年数の経っている中古戸建住宅は、詳しい図面が残っていないことが多く、十分な情報が得られない場合があります。不動産会社に確認し、できるだけ情報を得ると良いでしょう。

また、万が一違法建築物であった場合は、リフォーム工事ができないことがあるため、注意が必要になります。

2.劣化具合によっては費用がかさむことも

中古物件の劣化の進み具合にも注意しておく必要があります。「床を外したら、シロアリ被害に遭っている箇所を見つけた」など、実際にリフォームを開始した後に問題が発生し費用がかさんでしまったという事例も多くあります。建具を動かしてみて、グラグラしないかどうか、床が傾いていないかなどを事前に確認しておくと良いでしょう。

おすすめ方法としては「ホームインスペクション」です。住宅の専門家が住宅の劣化状況や改修すべき部位とその費用などを見極め、アドバイスしてくれるというものです。これを利用することで、思いがけない出費を防ぐことができるでしょう。

おわりに

古い住宅をリフォームする際には、追加で工事が必要になるケースなど少なくありません。「新築で購入した方が、費用が抑えられた」などの失敗を防ぐためにも、今回ご紹介した注意点を参考にすることで、新築のような中古物件を手に入れることができるでしょう。

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