減築リフォームの事例集！将来を考えた住み方の参考に

事例1　アパート経営の見直しを機に、賃貸住宅を減築してオーナー夫婦の住まいに

長年アパート経営を家業としてきたオーナーご夫婦のリフォーム例です。経営するアパートのうち、最も古い1軒が老朽化などで空き家となっていたため、大幅にリフォームして新しいご自宅とすることに。

元は1階と2階で計4世帯が暮らせるアパートでしたが、2階のほとんどを思い切って減築し、1階を主な居住スペースとしたうえで2階は寝室1室のみとしています。2階を減らしたことで1階のLDK部分には天窓を設けて明るさを確保。1階部分も、元は廊下だった箇所などを減築して庭を広く取り、居住スペースは大きなLDKと和室1つに水回りだけとシンプルにしました。

アパート時代の掃き出し窓を生かし、LDK部分の開口部は特に大きく取っています。きれいになった庭を毎日眺めながらくつろいだり、料理したりできるようにしました。

事例2　定年前の大決心！面積を半分に減築しても、暮らしやすさは以前の倍に

子供たちが独立し、ご夫婦も定年を迎えるのを機に、増築などを経て管理が難しかった古いご自宅を、一大決心で大規模リフォームすることにしました。

ご夫婦の足腰の不調が出るようになってから使うことのなくなった2階部分は思い切ってなくし、平屋とすることに。1階の床面積に変更はないものの、かなり場所を取っていた階段がなくなったことで水回りを大きく、使いやすく変えられました。

2階がなくなったことで収納スペースが減らないよう、1階和室の床を小上がりのようにかさ上げし、その下部をすべて床下収納にして対策。掘りごたつも設け、おしゃれな雰囲気で足腰も楽にくつろげる畳スペースとしました。

平屋としたことで家全体の耐震性もアップしましたが、そこからさらに耐震性を向上させるために1階の耐力壁を増やすなどの工夫も同時に行っています。また、元あった2階の床部分を完全に取り除かず、そのまま小屋裏に残して耐震面での補強として役立てるなど、安全面にも大きく配慮することができました。

事例3　3階建てから1階建てに大幅減築！明るく風通しの良い平屋に

自営業を営んでおり、3階建ての3階部分に居住していたご家族。自営を退くことを機に、仕事場のスペースが不要になったため平屋へのリフォームを計画しました。

既存の2階と3階を解体して平屋にしましたが、せっかく日当たりの良い立地なので天井高を高く取ることをリフォーム会社が提案。結局、ゆとりある吹き抜けを設け、吹き抜け上部の周囲をロフトスペースがぐるりと囲む1.5階のような造りとしました。

吹き抜けの窓はすべて開閉できるようにし、夏は風通しがよく涼しく、冬は吹き抜けがあっても日の光がたくさん入ってきて自然に暖かくなる家としました。3階の陸屋根の住まいに暮らしていた頃の夏の暑さを思うと同じ家とは思えない、とご家族。

外観はモダンでシックな雰囲気にまとめましたが、内装はご主人の「山小屋のようにしたい」という要望のもと、床と壁面に明るい色合いの無垢材を生かしました。「常に目線が上に向く作りにしてもらったお陰で、3階にせせこましく暮らしていた頃とは開放感が段違い」と、今ではご家族も大喜びです。

おわりに

家業の見直しや家族構成の変化、遊休建物の活用など、減築リフォームといっても動機はさまざまです。大きすぎて管理しきれない家や、2階までの上り下りが体力的につらいなどのお悩みがあれば、減築リフォームを選択肢に入れてみるのもおすすめです。

減築リフォームの相談をするなら、まずは減築に関する知識や実績を豊富に持ったリフォーム会社を探すことから始めましょう。思い当たるリフォーム会社が見つからなくても、一括見積サイトを利用すれば厳選された優良リフォーム会社の中から、お近くでお悩みに合ったリフォーム会社が必ず見つかります。

もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。