Ⅰ.インテリア(住空間)を心地よく、プランニング&コーディネーション

Ⅰ-① 自分に合ったインテリアスタイルを見つける
Ⅰ-② 床・壁・天井の内装材の選択、そのテクスチャーとカラーコンビネーション術
Ⅰ-③ ウィンドートリーメント(窓装飾)とあかり(照明)のテクニック
Ⅰ-④ QOL(Quality of Life) を高める室礼コーディネーション

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Ⅰ-① 自分に合ったインテリアスタイルを見つける

あなたは、どんなインテリアスタイルがお好きでしょうか。
まずは、ご自身のライフスタイルに合ったインテリアを見つけましょう。
インテリアスタイル(テイスト)には、いろんな分類法があります。また、それらを組み合わせたものや、良いところを折衷した「Eclectic(エクレクティック):ミックススタイル」も昨今、人気がありますが、ここでは、エレガント、ナチュラル、カジュアル、モダンの4分類で話を進めてみたいと思います。
では、4つのインテリアテイストについて、イメージワードを挙げてみます。あたのお好きな言葉は・・? 
・柔和、洗練、上品、優雅、シック → エレガント(グレー系) 
・シンプル、自然、素朴、気取らない、すっきりした → ナチュラル(自然界の木調の色) 
・楽しい、カラフル、陽気、若々しい、健康的 → カジュアル(明るい色) 
・シャープ、都会的、無機質、モノトーン、メリハリ → モダン(無彩色系)。 
いかがでしょうか。お好きなイメージワードにより、簡単にあなたに合うインテリアスタイルを見つけることができます。

Ⅰ-② 床・壁・天井の内装材の選択、そのテクスチャーとカラーコンビネーション術

インテリアのイメージを大きく左右するのが、床・壁・天井といった内装材。
特に壁材は、さまざまな素材、デザイン、機能を持つ商品が豊富に揃っており、その選択に悩ことも多いでしょう。では、順番に見てみます。
床材は、フローリング、畳、クッションフロアシート、カーペット、コルクなどがあります。選び方のポイントは、快適性(日本の気候に適した吸湿性や保温性、手触りならぬ足触り)、機能面(耐久性、滑りにくさ、音が響きにくい、掃除のしやすさ)、デザイン性(色や素材)などで選択を。
壁材は、壁紙(ビニール、紙、布)、塗壁、タイル、木質系合板など。選択のポイントは、機能面(耐久性、遮音性、調湿・消臭性、断熱性)、デザイン性により。
天井材は、壁紙の選択に合わせます。
居住空間全体の配色は、床を濃い目の色にして、壁から天井へと上がるにつれて明るい色を使うことが基本とされています。それにより、天井が高く見え、圧迫感がない空間が広がります

Ⅰ-③ ウィンドートリーメント(窓装飾)とあかり(照明)のテクニック

ウィンドートリーメントの役割は、装飾的な役割と機能的な役割に大別されます。
これらの目的は、建物の周辺環境や住まい手のライフスタイル、部屋の用途などにより異なってまいります。ウィンドートリーメントを行うには空間全体のデザインを意識することが重要です。プロポーション(全体と部分の割合)やバランス(左右の釣り合い)、空間をおしゃれに見せるためのテクニックは欠かせません。
それには、①フォーカルポイントをつくる、②空間のフォルムやラインを活かす、
③リズミカルな装飾を施す、などが重要なテクニックとなります。
つぎは、あかり(照明)のことです。
モノが見えるのはすべて光(あかり)のおかげです。光の使い方次第で、ものの見え方が全く変わってしまいます。優れた照明は、まず光と影のバランスに着目することから生まれます。照明は空間を演出して見せるのです。光源を直接見せず間接的に空間を照らす間接照明は、光や影が柔らかくなり心身ともにリラックスできます。積極的に使ってほしい照明テクニックです。
昨今の光源(自ら光を発する物体)は、LED(light emitting diode:発光ダイオード )全盛の時代ですが、天井直付けのシーリングライトのみの1室1灯から、ダウンライト、フロアスタンド、壁付けのブラケット等、1室多灯型照明が多くなるなど、転換期に入っております。今後は、光源の明るさ(光束(lm:ルーメン)、照度(lx:ルクス))や色温度(K:ケルビン)を変えられる調光・調色機能を持つ照明器具をお薦めします。

Ⅰ-④ QOL(Quality of Life) を高める室礼コーディネーション

「QOL」を直訳すると「人生の質」となります。
客観的には「生活の質」とか「生活水準」ですが、主観的にはさらに高尚なものです。社会的弱者、介護の現場で「QOL」という言葉が用いられることが多く、物理的な豊かさやサービスの量、個々の身辺自立だけでなく、精神面を含めた生活全体の豊かさと自己実現を含めた概念として使われています。高齢者福祉においても、生きがいや幸福感といった「QOL」向上の援助が求められています。病気を治療することだけでなく、前向きな気持ちで日々を暮らしていけるよう、生活の質を高めることを指します。
ここでいう「QOL」は、前述の人たちに限定したものではなく、すべての人々にとって、心地よい住まい・暮らしをつくり出していくための、いろんな工夫・習慣の一つとして、室内に植物を置く、花を活けるというご提案をします。
活けた後の花を観るのも心地よいですが、活けている時間は自分なりの形づくり、配色等を施すという至福の時間を持つことができるのです。そんな豊かな時間が「QOL」を高めてくれることに繋がります。

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