自宅で野遊び。-リノベ不動産 × snow peak-

「いままでにないワクワクを!」をテーマに中古購入+スタイルのあるリノベーションを提唱するリノベ不動産。同社がアウトドア用品メーカーの老舗、スノーピークとコラボレーションを果たし、新しい取り組みを始めたということで早速その真相を取材してきました。

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住まいの中に「アーバンアウトドア」という新しい提案

今回、2社のコラボレーションとして動き出したのは「住まいの中のアーバンアウトドア」という全く新しい提案。つまり普段の生活の中に、キャンプをしているかのようなワクワク感を取り入れて、人生を豊かにしようという取り組みだ。2015年のグッドデザイン賞にも輝き、スタイルのあるリノベーションで有名なリノベ不動産と1958年創業で全国に販売網を広げる本格志向のアウトドア用品メーカー、スノーピークという最強タッグによる最注目のアクションなのだ。
この2社のコラボレーションによる第一弾の取り組みとして、そのアーバンアウトドアをテーマにしたリノベーション物件を施工。そこに至った経緯なども含めてインタビューしてきました。

写真右がリノベ不動産の代表・鎌田友和氏。写真左がスノーピークの国内営業本部・吉野真紀夫氏。

鎌田友和氏(リノベ不動産):
リノベ不動産では「いままでにないワクワクを!」というテーマで、中古購入+ライフスタイル型のリノベーションをパッケージ化して進めてきました。その中で、「アウトドア」っていうのを考えたときに、キャンプとかバーベキューのイメージってとっても楽しいことじゃないですか。特別なキャンプ場に行かなければ味わえない経験を、もっと日常的に体験できるようになれば、もっともっと普段もハッピーに過ごせるのではないかなって思ったんです。それで、SNSからスノーピークさんにコンタクトをとって、どうしてもコラボレーションしたいと口説き落とした感じです(笑)。

まず、そこへの挑戦、その第一歩として今回の物件なんです。家の中でキャンプ場にいるような感覚を持たせるということで、家具はスノーピークさんの商品をセレクトし、自然感のあるリノベーションを施しています。そこで呼吸できる喜びだとか、天気や雲の動きとか、そういうことから生きてる実感がもてたり。 好きな場所でコーヒーが美味しく飲めるよねっていう空間作りですね。スノーピークさんとは、やっていることは違いますが目指しているコンセプト、本質的なものを追い求める考え方、スタンスは近いと感じており、今回ご一緒に取り組みをすることに至りました。

吉野真紀夫氏(スノーピーク):
スノーピークでは「アーバンアウトドア」を打ち出しており、入り口は違うけれど目的はリノベ不動産さんと一緒だと考えています。気持ちが豊かに、人生が豊かになるようなことを提案したいという面で。今回の取り組みで、キャンプなどをやられていない方々にも私たちの商品を使ってもらえる機会を持てたと思います。物件を見に来られたお客様が、「こういう使い方できるんだ」ですとか、「外で美味しくコーヒー飲めるんだ」みたいなことから、家を購入してしまうなんてことが起きたら、私たちとしてもすごく嬉しいです。それが私たちが掲げている「人生に、野遊びを。」というところのスタートラインに立っていただくことにもなると思います。我々が関わることで、どれだけ人生を豊かに出来たかっていうところがポイントになってくると思います。

今は主にキャンプ場で使う製品で自宅でも使用できるものを提案していますが、今後は都市型のモノやサービスを一緒に開発していきたいですね。
「本当に使えるものを」ということでアウトドアの観点からインテリアを考えたりだとか、新しい商品カテゴリーを生み出して本質的に進めていきたいと思っています。

2社がコラボレーションして生まれたリノベーション物件

写真提供:リノベ不動産

こちらは2社のコラボレーションで完成した横浜・反町にある3LDKのリノベーション物件。築18年のマンションに「●LDK」という概念を取り払い「アーバンアウトドアフィールド」として生まれ変わった空間は、まさにキャンプフィールドをイメージさせる。壁面は黒板塗装が施され、休日のキャンプの予定なども書き込める仕様となっている。

提供:リノベ不動産

スノーピークの商品をただ入れただけにならないよう、無垢材を多く使用した大自然の雰囲気と全体の調和がとれた空間となっている。そのため、薪やキャンプ用品との相性もよく、キャンプ場のワクワク感が押し出されているのだ。

写真提供:リノベ不動産

窓下には木製チップを配置することで、室内にいながら自然感を満喫できる。子供にとっても、都会の中でこういう環境を作るということはかなり重要だと言える。

写真提供:リノベ不動産

バルコニーにはデッキタイルを敷きつめ、キャンピングチェアとテーブルを配置。都会の真ん中で自然を感じながら、コーヒー片手に語らうなんてシーンも思い浮かぶ。

図面提供:リノベ不動産

図面を見ても、あえて「リビング・ダイニング26帖」とは言わずに「アーバンフィールド26帖」と呼んでいるのは、その空間で自由に自然を感じながらキャンプを楽しんでほしいという願いから。家の中にコーヒーを美味しく飲めるポイントがあちこちに用意されているのだ。

リノベ不動産内にスノーピークのshop in shopがオープン

今回の取り組みに合わせ、リノベ不動産の1Fにスノーピークのアウトドア用品を多数取り揃えたShop in Shopがオープンした。人気&定番のアウトドア商品から、自宅で使用してみたいテーブルやチェアまで豊富に取り揃えている。もちろんこちらで販売もしているので、ぜひ遊びに行ってみよう。

リノベ不動産の1F奥に位置するShop in Shopスペースには所狭しとスノーピークの商品が並ぶ。キャンプ用品としても、普段使いとしても、信頼と実績のある同社の商品なら長きに渡って愛用していける。

コラボ物件内ではダイニングテーブルとして使用されているガーデンユニットテーブル。

キャンプのお供にも最適な「Take!チェア」。竹とアルミ素材が使用され、包み込まれるような座り心地がポイント。

軽さを追求した「チタンシングルマグ」。自宅でコーヒーを飲むための、お気に入りのマグカップとしていかがでしょうか。

◆リノベ不動産 横浜
住所:〒221-0835 神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町1-1-2
INUYAMA BLDG 1F
TEL:0120-29-0909
営業時間:10:00~20:00(水曜日定休)

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ストレス社会に揉まれて、都会で過ごす人にとっては、大自然の中で自分をリセットする時間は絶対に必要だとされています。しかしながら、そんな機会を持つこともままならないという状況の方も多いのではないでしょうか。今回リノベ不動産&スノーピークのコラボレーションにより提案された「家の中のアウトドアフィールド」は、そんな方々へ向けた「生活をより豊かにする」提案だと思います。家にいながらキャンプ場を感じ、より豊かな人生を送る、そんな生活が“都会でもできる”というこの提案に賛同する以外の選択肢はないでしょう。

Photo&Text:小久保直宣(LIMIA編集部)

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