気になる騒音をシャットアウト!日常生活を快適にする防音リフォームポイント

日常生活で騒音が気になった経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。道路を走る車の音などの入ってくる音や、エアコンの室外機の音やペットの鳴き声、話し声などの出て行く音が気になることもあります。今回は、そうした騒音を解消して日常生活を快適にする防音リフォームのポイントについてご紹介します。

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日常生活における「騒音」とは?

日常生活における望ましい音のレベルは40dbから60dbといわれています。一般に45db以下であれば日常生活では静かだと感じることができます。

「うるさい」と感じるレベルの騒音は、60dbから70dbくらいの騒音で掃除機の音や騒々しい街頭の音などがこのレベルにあたります。また、「極めてうるさい」と感じるレベルの騒音では、地下鉄の車内やピアノの音が80db、大声や犬の鳴き声、騒々しい工場などが90dbとなります。

また、騒音には「空気音」と「固体音」の2種類があります。「空気音」は空気中を伝わって耳に届く音で、人やペットの声やピアノの音などが該当します。「固体音」は床や壁などを伝って聞こえてくる音で、人の歩く音やトイレの排水音、床を伝って響くピアノの音などがあります。

目的に合わせたレベルで防音しよう!

防音リフォームの基本は、床と壁の防音です。床の防音には遮音材をフローリングの下に入れたり、遮音フローリングを使用したりする方法があります。また、カーペットやマットなどを使用することでより高い防音効果を得ることができます。

一方の壁の防音では、音が出る部屋側に吸音材を使用し、吸音材と壁との間に遮音材を入れることが防音対策の基本となります。吸音材はグラスウールやロックウールなど柔らかい素材が使用され、遮音材には石膏ボードや鉛シートなどの硬い素材が使用されます。

より高い防音効果を得るためには、天井にも壁と同様に吸音材と遮音材を入れます。また、窓やドアなどの開口部を2重構造にしたり、扉を重く分厚いドアに替えたりという方法によっても防音効果を高めることができます。さまざまな方法があるため、以下では、防音レベルと必要なリフォーム内容について見てみましょう。

レベル1:日常生活を快適にする防音

普通の暮らしをしている中で発生する生活騒音に対応するための防音では、壁や天井などに防音素材を使用し、リビングや寝室などを静かな空間に保つことで、快適に生活することができるようになります。

レベル2:ピアノレッスンやカラオケにも対応する防音

ピアノやカラオケの音など、ご近所迷惑になりかねない音もシャットアウトする防音方法では、天井や壁、床すべてに防音素材を使用し、窓など開口部にも2重サッシや2重ガラスを使用するなどより高度な防音対策が必要になります。

レベル3:大音響で楽しむプロレベルに対応した防音

ホームシアターやAVルームなど本格的に大音響を楽しむための防音方法では、建物そのものの強度を上げて固体音を防ぐ必要があります。壁や床を厚く・重くする、浮き床構造などにより振動を遮断するなど、より本格的な防音工事が必要となってきます。

これだけは押さえたい!防音リフォームのポイント

防音リフォームのポイントは「空気音」と「固体音」、伝わり方の異なるそれぞれの音をどのようにして防ぐかがカギとなります。

1.音が伝わる経路を遮断することが大切

音が伝わらないようにすることが、防音の基本です。「空気音」であれば、家の隙間をなくすことで音が伝わることを防げます。また、吸音素材を使用し音自体を吸収してしまうことで、伝わる音を小さくすることができます。

一方の「固体音」であれば、壁や床などを厚くすることで、振動が伝わりにくくなります。また、クッション性のある防音素材を使用することで振動を吸収することも効果的です。浮き床構造にして、振動が伝わらないようにすれば、固体音を遮断することも可能です。

2.戸建ての場合は、外壁のリフォームで一軒まるごと防音

マンションでは床や壁、窓などの開口部など部屋の内側に防音材を使用して防音リフォームを行いますが、戸建ての場合にはその他にも、外壁のリフォームで防音効果を高めることができます。防音性のある外壁材に張り替えることで、外からの音だけでなく、部屋の中から漏れる音もシャットアウトすることができるので、効率よく防音をすることができます。

ここに気をつけて!防音リフォームの注意点

防音リフォームでは、防音工事の専門家によく相談して、しっかりとした業者に施工してもらうことが大切です。たとえば、高層マンションなどでは、建物を軽量化するためにマンションの境界壁はコンクリートでできていません。そのため、コンクリート造りや一般木造住宅の仕様で施工できない場合があるため、注意が必要です。トラブルにならないためにも、専門家とよく相談しながらリフォームの内容を検討してください。

おわりに

日常生活を快適にする防音リフォームのポイントについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。防音リフォームは専門的な知識が必要な工事のため、今回ご紹介した内容を参考に専門家とよく相談しながら進めるのがよいでしょう。

もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。

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