TRATTORIA KAWANABE

イタリア料理が持つシンプルさや気品を感じさせながらも、気取らず愉しむ場所の設計が求められた。
そこで、厳格な規律に従った建物群から、料理の香りや笑い声が滲み出してくるような、イタリアの「小道」のような場の構築を目指した。
店舗正面の大部分を余白とすることで、雑踏の中では逆説的に主張するファサードとしてつくり上げた。
客席空間は、その余白を貫く「小道」のように建物裏側まで続いている。カウンターや出入口はこの「小道」に面する建物の開口部として、大小高低の異なる丸型照明は「小道」の上空に浮かぶ雲として扱い、半屋外的な場所をつくりあげた。また、食用植物による植栽も、この屋外的な印象を増幅している。
結果として、厳格さや気品を感じさせながらも、気軽に集い、語らい、味わえる半屋外的な場所=イタリアの「小道」のような場所になったと考えている。

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Jérémie Souteyrat
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