吹き抜けのリフォーム費用をパターン別にチェック！

既存の吹き抜けをリフォームで改修する費用

元々ある吹き抜けを、傷みやお悩みなどに伴って改修する場合の費用は、リフォーム内容によって変わりますが、主なケースでの目安は以下のようになります。

・手すりの取り付け・交換…約10～50万円

木製・金属製の手すりは比較的安価なため、工事費を含めて20万円以内でできる場合も多くなりますが、吹き抜け部分の手すりとして近年主流になっている透明ポリカーボネート板を用いる場合はそれよりも高価になり、30～50万円ほどかかるケースが多いとされます。

・冷暖房対策用カーテンシェードやロールスクリーンの設置…約8～15万円

冬などの冷暖房対策をするため、カーテンなどで吹き抜け部分の1階と2階を仕切れるようにするリフォームを行う人が増えています。吹き抜けの開放感を失うことなく光熱費対策ができますし、吹き抜けを埋めるよりかなり安い費用で施工ができるため注目が集まっている方法です。

・吹き抜けの一部に小さな床を設置するリフォーム…約100万円～

吹き抜けにある高窓のメンテナンスなどをしやすくするため、吹き抜けの一部に廊下のような小さな床を設ける場合は、費用も100万円ほどからが相場となります。ただ掃除などがしやすくなるだけでなく、ロフトのようにちょっとしたくつろぎ空間としても使えるため、便利で趣味性も高いリフォームです。

リフォームで吹き抜けを新たに設ける費用

2階の部屋をなくし、吹き抜けを新しく造るリフォームは高価に思えますが、実際には想像するより多くの費用はかかりません。目安としては、4畳のスペースで100万円ほどとなります。ただし、大きな面積を吹き抜けにする場合、床を抜くことで住宅全体の強度バランスに影響がある可能性があります。設計や強度計算などにかかる諸費用も想定しておきましょう。

吹き抜けのリフォーム事例

次に、吹き抜けを実際にリフォームした例と、かかった費用をご紹介します。

事例1　吹き抜けの窓まで行ける廊下を設置…110万円

吹き抜けの窓の掃除が大変なため、リフォームで一部の空間を塞いで1畳ほどの廊下を作った例です。2階に上る階段の上部に造作するため、頭をぶつけないよう設計時に工夫してもらいました。

窓のお手入れが楽になっただけでなく、ブラインドを取り付けて熱対策もしやすくなりました。広さは1畳程度ですが、思ったより快適なスペースになったため椅子や照明を設置して読書や休憩をするスペースとして使っています。工事費用も100万円強と、想定していた予算より安く済んだため大満足のリフォームになりました。

事例2　吹き抜けを開閉できるロールスクリーンで仕切って簡単熱対策…8.5万円

吹き抜けの開放感は気に入っているのでなくしたくはないものの、冬は冷暖房効率が悪くリビングが寒いことを気にしているご家族。リフォーム会社に相談したところ、カーテンやスクリーンで1階と2階を仕切れるようにすることでかなり対策でき、費用も安いとのアドバイスをもらいました。

そこで、1.2×3.5mほどの広さの吹き抜けにロールスクリーンの仕切りを取り付け。とても簡単な工事なうえに費用も10万円を切る安さでしたが、これだけで熱効率がずいぶんと変わってご家族も驚くほど。真夏の日照対策にも使うことができ、年中快適なリビングで過ごせるようになりました。

おわりに

吹き抜けのリフォーム費用には、内容次第でかなり開きがあるものの、お悩みによってはかなりリーズナブルで効果の高い方法があることがわかりました。

納得の費用でお悩みの解決をめざすには、リフォーム会社のアドバイスも欠かせません。お近くで頼りになる優良リフォーム会社を見つけるには、一括見積サイトの利用が便利です。1度の申込みで複数のリフォーム会社から見積を請求できますから比較検討も簡単ですし、登録時は匿名・無料でOKと手軽です。

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