木を割って出来るのは薪だけじゃない?

ノコギリによる切断ではなく木を割って造形してみます

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昔々、丸太は斧やクサビを打ち込んだりして割られて板になるように加工されていました。これは打ち割りと呼ばれる採材の仕方で室町時代のノコギリの渡来まで行われていた工法です。古来はこれらの方法で建築材料を作っていたのですが現在では薪割という形で私たちにも伝えられています。今回はタイムマシーンに乗った感覚で板面作りにチャレンジです。

割る前に「たぶん割れるだろう」と思うところに線を引きます。これは木をよく観察してくださいね。年輪の粗密なところや枝を横から見て節やコブみたいなのが出ているところは固いです。あんまり凸凹してないところが割れやすい箇所になります。

斧(もしくは重めの鉈)を線に当ててから持ち手の手前に当てます。材料は手に持ったまま、トントンすると刃が入っていくと思いますので、小さい枝(直径5センチ)くらいのものであれば何回かそのままやってくとパカっと割れます。大き目なものになると刃が材料にしっかり入っているのを見て振りかぶって打ち下ろすか、1キロくらいのハンマーで斧の背をたたいてくと割れます。

うまく割れたら繊維がはがれていますので(裂けるチーズを半割にしたらまさにそんな感じです)これを鉈を面に沿って打ち下ろして表面をちょっと削りましょう。こういうのを「ハツり」といいます。刃物は真下におろすようにして材料を傾けて角度を調整します。

切るのではなく割るので自分の欲しい材料の向きと実際割れそうな向が違います。この辺のコントロールが打ち割りの魅力でもあります。予測して狙う、合わせてフォームを正確に。ボール投げるのと同じなので、何個かやってみるとわかりますので怒られない範囲で庭木の枝でトライしてみてください。


こんな感じで板にしてもよし、半割にしてなにか飾りに使ってもよし。オイルステンなど塗ってみたりしてもよいと思います。インテリアのアクセントにどうぞ。

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