もっと早く気づいていれば(涙)。愛車の点検・整備を怠った結果……

私たちの行動範囲を一気に広げてくれる車。一緒に過ごす時間が多く、大切な家族の一員のように感じている人も多いのでは? でも、ちょっと待って! 最近いつ、車の点検・整備をしましたか? つい車のメンテナンスは車検時や男性まかせにしてしまいがち。日々の点検・整備を怠ってしまったことで思いがけぬトラブルや事故を招くかもしれません。ちょっとした確認をしていれば避けられていたかもしれない事例と共に、日々のメンテナンスの重要性を考えてみましょう。

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恐怖!点検・整備を怠ったことで起こる、ヒヤッとトラブル

※画像はイメージです。

買い物にいったり、家族とドライブを楽しんだり。子どもの送り迎えに毎日運転しているという人も多いことでしょう。

そんな便利な車ですが点検や整備はどれくらいの頻度で行っていますか?

「車検のときにやっているから大丈夫」、「車のことは夫に任せている」。それだけでは不十分かもしれません。日頃の点検・整備を先延ばしにしたことで起こりえるトラブルの事例を見てみましょう。

タイヤのパンク・バーストに注意!

※画像はイメージです。

タイヤのパンクとは、亀裂などが原因でタイヤの空気が抜けること。

さらにバーストとはタイヤが突然破裂することで、高速道路などを走行中にバーストすることもあり大変危険です!


パンク・バーストはタイヤの老朽化による劣化や亀裂、不適正な空気圧、釘等が刺さるなどのトラブルにより起こりやすくなります。ドライブ前にはタイヤの亀裂・損傷の確認とタイヤの状態(溝の深さ、異常な摩耗)、適正な空気圧かなどを確認してから、乗るようにしたいですね。

もし、遠出していたら? 周りに助けてくれる人がいなかったら? 想像するだけでヒヤッとします。

エンジンのオーバーヒートで走行不能に……

提供:日本自動車整備振興会連合会

オーバーヒートとは、冷却不良によりエンジンが通常より高温になり、正常に動かなくなってしまうことです。

エンジン等が破損してしまった場合、修理に多大な出費を要する可能性があるだけでなく、一時的に運転ができなくなってしまえば、大事な予定に支障がでたり他の走行車に迷惑がかかったりしてしまいます。

さらに、車両火災に発展する危険性も!

走行中にハンドル操作ができない!?

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車輪と車体をつなぐ装置が破損するというトラブルが起こることも。

装置が破損した場合、ハンドル操作ができなくなったり、走行不能になったりと、他人を巻き込む大事故につながりかねません。

これが人通りの多い市街地や高速道路で起こったとしたら……、想像するだけでゾッとしますよね。

こうした車のトラブルを未然に防ぐためには、点検・整備が重要です。各パーツの消耗や劣化具合など、日頃から車の状態を把握し、それに応じて必要な整備をすることで安心&安全なカーライフを送ることができます。

実はとっても簡単!日常点検を習慣にしよう!

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とは言え、車のどこを見ればいいのか、部品の交換目安がわからないという人も多いことでしょう。そこでここでは、簡単にできる車のチェック方法をご紹介します!

運転前、運転中のちょっとした確認も日常点検です!

※画像はイメージです。

車の点検は普段の心がけで行えるものがあります。大切なのは「いつもとなんか違うかも……」という感覚を大切にすること。例えば、

【聞く】

車の異常はエンジンをかける時のクランキング音(キュルキュル音)やアイドリング音でも判断することができます。特にクランキング音はバッテリの不具合を知るバロメーターに。「いつもと違う?(キュルキュル音が遅い?)」と感じたら要注意です。

【見る】

駐車した際、ショーウインドウのガラスへの映り込みなどを利用して車のランプ類の点灯・点滅状態をチェックすることもできます。

【触る】

アクセルを踏んだときの車の反応やブレーキの踏み心地で車の異常を判断することができます。普段から正常時の操作感覚を意識する習慣をつけましょう。

ステップにそってまるっと確認!定期的な日常点検もしよう

【聞く】【見る】【触る】に加え、お出かけ前の数分間、車の状態を注意深くチェックすることで不具合が起きそうな箇所を早期に発見することができます。

自分で実施できる日常点検は長距離走行前や洗車時などに行うのが一般的ですが、1回の点検は5〜10分程度なので、ぜひドライブ前などの習慣にしてくださいね。

自分で実施できない場合は、お近くの整備工場に依頼しましょう!

エンジンルームはここをチェック!

提供:日本自動車整備振興会連合会

エンジンルームを開けたら、次の順にチェックをします。

(1)ウインド・ウォッシャ液の量
ウインド・ウォッシャ液の量をチェックし、不足している場合は専用液を補充しましょう。

(2)ブレーキ液の量
ブレーキ・リザーバ・タンク内の液量が規定の範囲にあるかをチェック。減りが著しいときはブレーキ系統からの液漏れやブレーキパッド等の摩耗が考えられます。整備工場へ依頼して原因をつきとめましょう。

(3)バッテリ液の量
バッテリの液量が規定の範囲にあるかを車両を揺らすなどしてチェック。バッテリには寿命があるので、1年ごとに実施が義務付けられている定期点検の機会等を利用して早めの交換を。

(4)冷却水の量
ラジエータ・リザーバ・タンク内の冷却水の量が規定の範囲にあるかを点検します。冷却水の量が減っている場合、エンジンがオーバーヒートを起こす可能性があり、最悪の場合エンジン交換が必要になることも。

(5)エンジン・オイルの量
エンジン・オイルの量がオイル・レベル・ゲージにより示された範囲内にあるかをチェック。この際、エンジンルームに点検等で使用したタオルなどの可燃物を置き忘れないよう注意しましょう。エンジンの熱でタオルなどが発火して車両火災が起こる場合があります。

車体まわりはここをチェック!

提供:日本自動車整備振興会連合会

車体まわりはタイヤやブレーキランプなど、目視を中心としたチェックをします。

(6)タイヤの空気圧
タイヤの接地部のたわみの状態により空気圧が不足していないかを点検します。この時、タイヤゲージ(エアゲージ)があればより正確に点検できるため、整備工場でチェックしてもらうのもおすすめです。

(7)タイヤの亀裂、損傷および異状な摩耗
著しい亀裂や損傷がないかをタイヤの全周にわたりチェックします。釘や石などの異物が刺さっていないか、タイヤの溝にかみ込んでいないかも細かく点検しましょう。また、タイヤの接地面の片側だけや一部だけが異状に摩耗していないかも点検します。

(8)タイヤの溝の深さ
溝の深さが十分あるかをスリップ・サインなどにより点検します。なお、デプスゲージを使用すれば残り溝の深さがわかります。

(9)ランプ類の点灯・点滅、レンズの汚れと破損も
エンジン・スイッチをONにして、へッドランプ、テール・ランプ、ライセンス・ランプ、ブレーキ・ランプ、クリアランス・ランプ、バックアップ・ランプなどの点灯状態や、ウインカ・ランプの点灯状態及び点滅速度が不良でないかを点検します。フォグランプ付車はフォグランプの点灯状態も点検しましょう。また、レンズなどに汚れや損傷がないかもチェック。

このほかにも、運転席に座ってブレーキペダルの踏みしろやサイドブレーキの引きしろ(踏みしろ)を調べるなど、簡単にできる点検もあります。

車の点検と聞くと大掛かりなイメージですが、出かける前、数分の心がけで重大な事故やアクシデントを防ぐことができるんです!

さらに詳しい点検方法はリンクの『My Car Hand Book』をチェックしてみてくださいね。

全国で実施中「マイカー点検キャンペーン」にGO!

※画像はイメージです。

日本自動車整備振興会連合会では、自動車ユーザーに自動車の構造及び点検・整備についての知識と理解を広めることを目的として、昭和61年から『マイカー点検キャンペーン』(自動車点検整備促進全国キャンペーン)を実施しています。

※画像はイメージです。

車は便利な移動手段であると共に、家族とのコミュニケーションツールとしても大切な役割を持ちます。

だからこそ、日々の点検・整備を怠ることなく、安全・安心を乗せてお出かけしたいですよね。点検・整備を行うことで安全はもとより命を守ることにつながります。

ご紹介した【聞く】【見る】【触る】の点検と、ステップごとのチェックポイントを習慣化し、日頃から愛車の点検・整備を心がけるとともに、車検だけではなく1年ごとの法定定期点検も整備工場に依頼するなどして、確実に実施しましょう。

※本記事の内容は、基本的に自家用乗用車を対象としています。また、掲載している内容は、令和2年7月現在のものです。

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