実際より奥行きを感じさせる演出

ただ広いだけのリビングダイニングは、図面上で広く取ってもその広さを実感しないものです。その逆に、家具を置いてみると、意外に狭いことが判明したりします。ここでは家具配置によって空間にスケールを与え、実際より奥行きを感じさせることになった実例を紹介します。

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ただ広いだけのリビングダイニングは、図面上で広く取ってもその広さを実感しないものです。
その逆に、家具を置いてみると、意外に狭いことが判明したりします。
この木造スケルトンリフォームの住宅では、通常のソファを置くと狭く感じてしまうだろう、小さいお子さんがいるのでソファよりも座卓が良いのではないかということで、「床に座るリビング」の提案をさせて頂きました。
そうすると、座卓からみるとダイニングテーブル下の足元が気になってしまいます。その目隠しをし、かつ、腰掛ける空間と座る空間の領域を感じさせるために、カウンターを設けることにしました。そのカウンターはダイニングテーブルより高くしないことがミソでした。

写真はリビングからダイニングを見たところ。

 床面 → 座卓 → カウンター → ダイニングテーブル → 奥の小窓

というように、高さが段階的に変化していく景色はパースがかっていて(遠近法を使った図法のこと)、実際以上に奥行を感じさせてくれることとなりました。

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白崎泰弘・白崎治代のパートナーシップによる設計事務所。男女両方の視点から設計し、機能的でありながら、住み手の心に響くデザインを心がける一級建築士事務所です。

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