飼い主死亡で路上に放り出された3匹の犬。1年半ずっと帰りを待っていた

亡くなった飼い主と共に住んでいた家から放り出された3匹の犬たちは、亡き飼い主の帰りを待って1年半、家の周囲に居ついていました。飼い主亡き後に愛犬が路頭に迷わないように、飼い主は自分が元気なうちに手を打ちたいものです。

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3匹一緒に、ずっと待っている

1年半前に飼い主を亡くした3匹の犬

「フレッド」、「リッキー」、「エーテル」の3匹の犬たちの飼い主は、今回の保護活動の1年半前に亡くなりました。

生前に犬たちのことを遺言などに残していなかったため、3匹は路上に放り出されたのです。それ以来、毎日毎晩、3匹は飼い主の帰りを元の家の周りで待ち続けていました。

そしてやっと保護団体HOPE FOR PAWS に保護依頼が届き、現場にやってきました。

1匹目はフレッド

現在の家の所有者に許可をもらって、家屋の周りで犬たちを探します。最初に見つかったのは、行き止まりの壁ぎわで縮こまっていた、フレッドです。

出典:

目の前に立ちはだかる女性の足元をすり抜けて、雑草の中を、動画撮影している保護団体のリーダーの方へ走ってきます。

そこでリーダーが、ワイヤリードの輪でうまくつかまえました。

出典:

暴れまくって疲れきったところで、フレッドはあきらめがついたように大人しくなり、素手で触れるようになりました。

出典:

つぎはエーテル

他の2匹は、近所の小さなスーパーの周辺で目撃情報がありました。

情報の通り、まずはエーテルが見つかります。食べ物に近づいてきたところに、地面に置いたワイヤリードの輪をするする~っと近づけていくと、エーテルは、「何これ?」と見入ります。

出典:

輪を犬の首へ、パタッと通して、確保完了。あっけなかった!

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最後にリッキー

エーテルが暴れていると「何事?」と、画面の左から1匹の犬が近づいてきました。リッキーに違いありません。

出典:

そしてリッキーも、確保。

出典:

1人1匹を引っ張って、車まで短い距離を歩かせますが、それぞれに暴れています!よく見ればエーテルは後方で地面に転がっているし。ちょっと面白い場面です。

出典:

やっと病院の一室で、3匹が一緒になりました。

出典:

その後

3匹そろって一時預かり施設に引き取られ、里親さんとの出会いを待つことになりました。

動画では最後に「どうか、飼い犬のことを遺言書や生前信託に含めてください」と訴えています。

飼い主自身の身に、いつ何時、何が起こるかわかりません。飼い主亡き後の愛する犬たちの身の振り方を、後回しにせず、今、考えて準備することが大事ですね。

他の犬たちとも仲良く遊んでいるフレッド、エーテル、リッキーを、動画でご覧下さい。

動画を見ることは保護活動支援につながります。

※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
 掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel

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