2,000万円で実現できるリフォーム。おすすめの方法や事例をご紹介

予算2,000万円でおすすめのリフォーム

2,000万円というと、新築住宅を建てられるぐらいの価格帯になります。ただ、実際に既存の住宅を解体して一旦更地にし、建て替える場合にはさらに何百万という費用が上乗せされます。2,000万円の予算内に何とか抑えようとするなら、大規模リフォームという選択肢が現実的でしょう。

ここでは、2,000万円でできるリフォームについて、よく選ばれている改修内容をいくつかご紹介します。

1.二世帯住宅を単独世帯に戻すリフォーム

二世帯住宅として暮らしていた家を、1世帯住まいの家にするリフォームです。具体的には、2つあった玄関を1つに減らしたり、2世帯分あった水回りを1箇所に戻したりするなどの方法が用いられます。既存の設備を解体して新しいスペースを作る場合、二世帯住宅にするリフォーム以上に手間がかかりますから、費用も高くなります。

二世帯住宅にするリフォームは1,000～1,500万円ほどの費用で行っているケースが多くなりますが、その逆パターンのリフォームを行うなら2,000万円ほどかかると考えるとよいでしょう。

2.大幅な増築を含めた二世帯住宅化リフォーム

既存のスペースの範囲内で二世帯住宅化リフォームを行えば、費用も1,000万円台に収まる場合が多くなります。しかし、大規模な増築を伴った二世帯住宅化を考えているのであれば、2,000万円ぐらいの費用を想定しておきましょう。

たとえば、元々狭かった家を二世帯で暮らせるようにするなら、1階と2階に居室をそれぞれ1つずつ新たに設けるような増築工事が必要になることもあり得ます。その増築も含めて、家全体のフルリフォームに近い形での改修を行うなら、予算も2,000万円ほどで考えておく必要があります。

3.大規模設備によるバリアフリー化をプラスしたリフォーム

ごく一般的なバリアフリー化だけを考えるなら、それほど高額な費用を考える必要はありません。ただし、車椅子移動を想定してホームエレベーターや玄関床の段差解消機、階段用車椅子昇降機などの大型設備を入れたいという場合もあるでしょう。これらの設備を取り付ける場合、どれも本体と工事費を合わせると数百万円単位の費用がかかります。

エレベーターと段差解消機を両方設置すれば、それだけで費用は1,000万円近くになります。同時にフルリフォームを行えば、介護保険や減税制度などをフル活用して総合計2,000万円というところでしょう。

2,000万という予算をいかに有効に使えるか、理想とする住まいに近づけるリフォームができるかを良く考慮したうえで計画を立てましょう。

2,000万でここまでできる！？成功事例

2,000万が予算のリフォームとなると、工夫次第で理想の住宅に近づけられるリフォームも可能となります。内装リフォームに加えて外壁の改修、バルコニー・テラスの新設や拡大、また耐震補強などまで視野に入れられます。2,000万でどれだけのリフォームができるのか、以下の成功事例を参考にしながら計画を立ててみて下さい。

【一戸建て二世帯住宅】2,115万円　面積103㎡、築25年
壁や床の修繕を最優先にして、耐震補強を行い採光・通風を考慮したデザインを実現

【鉄筋コンクリート造マンション】1,998万円　面積88㎡、築30年
リビング／ダイニング／キッチン／洋室／子供部屋／洗面室／トイレ／お風呂の改装、クローゼットの増設（ほぼスケルトン状態まで解体し、フルリフォーム）

【一戸建て】2,000万円　面積163㎡、築15年
床暖房、断熱施工、室内全面改修（床、壁、天井）、太陽光発電新設、耐震補強、リビングの防音化

おわりに

2,000万でできるリフォームの内容も、実際には住宅の築年数や大きさ、傷みや劣化の度合いなどでかなり異なってきます。家の状態をしっかり調査するということも、リフォーム計画では大事な要素。まだまだ長く暮らせる家にするなら、予算はもちろんですが依頼するリフォーム会社もしっかり選びましょう。

予算を決めてのリフォームプランには、リフォーム会社の適切なアドバイスも不可欠です。一括見積サイトを利用し、多くのリフォーム会社から見積をとったうえで、じっくり比較検討しながらリフォーム会社選びをしましょう。

もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。