手にフィットするマウスを使ったら、作業効率爆上げで二度と戻れない件

最近は無線LANが当たり前になってきましたが、マウスもワイヤレス接続が主流。ワイヤレスマウスならUSBケーブルがないので、パソコン周りをすっきりさせることができます。とはいえ、接続方法や読み取り方式などに違いがあり、店舗やネット通販サイトでもでも数が多すぎてどれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。そこで今回は、ワイヤレスマウスの選び方と、おすすめ8製品を紹介します。

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マウス選びの着目点は3要素9項目

マウスを選ぶ基準は「使用環境」、「目的」、「フィーリング」に大別できます。これらの要素には、それぞれ3 つのチェックすべき項目があるので、マウス購入時には合計9の項目を確認しなければなりません。

「使用環境」と「目的」で確認すべき項目はカタログスペックやメーカーの製品解説ページで調べられます。しかし、「フィーリング」のだけは実際に触ってみないことには判断できないので、6つの項目を下調べした上で大型の量販店などでサンプルを触ることをオススメします。

【確認要素その1】使用環境

まず見るべきは「対応OS」、「接続形式」、「センサー」の3要素です。

これらを無視してしまうと、せっかく買ってきたマウスが自分の環境では使えないかもしれません。買う前に必ず確認しましょう。

一部の製品は複数OSへの対応に加えて、使用中にOS切り替えて使えるものもあります。

使用環境/対応OS 対応OSが多いと使い回せる

基本的には使用OSに合わせて選べばOK。対応OSが多いマウスは、パソコンやタブレットを増やした際に使い回しできて便利です。

ただし、複数OS対応のマウスでも、特定のOSよっては使えない機能があることもあります。

使用環境/接続方式 Bluetooth対応の有無がポイント

ワイヤレスタイプのマウスには接続方式にUSBレシーバーを使うものと、Bluetoothを使うものの2種類あります。

無線方式がUSBレシーバータイプの場合、パソコンのUSBポートがひとつ、レシーバーで専有されてしまいます。

Bluetooth接続のマウスは、パソコンにBluetooth機能が搭載されていれば、そのまま接続できます。

USBポートが少ないノートPCやタブレットは、レシーバーでポートがひとつ埋まってしまうと不便。Bluetooth接続の場合は下の写真のようにUSBポートが埋まらずに使えます。

Bluetooth非搭載のデスクトップPCの場合は、USBレシーバータイプを選ぶといいでしょう。(Bluetoothアダプターを別途購入して追加する方法もありますが)

使用環境/センサー センサーごとに得手不得手がある

マウスの動きを読み取るセンサーは、光学式やブルーLEDなどの4形式があります。

基本的には高額なセンサーほど読み取り精度が高く、環境を選ばず使えますが、製品によってはメーカーの独自技術で、苦手を克服しているものもあります。

一般用途ならどの形式でも大きな差はありません。しかし、苦手素材の上で使うと差は歴然です。

クリエイティブ系の作業を行う場合は、精度の高いレーザー式を検討してもいいでしょう。

【確認要素その2】作業目的

次に確認すべきポイントは。「ボタン数」、「解像度」、「独自機能」の3つ。

特定ソフトをフル活用する仕事用かクリエイター用か普段使いかによって必要な機能や性能が変わってきます。

基本は左右クリック+ホイールの3ボタンですが、最近ではサイドボタンなどを加えた5ボタンのタイプがあたりまえです。

作業目的/ボタン数 多ボタンマウスは作業を効率化できる

3ボタン以上のボタンを備えるマウスは、キーボードのショートカットをマウスボタンで操作できるので、使いこなせば作業の効率化が可能です。ボタンの役割をカスタマイズできる製品もあります。

ボタン数は多くても7くらいで、それ以上はゲーミング仕様です。

ゲーミングマウスは、基本的にボタンカスタマイズが可能なので、クリエイティブ用途で快適作業環境を構築するのもアリ。ただし遅延防止ため有線接続のものが多いです。

作業目的/解像度 解像度は切り替え可能だと汎用性が高い

解像度はマウスを1インチ動かした際にカーソルが移動する距離です。

フルHDモニターなら1000dpi前後くらいが適正ですが、4Kモニターの場合はその倍くらいあってもいいでしょう。

製品によっては解像度の切り替えが可能なものもあり、環境や作業内容、そして好みに応じて変更できます。

作業目的/独自機能 マウスの枠を超えた機能を使いこなす

独自機能には、決められたマウスの動きでショートカットの入力などを行うジェスチャー機能や、ソフトごとにボタンの機能を変える機能、異なるOS間でコピー&ペーストを行う機能などがあります。

独自機能をもった多機能マウスの実力を引き出すには専用ソフトでの設定が不可欠。使いこなして最強環境にカスタマイズしましょう。

【確認要素その3】フィーリング

マウスの使用感に関するポイントは、「サイズ」、「形状」、「クリック感」の3つです。

最初使いづらくても、慣れにより克服できる場合もありますが、できるなら最初から違和感なく、使い勝手のいいマウスを選びたいです。

使用感は実際に手に持ってみないと判断できません。

店舗のサンプルで確認しましょう。

フィーリング/サイズ マウスのサイズは手の大きさに合わせて選ぶ

エレコムやバッファローの一部製品は、同一デザインのサイズ違いをリリースしています。外観は同じですがLとSでは本体サイズは約3㎝も違います。

基本的には平均身長の男性はM。大柄ならL、小柄ならSを選べばいいでしょう。なお、モバイル用のマウスはSより小さく、携帯性重視です。

上図はマウスのサイズ(エレコム製品の場合)ごとの寸法です。

なお、平均身長の女性はや子供はSを選択するとちょうどいいでしょう。

フィーリング/形状 エルゴノミクスと左利き用に注目

疲労低減を突き詰めたエルゴノミクスデザインや左利き用など、目的や特定のユーザーに特化したデザインの製品もあります。

ニーズに応じて検討しましょう。

縦型デザインのマウスは手首の負担を大きく低減してくれます

フィーリング/クリック感&音 カチカチ派と静音派に分かれる

「カチカチッ」という軽快なクリック音は手応えを感じさせてくれますが、図書館などでは不向きです。

逆に静音マウスは静かですがクリック感が味わえません。

静音性の高いマウスは静けさが求められる場所で有用。サブとしてひとつ持っておいてもいいでしょう。

それでは上記9項目を踏まえた上で、人気のコスパモデル、多機能モデル、モバイルモデル、エルゴノミクスモデルから8個のオススメ製品を紹介します。

電池寿命&保証期間は3年! 価格満足度が高い7ボタンマウス「マラソンマウスM705m」

ロジクール
M705m
実勢価格:3762円

サイズ・重量/W71×H42×D109mm ・135g (電池含む)
対応OSWindows、Mac、iPadOS

ロジクールの「マラソンマウスM705m」は、オーソドックスな形状の右手用マウスでサイズは平均的な体型の成人男性にちょうどいいですが、小柄な女性には少し大きめです。

7つあるボタンは、自然に押せる場所に配置されており、3ボタンに慣れているユーザーでもすぐに使いこなせます。

クリックの感触はカチカチッと小気味よく、高速回転可能なホイールはウェブサイトやページ数の多いPDFを閲覧する際に重宝します。

無線形式はロジクール社独自のUSBレシーバー規格「Unifying」を採用。ほかにワイヤレスキーボードなど同社のUnifying対応製品を使っている場合、ひとつのレシーバーで6個のデバイスまで接続できます。ただし、Bluetoothは未対応です。

電源は電池式で、単三電池2本で最大3年間使い続けられます。また、保証期間も3年と長いです。このことからM705mは長く愛用できるマウスといえます。

キーボードやタッチパッド、トラックボールなど他のロジクール社Unifying対応品とレシーバーを共用できます。

ホイールにはベアリングが内蔵されており高速回転が可能。また、切り替えボタンを押すことで回転を抑えられます。

ウィンドウに横方向のスクロールバーがある場合、ホイールを左右に倒すと横スクロールできます。

クリエイター向き 多機能マウスの頂点「MX Master 3 MX2200sGR」

ロジクール
MX Master 3 MX2200sGR
実勢価格:1万3500円

サイズ・重量/W71×H42×D109mm ・135g (電池含む)
対応OSWindows、Mac、、iPadOS

1秒間に1000行をスクロールする電磁気ホイールにサムホイール、さらにジェスチャーコマンドを備えた多機能マウス。

カーソルを画面の端に移動することで、2台のパソコン間を自動で切り替え、異なるOS間でのコピペを可能にする「Logicool Flow」機能は超便利。

価格は高めですが、使いこなせば手放せなくなります。

親指の周辺には横スクロールの「サムホイール」と「戻る&進む」に加え、「ジェスチャーコマンド」ボタンが配置されています

電源方式は充電式。充電はUSB Type-Cケーブルで行い、1分で3時間使用できる急速充電に対応、フル充電だと70日使用可能です。

親指と薬指が吸いつくように手になじむ!「M-XGL10DB」

エレコム
M-XGL10DB
実勢価格:1351円

サイズ・重量/W82×H42×D119.9mm ・約87g(電池含まず)
対応OSWindows、Mac

S・M・Lの3サイズが用意されているエレコム社の5ボタンマウス。自然と手が収まる形状をしており、非常に握りやすいです。

型番「M-XGL~」のLがMになるとMサイズ、SになるとSサイズになるので、体型に合ったサイズを選びましょう。

手になじむので、軽くつまんだだけでも親指と薬指で保持できます。

上質なつくりのスタンダード5ボタンマウス「BSMBW510M」

バッファロー
BSMBW510M
実勢価格:1723円

サイズ・重量/W80×H41×D106mm ・約74g(電池含まず)
対応OSWindows、Mac

ディスプレイサイズや好みに応じて解像度の切り替えが可能な5ボタンマウス。
代表的なマウスの持ち方「かぶせ」「つまみ」「つめたて」の3通りに対応し、手首の負担を軽減する形状が特徴。
サイズはMとSがあり、型番の末尾が「M」か「S」かで判断できます。

右側への絶妙な傾斜で手首の内側にかかる緊張が緩和されます

未来的なデザインが目を引く!「Surface Arc Mouse」

マイクロソフト
Surface Arc Mouse
実勢価格:7472円
※Amazonリンク先は別色になります。

サイズ・重量/W55×H14×D131mm ・82.49g (電池含む)
対応OS/Windows

携帯時はフラット、使用時はアーチ状に変形させると電源オンになるBluetoothマウス。スクロールホイールは備えませんが、公式ソフトを導入することで上下左右にスクロールできる全面スクロールに対応します。

操作性よりも携帯性を重視したマウスです。

持ち運び時のフラット状態から使用状態にすると電源が入ります。

複数のOSをシームレスに切り替える「M585」

ロジクール
M585
実勢価格:3200円
※楽天リンク先は別色になります。

サイズ・重量/W64×H40×D103mm ・101g
対応OS/Windows、Mac、Android、iPadOS

ロジクールの独自USB規格UnifyingとBluetoothに対応する7ボタンマウス。

「MX2200sGR」と同じLogicool Flow機能を備えており、異なるOS間を切り替えながら使えます。「MX2200sGRは高いけど、同様の機能が使いたい」というユーザーにオススメです。

USBとBluetoothの両方に対応。

3つのOSをスイッチひとつで切り替えられる「M720r」

ロジクール
M720r
実勢価格:6045円

サイズ・重量/W74×H45×D115mm ・135g
対応OS/Windows、Mac、Android、iPadOS

右記M585がMX2200 sGRのLogicool Flow機能が使えるのに対し、本機はジェスチャーコマンドに対応。シームレス切り替えはできませんが、3つのOSを切り替えて使えます。

ホイールはM705mと同様に左右チルトで左右スクロールが可能です。

ボタンを押してジャスチャー発動。ジェスチャーはOSやソフトごとに設定できます。

筋緊張と手首への圧力を軽減する「MXV1s」

ロジクール
MXV1s
実勢価格:9800円

●サイズ・重量/W78.5×H120×D79mm ・135g
●対応OS/Windows、Mac、iPadOS

MX2200sGRと同じロジクール社の最高グレードであるMXシリーズの5ボタンマウス。

手への負担を軽減するエルゴノミクスデザインが目を引きますが、3つのOSとのマルチペアリングに加え、Logicool Flowと機能は充実。

少ない動きで操作でき、57度の傾斜が手首の位置を改善。疲れにくくなっています。

以上、ワイヤレスマウスのオススメ8選でした。マウスはパソコンを操作する上で長時間使用する機器なので、合わないものを無理に使うと大きなストレスになります。

本稿を参考に、自分の使用スタイルに合った製品を見つけてください。

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