アール・ヌーヴォー

1888年5月、パリ。広重や北斎といった浮世絵など江戸時代の日本美術を紹介した雑誌『LE JAPON ARTISTIQUE(芸術的日本)』が創刊されました。発行者は、画廊「アールヌーボー」の店主サミュエル・ビング。やがてヨーロッパで一世を風靡する芸術運動”アールヌーヴォー”の名付け親でその火付け役となった人物です。
一部のフランス芸術家たちによって流行していた”ジャポニズム運動”(日本趣味)は、19世紀末になると突如として、”アール・ヌーヴォー”(フランス語で、「新しい芸術」)という芸術様式へと昇華し、その風潮は瞬く間にヨーロッパ全土へ広がり華々しい隆盛を極めました。
アールヌーヴォーを提唱する組織団体として最も成功を収めたのが ”ナンシー派” です。 その中心人物となったガラス工芸家エミール・ガレを慕い、多くの芸術家たち(ドーム兄弟、シュナイダー兄弟、ルイ・マジョレール、ヴィクトール・プルーヴェなど)がナンシーに集まったそうです。 また、ガレの工房で働いた多くの弟子たち(ミュラー兄弟、アンドレ・ドラットなど)も独立し、ナンシー派としてナンシーで工房を構える者や、自身の故郷で工房を構える者がいました。
バブル全盛期、大量のアールヌーヴォー美術品が日本に持ち込まれました。 アールヌーヴォー本来の素晴らしさを愉しむことよりも、投機的ビジネスの目的として、安易な儲け話の道具として、もて流行らされた忌むべき過去です。 その間違った流行により、バブル崩壊後の日本人にとってアールヌーヴォーとは、”忘れがたい忌まわしき過去” のような、排他的なイメージが色濃く残ってしまいました。世界では、アールヌーヴォーは素晴らしい芸術・文化として、絶えることのない賞賛と脚光を浴び続けています。 
A&Oでは、19世紀末~20世紀初頭のガレ、ドーム、シュナイダーを中心としたナンシー派、また、フェリックス・ブラックモン、ウジェーヌ・ルソーを中心とするパリ派のアールヌーヴォー作品を幅広いラインアップで取り扱いしています。

アンティーク&オールディーズでは、ヨーロッパから様々なアンティーク商品を直輸入して販売しています。

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