中古リフォームと新築の違いを徹底比較！迷ったらココをチェック

新築と中古リフォームは何が違うの？

新築と中古リフォームどちらがいいか選ぶなら、まずはそれぞれの違いを知ることが大切です。さまざまな観点から違いを比較してみましょう。

1.外観・内装の違い

新築物件は、外観も内装もすべてが新しくピカピカです。一方、中古物件を全面リフォームする場合、特にスケルトンリフォームのように一旦柱と梁だけの状態に解体して行うリフォームの場合は、新築同様の新しさを手に入れることが可能です。

また、昔ながらの住まいの情緒をあえて残した外観や内装に作り変えられるのは中古リフォームだからこそできる手法です。もちろん、出来栄えは手掛ける業者の手腕や扱っているブランド・メーカーの種類にもよりますが、最新の素材を使って現代風の住まいにしたい場合には新築、レトロな雰囲気にしたい場合には中古リフォームが適していると言えるでしょう。

2.自由度の違い

新築の注文住宅は、自由度の高さではこれに勝るものはありません。まっさらの土地の状態に一から建物を建てるため、基本的にはすべてを自由に造り上げることが可能です。

それに対して中古リフォームの場合は、どうしても設計に制約が出てしまいます。最も自由度の高いスケルトンリフォームであっても、もともとの構造部分を変えることはできません。そのため、希望する間取り変更ができないなど多少不自由な点が生じてしまうのです。

中古リフォームによって自由度を重視したこだわりの強い住まいを構築したい場合は、物件を購入する前に、どの程度自由度に制約があるのかをしっかりと確認しておく必要があるでしょう。

3.立地の違い

立地の面で比較すると、どちらかと言えば中古リフォームの方が有利と言えます。それはなぜかと言うと、条件の良い立地にはすでに物件が建ってしまっているため、新たに条件の良い土地を探して新築住宅を建てることは非常に難しいからです。

その点中古物件であれば、希望するエリアや周辺環境など条件に合わせて選ぶことが比較的容易にできるため、立地的に満足度の高い住まいを手に入れることができるでしょう。

4.費用の違い

費用を重視するのであれば、中古リフォームに軍配が上がります。一見すると、新築の場合は「土地費用＋工事費用」、中古リフォームの場合は「土地費用＋中古建物の費用＋工事費用」のため、建物代も含まれる中古リフォームの方が高くつくのでは？と思うでしょう。しかし、全面リフォームが必要な築年数の古い物件は建物自体の価値がほとんどない場合が多く、提示される金額はほぼ土地の費用と言っても過言ではありません。

そのため、注目すべきは「工事費用」ですが、工事費用に関しては中古リフォームの方が断然リーズナブルです。新築とは違って基礎や構造部分の工事が不要であることや、建物を再利用できることが安さの理由と言えるでしょう。

また、リフォームの場合は条件さえ合えば国から助成金を受け取ることができ、お得度の高さも魅力です。なるべく予算を抑えて住まいを構築したいのであれば、中古リフォームがおすすめです。

5.リスクの違い

新築の場合は見た目が新しいことはもちろん、構造部分など目に見えない部分も新しいため安心感があります。しかし、中古リフォームの場合は見える部分は新築同様の新しさを追求できても、見えない部分まで新築同様にというわけにはいきません。

いくらスケルトンリフォームのように大がかりなリフォームを行ったとしても、柱や梁など構造部分は変えられないからです。特に築年数が古い物件は、スケルトン状態まで解体してみたら予想以上の劣化が見つかり、結果すべて取り壊して新築として建て直すことになる可能性も。そうなると解体費用＋新築費用で、初めから新築を建てる以上の費用が必要になってしまうため注意が必要です。

また、新築は耐震性が高い点でも安心できますが、中古の場合、特に1981年6月以前に建てられた物件の場合は要注意です。新耐震基準に基づいていないため、耐震性が非常に低く、大きな地震に耐えられない可能性があります。耐震性は住まいにおける最重要項目と言っても過言ではありません。中古物件を選ぶなら、どの程度の耐震性があるのかしっかりと確認しておきましょう。

新築か中古リフォームか…迷ったらココに注目しよう！

これまで新築と中古リフォームの違いをチェックしてきましたが、どちらにもメリット・デメリットがあるため決め手に欠けるケースも多いでしょう。そんな方のために、どちらにするか迷ったらぜひ注目したいポイントをご紹介します。

1.予算の上限

住まいを建てる上で重要となってくるのが「予算」です。予算が明確に決まっているのであれば、その限度の中で新築を建てるならどういったエリアにどのような家が建てられるか、また、中古リフォームであればどのくらいの価格の物件を購入できて、どういったリフォームが可能なのかをシミュレーションすることができます。

すると、おのずとどちらを選ぶべきかが見えてくるものです。どうしても住まいの内容ばかりに気を取られてしまいがちですが、まずは予算をしっかり決めることでぶれずに計画を進めることができるでしょう。

2.耐震や断熱の性能

先述の通り、耐震性は住まいの価値に大きく関わってきます。安心安全に暮らすために欠かせない要素であるため、中古リフォームを希望する場合には事前にきちんと確認しておきましょう。物件購入前に耐震診断を依頼することで、その物件が安全なのかどうか確実に見極めることができます。

また、断熱性もぜひチェックしておきましょう。夏を涼しく、冬を暖かく過ごせるかどうかは、その住まいに長く過ごすことを考えるととても大切なポイントです。新築でも中古でも、断熱性が高い住まいを目指すことをおすすめします。

3.長く快適に住み続けられる物件かどうか

住まいの購入は、人生においてそう何度もできるものではありません。立地条件、性能、間取りなど、さまざまな面において快適に暮らし続けることができるかどうかが、住まい構築の明暗を分ける大きな鍵となります。すべてを完璧に目指すことは難しいですが、どのポイントを優先すべきかを考え、優先順位を決めると「自分に合った住まいの形」がイメージしやすくなるはずです。

おわりに

中古リフォームと新築の違いをお伝えしてきましたが、決め手としては「住まいを構築する上で何を重視するのか」ではないでしょうか。費用を重視するなら中古リフォーム、安全性を重視するなら新築…というように、優先するポイントを考えればどちらがよいか自然と見えてきます。

また、中古リフォームでも、安全性が高く性能に優れた物件はたくさんあります。費用を抑えた上で機能性も追求したいのであれば、その希望と親身になって向き合ってくれる業者を探しましょう。まずは一括見積もりサイトを利用し、信頼できる業者選びからスタートしてみてはいかがでしょうか。

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