スケルトンリフォームで戸建を自分仕様に!成功させるポイントをご紹介

少し前までは、古くなった住まいは手放して建て替えや住み替えを行うスタイルが一般的でした。しかし、最近では中古住宅や現在住んでいる家をリフォームして新築同様によみがえらせるスタイルが注目されています。特に人気が高まっている「スケルトンリフォーム」は、自分仕様の住まいを実現できると大変評判を呼んでいるようです。ここでは、スケルトンリフォームの魅力や成功させるポイントをご紹介します。そろそろ我が家もリフォームを…と考えている方、具体的な計画を立てる前にぜひご一読ください。

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こんな場合はスケルトンリフォームがおすすめ!

スケルトンリフォームとは、住まいを一旦骨組みだけの状態まで解体し、内装や設備機器をまるごとリフォームする方法です。部分的なリフォームとは異なり、費用も工事期間も大きくなりますが、何といっても自分好みの住まいを追求できるところが魅力です。特に以下のような状況の方にはおすすめしたい方法と言えるでしょう。

1.築15〜20年以上の物件に住んでいる

築15年を超えた頃から、建物全体が老朽化し、見た目の古さだけでなく機能性も不便さも目立つようになります。また、普段目に見えない構造面においても劣化が進んでいる可能性があるため、スケルトンリフォームすることで安心して住み続けることができます。

2.ライフスタイルが変わった

子供が生まれて部屋が足りなくなった、子供が家を出たため空き部屋ができたなど、家族構成やライフスタイルの変化によって間取りを変えたい場合にも、スケルトンリフォームは適しています。戸建て住宅であれば、マンションとは違って間取り変更に関する縛りがほとんどないため、従来の間取りに捉われずに自由に設計できるのです。

スケルトンリフォームを成功させるポイント

このようにスケルトンリフォームは、古くなった住まいを新築同様の快適な住まいへと生まれ変わらせることができ、且つ自由設計で理想の形を実現させることができます。大変夢のあるリフォームプランですが、希望通りのリフォームを成功させるためには、押さえておきたいいくつかのポイントがあります。

1.ホームインスペクションを依頼し、状態に見合ったリフォームを目指す

スケルトンリフォームは、既存の住宅の骨組み(主要な柱や梁)を残し、それを活かして住まいを構築し直すというものです。新築同様にすることはできますが、基礎部分もかなり劣化が進んでいる場合は、すべて取り壊して建て替えてしまった方がよいケースもあります。

築年数が20年、30年とかなり古い場合には、リフォーム計画を立てる前に「ホームインスペクション」を利用し、住宅診断してもらうとよいでしょう。そうすることで、その物件の現在の状態が事細かにわかり、劣化の進行具合や、必要なリフォーム方法などの見通しを立てることができます。

2.耐震診断を受け、家の状態を把握する

「耐震診断」を受けることもおすすめです。特に、1981年以前に建てられた物件の場合は耐震性能が低い可能性が高いため、リフォーム前に診断してもらいましょう。1981年6月に耐震基準が大きく改正された経緯があり、それ以前に建てられた建物は大規模な耐震リフォームを必要とするケースが多いからです。

ホームインスペクションも耐震診断も、その物件を設計・施工した会社に依頼することがベストですが、難しい場合はリフォーム業者や専門の機関、ハウスメーカーなどを利用することもできます。現在の住まいの状態をしっかりと把握し、その状態に見合ったリフォームを計画することが大切です。

3.あれもこれも…は危険!リフォーム内容に優先順位をつける

スケルトンリフォームは自由度が高いため、つい細部にまでこだわりたくなってしまいます。もちろん、予算制限がなくとことん理想を追求できる余裕があるならよいですが、ほとんどの場合限られた予算内でリフォーム計画を進める必要があるでしょう。こだわりすぎてしまうと、気が付いた時には予定していた予算を大きく上回り、後悔することにもなりかねません。

限られた予算内で上手にリフォームするためには、リフォーム内容に優先順位をつけることがポイントとなります。例えば、キッチンにこだわりたい場合はキッチンの内装や設備機器に大きな予算を回し、逆に浴室はブランドやメーカーにこだわらず機能性を重視してシンプルな造りにする、といった具合です。リフォーム内容にメリハリをつけることにより、予算を上手に割り当ててリフォームを成功へと導くことができるでしょう。

4.工事期間が予定より延びる可能性も。余裕を持ってプランを立てる

スケルトンリフォームでありがちなことは、当初の予定より工事期間が長くなってしまうことです。いくらプロの目で事前に住宅の状態をチェックしていても、細かい点については実際に解体してみないことには判断できません。そのため、解体後に修繕が必要な箇所が追加されるケースが多々見られます。

また、戸建の場合はマンションに比べてリフォームの自由度が高いことは事実ですが、どんなリフォームもできる、というわけではありません。木造軸組工法で建築された物件はほとんど制約なくリフォームできますが、注意しなければならないのは鉄骨住宅や2×4住宅です。動かすことができない梁や壁があり、それが理由で希望する間取り変更ができない可能性もあります。工事を進めて行く上でそういった壁にぶつかることもあるでしょう。

スケルトンリフォームはただでさえ大がかりな工事ですが、工事期間が長くなればなるほど近隣住居への徹底した配慮が必要となります。工事開始前の挨拶回りはもちろん、もしも工事期間が延びる場合はその旨をしっかり伝え、トラブルを未然に防ぐことがとても大切です。

おわりに

スケルトンリフォームを成功させるためには、事前の下準備や計画の進め方が大変重要です。ここでご紹介したポイントを参考に、後悔のないようにプランを立てていきましょう。自己管理も大切ですが、リフォーム業者による的確なアドバイスも必要不可欠です。まずは一括見積もりサイトでスケルトンリフォームが得意な業者探しをし、業者と二人三脚でスケルトンリフォーム成功を目指しましょう。

もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。

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