ハッピーになれる！？表参道へ話題のクリスマスツリーを見に行こう！

表参道ヒルズ「OMOTESANDO HILLS CHRISTMAS 2015」テーマは、”パーティー”

表参道ヒルズ本館の吹き抜け大階段で開催中の「OMOTESANDO HILLS CHRISTMAS 2015」。「人々が集う場所〜ツリーの下のガーデンパーティ〜」をテーマとした豪華できらびやかなイルミネーション装飾が目を引きますが、なんといってもその主役は全長８mという世界最大級のクリスマスツリー。

ベルギー製のオーナメントなど約700個の装飾と、テーマカラーである赤、緑、ゴールドを散りばめた約12,000球のLEDで彩られたツリー。中心には今年のテーマにちなんだ、”人々が集う幸せのシンボル”とされる「ヤドリギ」のシャンデリアオブジェが飾られています。

ツリーデザインと全体の空間演出を手掛けるのはデザイン・アート・プロダクトの合同展示会「場と間」を主催する馬場雅人氏。アッシュ・ペー・フランスに入社後、2010年に場と間事業部を立ち上げ、クリエイターとのイベント企画・プロデュースを行うなど会社の枠を越えて国内外で活躍中の人物です。

ツリー中央に設置される全長約1.5mのヤドリギは、ブラジルサンパウロ出身のデコレーターである、FABIO KENJI MATSUKI(オルランド店長)氏が手掛ける作品。

ヤドリギとは根を持たず、木に寄生する常緑植物で、ヨーロッパでは「幸運の源」や「再生のシンボル」とされ、神秘的な植物として古来からクリスマスを彩るシンボルとして崇められています。

ヤドリギの元では「キスをした男女は幸せになれる」「敵同士であっても争いをやめなければいけない」などの言い伝えがあり、ヤドリギの下に集うことで奇跡が生まれる、と信じられているそう。ヤドリギはそんな特別で神秘的な象徴なのです。

”年に一度、大切な人々が集う幸せ”に願いを込めた演出の数々

表参道ヒルズの特徴である吹き抜け空間を囲むスロープ側面に約6,000球のLEDとガーランド、天井部には約10,000球のLEDを配し、空間全体をイルミネーションで囲うことで華やかに彩ります。

大階段の両側には、サイズの異なる12個のツリーが！　さらにその中の２つのツリーでは、ヨーロッパの広場で行う「ガーデンパーティ」をイメージしたテーブルインスタレーションを展開中。

フードコーディネーター、諏訪綾子氏がデコレーションするテーブルインスタレーションのコンセプトは「美しく儚い欲望に満ちたクリスマスパーティーへようこそ」。赤と緑を基調とし、果実やスパイス、食べ物などの写真が転写されたテーブルウェアで欲望のテーブルを表現。近寄って見ると、かなりユニークな世界が広がっています！

その他、アクセサリーデザイナーの梶谷好孝が担当する、「クリスマスプレゼント」をコンセプトとした、ゴールドを基調とするテーブルインスタレーションも展開。アンティークの燭台やフラワーベース、アクセサリーボックスなどでクリスマスの祝いを表現しています。

聖なる日の「昼」と「夜」を空間演出で表現

約28,000球のイルミネーションを使った空間演出も楽しみの一つ。クリスマスの賑やかな街並みをイメージした「昼」と、神秘的な聖なる夜を表現した「夜」という、２つのクリスマスシーンを１時間ごとに交互に切り替えて演出。クリスマスプロモーションならではの壮大な演出は必見。訪れた人の心にのみ残る神秘的な体験となるでしょう。

暖かくまたたく光にツリーが包まれ、吹き抜け空間全体が赤と緑に染まる「昼」の演出。広場で演奏されるような、ミュゼットの響きが雰囲気を盛り上げる音楽がクリスマス気分を高めてくれます。

空間全体を静かに照らす青と白の照明が聖なる夜を表現する「夜」の演出。神秘的な静寂の中に流れる、聖夜ならではのハープやコーラスの音楽で敬虔な気持ちを盛り上げてくれます。

キリスト教のお膝元、ヨーロッパやアメリカではクリスマスパーティーは家族や大切な人々と過ごす、一年で最も大事な時間とされています。そんなあたたかいコンセプトと神秘的な空間演出が楽しめる、表参道ヒルズならではのクリスマスプロモーションは12月25日まで開催されています。カップル、友達、そしてもちろん家族。大切な人々と訪れてみては？

【開催概要】
OMOTESANDO HILLS CHRISTMAS 2015
人々が集う場所～ツリーの下のガーデンパーティー～

場所：東京都渋谷区神宮前4-12-10号　表参道ヒルズ　本館 吹抜け大階段
日程：11/5（木）～12/25（金）
時間：11:00～23:00
※演出時間
「昼の演出」11時～12時／13時～14時／15時～16時／17時～18時／19時～20時／21時～22時
「夜の演出」12時～13時／14時～15時／16時～17時／18時～19時／20時～21時／22時～23時

取材協力／表参道ヒルズ　場と間
Text：藤川経雄