築10年の住宅をリフォームしよう!忘れずに行いたいリフォームと費用

長く住み続けるためには、定期的なリフォームが欠かせません。中でも、築10年目は、実は住宅リフォームの大きな節目となっています。今回はそんな築10年の住宅において大切なリフォーム方法を、費用と共にご紹介していきます。

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築10年の住宅リフォームポイント

家の点検・メンテナンスは10年が目安と言われており、住宅事情に合わせたリフォームが必要な時期となります。ここできちんとリフォームするかしないかで、20年目のリフォーム費用が100万単位で変わる場合もあると言われています。

例えばモルタル壁の塗膜やサイディングの目地の耐用年数は10年前後ですが、その耐用年数を過ぎたまま放置しておくと、一気に劣化が進んでしまいます。大した劣化でないと放っておいたばかりに後の補修の際にコストがかかり過ぎ、建て替えざるを得なくなったという事態も十分に起こりうるのです。後のメンテナンスを楽にするためにも、外装・内装ともに10年目で行なうべきリフォームを見てみましょう。

外装

まずは築10年が目安とされる外装メンテナンスにかかる費用を見てみましょう。

1.外壁の再塗装

外壁には経年劣化によってひび割れや傷みが生じるため、定期的な補修が必要となります。モルタルの場合は10年、サイディング壁の場合はシーディングと呼ばれるつなぎ目の打ち直しが5〜10年ごとに必要とされます。

一般的に、外壁塗装全般にかかる費用は100万円前後ですが、塗料の質によっても費用は変わります。塗料にはフッ素樹脂塗料、シリコン樹脂塗料、ウレタン樹脂塗料、アクリル樹脂塗料などがあり、安いアクリル系塗装であれば80万前後で済みますが、5年~8年で再び塗り替えなくてはなりません。一方、フッ素系であれば140万~250万と金額はかかりますが、耐久性も20年近くとなり、結果的に安く済む場合も多いようです。

2. 屋根の点検・メンテナンス

屋根は、損害状況によって金額にもかなりの変動があるため、定期的にチェックし修繕しておくと安心です。特にストレート屋根のメンテナンス周期は10年と言われるので、腐食やズレが起こっていないといった細かな確認から始めると良いでしょう。

ストレート屋根のリフォーム方法には葺き替えとカバー工法があります。葺き替えの場合、一部分のみであれば30万程度で済みますが、全体となると200万以上かかる場合もあります。一方のカバー工法の場合は80〜250万円が相場です。

3.ベランダの防水工事

忘れがちな部分ではありますが、ベランダの防水工事も経年劣化に伴い必要となります。築10年であれば一部補修で済みますが、傷んでいるものが20年以上経つと、新規に防水層を作らなければならず100万円以上かかることもあります。さらにそれが仮に建物を侵食しているような場合は内装工事も加わるため、早めの対策が求められます。

防水工事は一般的なベランダ(約4メートル×1メートル)で一か所につき10万円~15万円かかることが多いようです。既に10年の中で経年劣化し、雨漏りをしている家庭の場合は、10万~20万円程度での補修となります。

4.防蟻工事

シロアリの駆除・予防は5年が目安。放っておくと床や畳がブカブカしたり、ドアの開け閉めがうまくできなくなったりするという弊害が起こります。放っておくと家を建て替えないといけなくなる場合も少なくないため、必ず駆除をしましょう。

費用は、工法などによって異なります。薬剤をまかないベイト工法なら建物の外周1メートルあたり4,000円~8,000円程度、薬剤をまくバリア工法で、坪単価6,000円~10,000円前後となります。また、薬剤をまく際にコンクリートに穴をあける場合や、廃材処理費用・調湿材設置費用が必要になると追加料金が発生し、高い場合は10万円程度に上ることもあります。オプションの取り扱いは業者によりけりですので、事前に確認しておきましょう。

内装

築10年のリフォームに欠かせないのが内装のメンテナンス。特に注意しておきたい項目を値段と共に紹介します。

1.キッチン

キッチンの場合は、まず使用頻度が高いコンロの交換をしておくと安心です。コンロのみの交換であれば、大体2万円前後で済み、オプションとしてコンロとレンジフードを同時に交換することもできます。

それに加え、見落としがちな給湯器の交換も行っておくと良いでしょう。メーカーやタイプが多様ですが、暖房機能があるタイプなら30万円前後、エコ機能がついているものだとそこから5万円~10万円高くなります。交換はせずに修理をする場合は15,000円~3万円程度となります。

2.玄関ドア、室内ドアのメンテナンス

ドアは最もよく使う部分と言っても過言ではないので、10年を境にメンテナンスをしておくべき部分でしょう。

玄関ドアでよく起こる不具合はドアが閉まらなくなることですが、これはドアクローザーが原因と考えられます。ドアクローザーは玄関ドアの上部に付属しており、ドアが閉まる速さを調節するものです。これらのメンテナンスには2万円前後を見ておきましょう。

その他、傷や穴、ガラスの外れなどの補修工事に関しては、3万円~5万円、再塗装等になると5万円~10万円となります。ドアノブのゆるみや、内部の破損などもよく見られますが、これらは1万円~4万円で修理することができます。

3.下駄箱リフォーム

10年経てば、否応なく靴も増え下駄箱がいっぱいになっているケースがほとんどでしょう。その場合は、入らなくなったスペースを広げる下駄箱リフォームが有効です。サイズや設置方法などの違いにもよりますが、小規模なもので5万前後、家族全員の靴が収納できるような大規模な下駄箱リフォームであれば30万円程度が相場となります。

おわりに

築10年と言うと、そこまで大きな修繕は行わなくても問題ありませんが、後に大事に至らないよう、細やかなメンテナンスをきっちり行うことが大切です。そのためにも、まずは一括見積もりを利用して自宅に合ったリフォーム費用を正しく知り、適切なプランを立てることから始めましょう。

もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。

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