狭小地の利用のしかた

敷地が狭くてもアイデア次第では素敵な空間が創り出せます。

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説明

こちらのお宅の場合、2階からテラスが張り出しており、道路までの距離は2m50cmです。
間口は10m程あります。
そこに普通車を駐車するスペースが必要でしたので、植栽スペースは最大で70cm位でした。
その為に、テラス下の敷地も利用する事で樹木が重なる様に工夫しております。
また、道路と平行でしか普通車の駐車場が取れませんので、駐車する時に邪魔にならないスペースが出て来ます。
その空きスペースも利用しております。

上の写真とは反対方向からの写真です。
駐車場と園路は真砂土舗装を施しております。
お施主様の御希望で、コンクリートむき出しの駐車場は味気ないので、何か工夫出来ませんかと言うご要望にお応えした結果、土舗装となりました。
土舗装にちなみ、門柱も土を用いた版築工法を取り入れております。
門柱も四角く角張った物では鋭さがありますので、こちらでは曲線での版築門柱を施工いたしました。
丸みが何となく暖かみを増している様な感じです。

樹木が狭い敷地の中で重なり合っていますが、けっして窮屈な感じではありません。
南面に面しておりますので、樹木の影が1階部分の窓を覆い、直射日光から守っているかのようです。
この様に影面積が多くなれば、必然的に温度上昇も抑える事が出来ますので、冷房効率も良くなります。
また、落葉樹主体の植栽ですので、太陽光が欲しい冬場には落葉しますので、日が差し込みます。

版築門柱です。
型枠を作り、その中に土を落とし込みながら模様となる様に土を調節しながら突き固めていきます。
曲線の型枠つくりは難しく時間と手間が掛かりますが、直線で仕上げる門柱には無い、優しさと暖かみがある様な気がします。
こちらの版築は色を変えて厚みも一定しない様に施工しておりますので、地層の様な模様になっております。

上記の2枚の写真は、施工後15年が経過したものです。
毎年、5月のゴールデンウィーク明けに手入れを続けております。
住宅地に建っておりますので、樹木の手入れを怠ってしまうと、他所に迷惑をかける事になりますし、雑木の成長は植栽後3年経過すると旺盛となりますので、枝抜きの剪定は欠かせません。
自然樹形を維持する為にも毎年の剪定をお薦めいたします。
剪定が2年以上抜けた場合には、懐枝が枯れてしまっていたり、徒長した枝だけが以上に伸びたりしており、通常の枝抜きが出来なくなってしまったりいたします。

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ガーデン・ランドスケープ

樹木は、様々な力を持っています。その樹木の力を利用した庭つくりを実践しています。

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