戸建てをフルリフォームしたい!注意すべきポイントを徹底解説

築年数が古くなってくるにつれて、リフォームを考え始める方は多いでしょう。特に、築20年以上の物件にお住まいの場合は、内装・外装問わず建物の至るところに激しい傷みが見られるため、部分的なリフォームではなくフルリフォームを計画されることをおすすめします。そこで今回は、戸建てをフルリフォームする際の注意点やポイントをまとめてみました。業者にフルリフォームを依頼する前に、ぜひご一読ください。

本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています

  • 8834
  • 53
  • 0
  • いいね
  • クリップ

今、中古戸建住宅のフルリフォームが大人気!

一昔前までは、住まいが古くなってくると「建て替え」か「住み替え」を行うスタイルが一般的でした。しかし、近年はリフォーム人気に伴い、既存の住まいをフルリフォームして快適さや機能性をよみがえらせ、長く住むスタイルが定着しつつあります。

また、持ち家を購入する際に、新築ではなくあえて中古住宅を購入し、フルリフォームを行って新築同様にしてから住み始めるといったケースも増えているようです。新築物件を購入するよりも予算を抑えられる、希望の立地に物件を見つけやすいといったメリットが評価されているのでしょう。

フルリフォームは、住まいを一旦骨組み状態にして、内装や外装・設備をまるごとリフォームすることです。マンションの場合は、管理規定や構造上の問題などにより、希望するフルリフォームができない場合もありますが、戸建ての場合はそういった縛りがないため、自由にリフォームプランを進めていくことができます。

フルリフォームを計画するなら、事前にココをチェック

フルリフォームしよう!と決めたら、まず確認すべきことがあります。フルリフォーム計画を進める前に、この3点を必ずチェックしておきましょう。

1.住宅の築年数と耐震性能

既存の住まいをフルリフォームする場合でも、新しく中古住宅を購入してフルリフォームする場合でも、必ずその住宅の築年数と耐震性能についてチェックしておきましょう。チェックする際のポイントとしては、1981年6月よりも前に建てられたのか、それとも後に建てられたのかを確認することです。

1981年6月に「新耐震基準」が施行されたため、それより後に建てられた物件なら耐震性能的に安心できると言えます。しかし、それより前に建てられた物件の場合は耐震性能が不十分で、大地震に耐えられない可能性があるのです。

もちろん、耐震性能を築年数だけで判断することはできませんが、目安として捉えることは可能です。耐震性能に不安がある場合は、フルリフォームする際に「耐震リフォーム」をプランにしっかりと組み込んで行く必要があるでしょう。

耐震リフォームが必要かどうかは、ホームインスペクションを利用すると簡単にわかります。フルリフォームを考えるなら、その前にきちんと住宅診断をしてもらい、耐久性の高い住まいを目指しましょう。

2.土台や柱にシロアリの被害や腐食はないか

これは、戸建てならではのチェックポイントと言えます。土台や柱にシロアリの被害や腐食が見られる場合は、補修工事を行う必要があります。また、リフォーム後に再びシロアリの被害に遭わないために、予防処理も行っておくとよいでしょう。

3.構造的に間取りを変更できるかどうか

戸建て住宅の場合は、マンションとは違って間取り変更の融通が利きやすいといったメリットがあります。ただし、場合によっては構造上の問題により、希望する間取り変更を行うためには基礎の補強工事が必要となるケースもあるようです。補強工事には時間も費用もかかるため、間取り変更の場合にそういった工事が必要なのかどうかチェックしておくと安心です。

戸建てをフルリフォームする際のポイントとは?

フルリフォームは、部分的なリフォームとは違って大がかりな工事となります。時間も費用もかかるだけに失敗したくありませんが、人生においてフルリフォームを行う機会は一度あるかどうか。経験がない分、どんなことに気をつけたらよいかわからないという方が多いでしょう。そこで最後に、戸建てをフルリフォームする際にぜひ実践すべきポイントをご紹介します。

1.プランニングにはたっぷりと時間をかける

フルリフォームを計画していると、どんどん気持ちがはやり、完成を急いでしまいがちです。しかし、フルリフォームできる機会は恐らくまたとありません。新築の住まいを建てるくらいの心構えを持ち、焦らずゆっくりとプランニングを進めていくことが大切です。

プランニングに時間をかけることで、住まいをより理想の形に近づけることができます。また、予算を抑えるための工夫をする余裕もあるため、全体的なコストダウンを実現できます。

2.こだわる点と妥協できる点の線引きをしっかり行う

フルリフォームで忘れてはならないことは、すでに出来上がっている骨組みを活かしながら行わなければいけないということです。そのため、場合によっては希望するリフォームができなかったり、リフォーム内容に多少の制約があったりと、さまざまなケースが想定されます。全て思い通りというわけではなく、どこかで妥協すべき点もあることをしっかりと認識しておきましょう。

また、あれもこれも…とこだわればこだわるほど、費用は膨らんでいきます。限られた予算内でフルリフォームを成功させるためには、こだわる点と妥協できる点の線引きをしっかり行い、上手にプランニングしていくことが大切です。

3.フルリフォームが得意な業者に依頼する

リフォーム人気に伴ってリフォーム業者の数は年々増えていますが、業者によっては部分リフォームが得意な業者、フルリフォームを得意とする業者というように、得意分野がさまざまです。フルリフォームは大変大がかりな工事となり、それだけリフォーム業者と付き合っていく期間も長くなります。事前の下調べを入念に行い、フルリフォームの実績が多い業者に依頼することをおすすめします。

おわりに

中古戸建て物件のフルリフォームは人気のスタイルですが、注意すべきポイントがたくさんあります。一生を送る大切な住まいだからこそ、その注意点を専門家の視点からきちんと説明し、リフォーム成功に向けて親身に対応してくれるような、信頼できるリフォーム業者を見つけることが求められるでしょう。

業者選びは、まずは一括見積もりサイトの利用が大変便利です。希望条件に合う業者を絞り込んだら、早速見積もり依頼をしてみましょう。そして親身に対応してくれる、フルリフォームが得意な業者を選び、着々とプランニングを進めてみてはいかがでしょうか?

もっと具体的なリフォーム・リノベーション費用について知りたい方は、厳選された複数リフォーム業者での価格見積もりを無料で徹底比較できる、リフォーム料金一括見積もりサービスをお気軽にご利用ください。

  • 8834
  • 53
  • いいね
  • クリップ
コンテンツを違反報告する

あなたにおすすめ

関連キーワード

関連アイデア

カテゴリ

このアイデアを投稿したユーザー

LIMIAおすすめのリフォームやリノベーション、住宅設備に関する記事を中心にご紹介。施工事例や費用相場、リフォーム会社の選び方など、住まいに関する情報満載でお届…

LIMIA 住まい部さんの他のアイデア

住宅設備・リフォームのデイリーランキング

おすすめのアイデア