廃材を使ってなんか作る。トップライト編

解体現場のものをすべて持ち帰るのはキリがないのですが、珍しいものを見つけると持ち帰ってしまう。
そんな廃材も置いとくだけでは宝の持ち腐れ。使いながらにして保管すればいいのかもしれない。

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今回も解体現場から持ち帰った「もう廃棄処分です」って言うのを持ち帰ってきました。現場のみんなは「こんなん、もうつかえへんで?何に使うん?」と聞かれました。
そのものとは今回はなんでしょう?

これなーんだ。

これ、瓦屋根用のトップライトです。ずいぶん前に作られたものだと思われます・・・が、こんな大きな一枚焼きで瓦ぶきにかたどってあるのはちょっと珍しい。
ほんとに焼いて出来てるものです。結露しても大丈夫なように隙間があいていて屋根に流れるようになってます。よくできたもんだ。

看板にしよう。

実は雨漏りもしたりで、もう使えないと判断されて廃棄されるものなので、なかなかトップライトにして復帰はつらそう。(でも実は出来るように傷めずに作るのですが)
なので、看板にしたいと思います。材料は。和紙、LEDテープライト(一式)、あとプリンター用紙?ペンキ。べニア板(これも廃材)マジックテープ。隙間埋め緩衝材(あれば)。道具別

まず文字。

まず文字。字がきれいなら、和紙なのでさらさら~っと書きたいところですが、私は人類稀に見る字が下手な人間なので、
ここはいつものプリンターを頼ってしまいます。今回はあえて瓦+和紙に横文字。しかも縦使い。

これをデザインカッターで切っていきます。もちろん普通のカッターでもかまいません。

切ったらこんな感じです。手で切るとどうしても白い所が出来てします。それはマジックでキュキキュキと黒くぬっちゃいます。

まぁまぁ見れるようになったでしょう?

和紙に貼ろう!

先ほど切った文字を借り置きします。歪みや、間隔の調整したら、一文字づつ糊を塗って貼りつけていきます。

糊つけの時、歯ブラシにとって塗ると薄く塗れます。薄く塗ることではみ出しが少なく貼れます。

本体に和紙を貼り、LEDテープライトをとりつけませう。

世の中便利になったもんで、ハサミでチョッキンして貼りつけるだけのLEDライトがあります。
まず先に和紙をガラス面に貼りつけます。糊を混ぜた水を霧吹き(刷毛もありですが、ムラと抜け毛に注意)で湿らせ、和紙を貼ります。
多少は和紙が水分を吸いますが、多めより、少なめで。
そして、テープをヘリ(トップライトでいう内側立ち上がり部分)にテープライトを貼っていきます。

裏蓋を作ろう。これも廃材。

看板の裏側に板を貼ります。今回はマジックテープで留めるのでその幅分だけ大きめに切ります。

看板内部側の光を反射させるために板(内側)を白く塗っておきます。養生用のベニヤ板(使用済)なのでちょっと汚いので、
ペーパーでこすり綺麗にします。塗装前にもペーパーをあてるのだから一石二鳥。

綺麗に塗るに越したことはないのですが、多少のムラは見えないところなので堪忍してもらいましょう。十分に乾いたらいよいよ貼りつけです。

裏側板を貼りつけたところ。四隅に4センチくらいの長さでマジックテープ。後は隙間埋めの緩衝材を入れます。
全面マジックテープだと、捕りにくいので四隅程度にしときましょう。後は光洩れ防止の緩衝材です。電源コードをチョロリと逃がすにも調度ええでしょう。(by二丁拳銃)

完成~~!

もともと大枠は出来てたので、何の技術もいらず出来ました。京都らしく外国の方を招くようなイメージで作ってみました。

ちなみにおりこーさんな人は気付いておいでかと思いますが、これ、水下が上(いわゆる逆)になっております。
落ちないとは思うのですが、それは水下のほうにガラス留めがないからです。

電気もつくよ??

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