絶妙な距離感がうれしい!DIY作品にも合う空間づくりのコツ ログハウス by キノハス
最近はLDKがつながったオープンな空間が人気ですが、ほど良く区切られたスペースにもいいところがあります。ちょうどいい距離感と開放感のバランスを取ることで暮らしも趣味も充実している、Hさんの二世帯住宅をのぞいてみました。
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自然物をそのまま生かした手作りのインテリア
木づくりの住まいを新築してからDIYインテリアに目覚めたというHさん。自然素材を使ったアレンジやDIYなど、ナチュラルな木の空間に似合うアイテムの数々を手作りして楽しんでいます。簡単なものから細かな工夫の光るものまで、そのスタイルはさまざま。
トイレにはふたつの目を引くポイントがあります。ひとつ目は、曲がった流木を生かしたトイレットペーパーのストック置き場。生活感が出てしまいがちなトイレットペーパーですが、これなら見せる収納としてもカッコいいですよね!
こちらは古材の板を活用したグリーンベース。観葉植物のポトスをガラスの容器に入れてバランス良く置きました。板のデコボコ感が独特の味わいを出しています。
洗面所の壁には、30cmほどの流木をつけてタオルハンガーにしました。両端を壁に直接ネジでとめています。ほど良く曲がった流木を使うことでタオルを通すすき間をうまく作れるので、手間いらずでとっても簡単。
斜めにスライスした丸太の棚もいいカンジ。ナチュラル感いっぱいで、小物の整理に役立ちます。
こういった自然素材のインテリアは想像力しだい。形がおもしろいものなら難しい工作をしなくても素敵なインテリアが完成するので、手軽にまねできますよね!
端材や自然物を使った技ありDIY
寝室に下がっているランタン風の照明は、ヒョウタンから作ったもの。くりぬいた模様から光が透ける様子がきれいですよね。ヒョウタンは軽くて加工しやすく、細かなデザインもきれいに仕上がるので、初心者でもチャレンジしやすいでしょう。
黄色いポストは屋根に人工芝を貼り、かわいらしく仕上げました。木づくりの家には、やはり木製のポストがよく似合って素敵です。
階段の手すりには、DIYでライトを取りつけて間接照明に。木肌に反射した光がきれいです。夜に階段を使うときにも、これなら安心感がありますよね。
Hさんの家は、角ログを積み上げて造るログハウス。ログハウスは予備の木材も費用の中に含まれています。そのため、端材を使ったDIYに目覚める人も多いとか。ご主人も家を建ててから、ログの端材をきっかけにDIYにはまりました。収納つきベンチやテレビ棚など、今はモノづくりに夢中です。
ゆるやかな区分けが家族に心地いい
1階はLDK、水まわり、同居しているお母さまの部屋があるHさんの家。木のぬくもりにあふれ、薪ストーブも置いています。
LDKはリビング、ダイニング、キッチンがそれぞれ独立しているのが特徴。ひとつひとつの空間をしっかりゾーニングすることで、暮らしにメリハリをつけるのが狙いです。その代わりドアは設けておらず、ゆるやかにそれぞれの空間がつながっているので、閉塞感もありません。
リビングは庭に面した大きな窓があり、ソファは右側のテレビと左側のストーブの両方を同時に眺められるように配置しました。
ソファのあたりからはキッチンの様子は見えませんが、音や気配は感じられます。この絶妙な距離感が暮らしやすさにつながっているんです。
大きな吹き抜けで開放感を確保
「スペースを細かく分けた間取りだと、開放感がないのでは?」と思われるかもしれませんが、そう感じさせない工夫があります。
庭に面した窓はどれも大きく、またリビングの半分は吹き抜けになっていて、2階とつながっています。ドーマー(屋根から突き出した窓)からも光を取り込めるので、明るさは申し分ありません。
また、リビングの一部が吹き抜けになっているので「抜け感」は最高。高い天井は見上げるだけでも気持ちがいいものです。
ふたりでキッチンに立てる大小ふたつのカウンター
キッチンにはカウンターを挟んでI型キッチンをふたつ設置しています。奥さまとお母さまがお互いに好きなものを好きなように作れるよう配慮した結果、こうなりました。
こうしたサブキッチンやミニキッチンは、家族が多い家だと重宝します。夫婦で別のものを作ったり、子ども用にしたりするのもいいですね。
薪ストーブは暖房にも料理にも大活躍!
薪ストーブのある暮らしにあこがれていたHさんが選んだのは、ベルギーにあるメーカー・ドブレの鋳物製ストーブ。正面の窓が大きく、炎がよく見えるのがお気に入りです。LDKは扉がなく吹き抜けもあるので、このストーブひとつで家中があたたまります。
薪ストーブには暖房以外の楽しみも。「鍋物や煮込みはストーブの上に置いてあたためておけるし、時々ピザも焼くようになって、料理のバリエーションが増えました」と奥さま。薪ストーブのおかげでおうち時間がさらに充実するという、うれしい効果が生まれました。
個室があるから趣味の時間に没頭できる
2階には夫婦の寝室、ご主人の部屋、奥さまの書斎、ゲストルームがあります。中でもいちばん大きなご主人の部屋には、何やらすごい時計がズラリ。
ご主人の趣味は19世紀頃のドイツやオーストリアのアンティーク掛け時計の収集。錘(おもり)の下がる力で時間を刻む「重錘式」(じゅうすいしき)タイプにひかれるそう。時代を経た時計はあめ色の木が美しく、装飾がエレガント。木製の壁にもよくなじみます。
「時計に囲まれた自室で過ごすのが大事な時間」というご主人。規則正しく時を刻む針の音や、時計の鳴る音で、あわただしい日常をリセットしています。好きなものに囲まれて落ち着ける時間を持てるのも、スペースが分かれていることが大きく影響しています。
流木や端材を生かしたDIYインテリア小物を生かしたHさんの家はいかがでしたか? スペースが細かく分かれた間取りでも、家族がコミュニケーションを失わずに過ごせるのも素敵ですよね。
薪ストーブを中心に家族の団らんが今まで以上に深まると同時に、LDKや家族の個室はスペースが分かれているので、自分の時間を好きに過ごすこともできます。集中しやすい環境があるので、DIYや趣味にも没頭しやすいようです。
ログハウスはHさん宅のように空間を細かく区切っても違和感なく、それでいて開放感も確保できるプランにすることが可能です。この家を建てたティーエージーはログハウスや輸入住宅で長年の実績があり、自社施工・自社保証を徹底していて、細かな相談にも乗ってくれます。ログハウスでどんなことが可能なのか、気になることがあればぜひ聞いてみてください。
雑誌『キノハス』にHさんの記事が載っています。
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