ハイキングにおすすめ! 自然の美しさを手軽に楽しめる尾瀬ヶ原に行こう!

新潟県、福島県、群馬県、栃木県にまたがる尾瀬ヶ原は、初心者にもうってつけのハイキングスポットです。国立公園に指定されており、整備された歩道をのんびりと歩きながら、他ではなかなか見られない美しい草花を楽しめます。

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「尾瀬ヶ原」はアップダウンが少なく、きちんと整備されたハイキングコースがそろっているので、アウトドア初心者の人にもおすすめできる観光スポットです。雪解けが始まり、草木が芽吹きだす5月末頃から、紅葉が見頃になる10月頭頃までが観光のベストシーズンです。

尾瀬ヶ原や尾瀬沼はどこにあるの?

尾瀬ヶ原
撮影:dip / BUD International

尾瀬とは、福島県、栃木県、群馬県、新潟県にまたがる山々に囲まれた一帯を示します。国立公園にも指定されており、広大な湿原である尾瀬ヶ原や尾瀬沼に加え、至仏山などの名峰からなる「尾瀬エリア」、ハクサンコザクラで有名な会津駒ケ岳を中心とした「会津駒ケ岳エリア」、そして山頂湿原のある田代山やオサバグサの群落に出合うことのできる帝釈山を有する「田代山・帝釈山エリア」の3つのエリアで構成されています。特に、広大な「尾瀬エリア」は見どころも多く、人気スポットの尾瀬ヶ原と尾瀬沼を日帰りで観光するのは至難の業! というわけで、この記事ではそんな「尾瀬エリア」を中心とした、おすすめのハイキングコースなどを紹介します。

これを選べば間違いなし! 尾瀬ヶ原で一番人気の高い定番コース

尾瀬ヶ原 ミズバショウの群生
撮影:dip / BUD International

尾瀬ヶ原を散策するハイキングコースの中で最も人気なのが、鳩待峠からスタートしてヨッピ吊橋までの間を往復するコースです。鳩待峠周辺では、雄大なブナの大木に囲まれた道を歩き、途中、尾瀬の天然水で喉を潤せます。一番の見どころは湿原に群生するミズバショウやニッコウキスゲで、尾瀬ヶ原といえばやはりこの風景です。
また、ヨッピ吊橋付近で見られるヤマドリゼンマイは、深緑の時期でも紅葉の時期でも、人気の撮影スポットになっています。このコースの総距離は約18.5kmで、往復で6時間ほどかかります。それなりの距離と時間は必要ですが、全体的に平坦な道のりなので、初心者にもおすすめです。

山小屋泊も経験できる本格派じっくりコース

ヨッピ吊橋
撮影:dip / BUD International

次に紹介するコースは、先ほどのコースと比べ本格的なものになっています。鳩待峠をスタート地点とするのは同じですが、ヨッピ吊橋で引き返さずに、その先の三条ノ滝を折り返すというコースです。滝周辺には沢もあるため、水のせせらぎを聴きながら山登りを楽しめます。ただし、雨が降ったあとは地面がぬかるむため、足元には気をつけましょう。
また、ヨッピ吊橋と三条ノ滝の間は、いくつかのルートがあるので、行きと帰りで異なる景観を楽しめるのもポイントです! このコースの総距離は約27kmで、往復で10時間半ほどかかります。順調に進んでも時間のかかるコースなので、山小屋で一泊することをおすすめします。

夏におすすめ! 尾瀬の絶景を一望できる至仏山

至仏山

「せっかく尾瀬に行くなら山登りも楽しみたい!」という方には、至仏山を登頂するコースをおすすめします。山頂への行き方には2パターンあり、鳩待峠から山頂まで登り、そのまま折り返すコースと、鳩待峠から山ノ鼻経由で山頂に登り、行きとは異なる道を通って下山をするコースです。至仏山は7月頃まで残雪があるので、登山初心者は夏以降に行くのが良いでしょう。また、2つ目のコースの山ノ鼻~至仏山間は登り専用の一方通行なので、行き帰りで違う風景を楽しみたい場合は注意が必要です。ぜひ、至仏山に登って山頂から尾瀬の絶景を眺めてみましょう。

日帰りで尾瀬ヶ原を堪能できるお手軽コース

至仏山とニッコウキスゲ

先程紹介した至仏山のハイキングコースのうち、手軽に楽しめるのが鳩待峠と至仏山の山頂を往復するコースです。このコースの総距離は約9kmで、往復で4時間半ほどです。山登りなので斜面も多く、距離のわりに時間が掛かりますが、山頂付近には可憐な高山植物が咲き、初夏の頃には尾瀬で発見され名前が付けられたオゼソウなども楽しめます。大きな岩の合間をぬって歩くので、濡れている時は滑らないように注意が必要です。また、植生保護のため柵や階段からは外れないように歩きましょう。比較的手軽に楽しめるこのコースで、登山デビューしてみるのはいかがでしょうか?

見どころ盛りだくさんの尾瀬ヶ原いいとこ取りコース

至仏山から望む尾瀬ヶ原

先程紹介したコースよりも本格的な登山を楽しめるのが、鳩待峠から山ノ鼻を経由して至仏山に登り、そのまま鳩待峠まで下山するコースです。総距離は約10.7kmで、5時間半ほどかかるこのコースは、平坦な道をゆったりと散策したり、標高差800mの山道をまっすぐ登ったり、さまざまな尾瀬の魅力に触れられます。脚力に自信がある人向けではありますが「初心者だけど、楽しむならとことん楽しみたい」という方にはぜひ挑戦してもらいたいコースです! そして、何より山頂からの尾瀬の絶景を見たら、それまでの疲れもあっという間に吹き飛びます。

宿泊するなら温泉付きの山小屋で疲れを癒やそう

尾瀬の山小屋

ここまでご紹介したとおり、尾瀬には群生する植物に出合えるいくつもの湿原や、至仏山、ヨッピ吊橋、三条ノ滝など見どころが盛りだくさんです。きっと一つのコースだけでは物足りないと思われる方も多いでしょう。そんなあなたにおすすめなのが山小屋での宿泊も含めたプランです。山小屋と言われると、質素であまり快適でないイメージを抱く方もいるかもしれませんが、実は山小屋も進化しています。
例えば、三条ノ滝手前の赤田代には温泉があるので、山小屋でありながら温泉を楽しめたり、個室を選んで宿泊できたりする山小屋も多くあるので、人目を気にせず、のんびりと快適に過ごせるようになっています。一泊あたり5,000円~10,000円ほどで宿泊可能です。事前予約をして利用しましょう。
尾瀬の山小屋の一覧はこちら

鳩待峠へのアクセスは事前に確認しよう

戸倉行きの路線バス

鳩待峠までの道はシーズンになるとマイカー規制が敷かれるので、バスやタクシーなどを利用する必要があります。ここでは、都内からのおすすめの行き方をいくつか紹介します。
まずは、戸倉まではマイカーで行き、そこから乗合バス(片道大人:1,000円、子供:500円)を利用する方法です。戸倉には駐車場もあるので、他の観光地と合わせて旅行を計画する場合はこの方法がおすすめです。
マイカーを使わずに、上越新幹線やJR上越線を利用したり、高速バスを利用することも可能です。上越新幹線なら上毛高原駅、JR上越線なら沼田駅で下車して、そこからは路線バスで向かいます。
また、新宿駅から戸倉までは直通の高速バスも出ているので、こちらも便利です!

■尾瀬(鳩待峠)

[住所]群馬県利根郡片品村大字戸倉

この記事では、尾瀬ヶ原のさまざまなハイキングコースをご紹介しました。ハイキング感覚で手軽に楽しみたい方から、本格的なアウトドアとして心ゆくまで自然を体感したいという方まで、どのような方にでもおすすめできるレジャースポットです。ぜひ、この自然豊かな尾瀬ヶ原で素敵なひとときを過ごしてください。

公益財団法人尾瀬保護財団様よりコメントをいただきました!

尾瀬は、四季折々美しい姿を私たちに見せてくれます。皆さまにこの美しい尾瀬の自然と触れ合い、楽しんでいただきたいです。また、貴重な動植物の保護のためにも木道等を外れ湿原内に入らないなど、ルール・マナーへの協力をお願いします。
HP:公益財団法人 尾瀬保護財団

※2020年4月1日現在のコメントです。

この記事は2019年5月28日に公開されたものを編集したものです。

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