あなたは知らない！今、家を建てると損をする

今、家を建てると損をする？

こんにちは
静岡市で安くていい家をつくる
かおり木工房です。

今日は家づくりを
している方なら
一度は耳にしたことがある

「家は今建てるべき」

という言葉についてです。

金利が低い

オリンピック後は
家が高くなる

増税後で控除が多い

いろいろな要素がありますが
果たして真相は
いかがなのでしょうか。

今回はKさんという方の
実際の例をみて
考えていきましょう。

家は本当に今建てるべきなのか

【今現在 】
令和元年
金利は1.1〜1.8%です。
　
金利は史上最低と言われ続け
長い年月が経っています。
　
ここまで最低が続くと
そのありがたみが
少なくなってしまいます。
　
Kさんは
この金利が有利なうちに
家づくりをしたいと
考えていました。
　
また、消費税増税も
目前に迫っているので
　
「消費税増税の前に、
　是非建設を急いでください」

そのような
セールストークには

うんざりしていましたが
確かにそうだなと
考えていました。
　
建築のための
自己資金に余裕があり

希望する物件を計画した時に
自己資金、借入額ともに
納得のいく状態であれば

本当に今現在は建築する
チャンスなのにな
と考えていたそうです。
　
そこで、Kさんは
シミュレーションをしてみました。

シュミレーションをする

Kさんは
現在35歳です。
　
60歳までにローンを
返済することを
希望していました。
　
住宅建築のために
2000万円の借入を
25年で返済した場合
（金利1.8%）の毎月の返済額を
まず計算してみました。
　
答えは、8万3000円です。
　
毎月8万3000円
ボーナス払い無し
という返済計画になります。
　
【3年後】
　
Kさんは
3年後までに自己資金を
貯めてから建築した場合
どうなるのか？
　
3年後
Kさんは38歳になっています。
　
60歳までに
ローンを返済するためには
あと22年間でお金を
返さなければなりません。
　
Kさんの希望の返済額は　
8万5000円くらいでした。
　
仮に、3年後も今と
同じ返済額の8万3000円に
するためには
どうしたらいいかを
考えました。
　
金利は上昇しているかもしれないと
考えましたが、一応期待を込めて
金利は上がっていないとして
（金利1.8%）、3年後の
借り入れ可能額を計算したのです。
　
そうしたら、約1810万円しか
借入できないことがわかりました。
　
3年間
返済期間が減ったので
同じ返済額だと
借り入れできる金額が
減ってしまったのです。
　
借入が減った分は
自己資金を
増やさないといけません。
　
つまり
2000万円-1810万円=190万円
自己資金を増やしておく
必要があったのです。
　
逆に言うと、今現在建築が
可能だけれども自己資金を
増やすために3年後建築を
考えている人は3年間で
190万円以下の貯蓄では
全く意味がないことが
分かったのです。
　
3年後の金利や
建築費用の上昇は
ここでは考えていません。
　
もし、それらの
上昇がある場合は
190万円以上の
貯蓄が必要になります。
　
次に、3年間で190万円の
自己資金を貯めるためには
どうすればいいのか
考えました。
　
計算すると1年で63万円ずつ
3年間の貯蓄が必要です。
　
1ヶ月では5万2777円の貯蓄が
必要になります。
　
Kさんの家賃は、
今現在7万円でしたので

3年後に同じ条件で建築するには
毎月12万円ものお金を住宅のために

しかも新築を先延ばしするために
使う必要はないと、
Kさんは考えました。
　
ここで、Kさんは三つの選択肢を
考えました。

Kさんの決断

●自己資金を貯めるために、
　もっと貯蓄をしよう。
　そして建築しよう
　
●貯蓄をするために、
　もう少し家賃の安い
　賃貸住宅に移ろう
　
●今建築しよう
　
Kさんは3番目の
選択肢を選びました。
　
どの選択肢を選べば
正解ということはありません。
　
もしKさんが自己資金を貯める
という選択肢を選んだとしても、
このシミュレーションをしたことは
本当に大成功だったはずです。
　
なぜなら、自分がやるべきことの
目標が見つかったからです。
　
このように具体的に期限を決め
目標を立てた家づくりをすることは、

本当に重要です。　　

それでは、また次回。