コンソールをフルオーダー

ダイニングルームの壁が寂しいので、コンソールが欲しいというご相談がありました。今回は、空間を彩る飾り台としての家具製作です。
既製品にはない、色やサイズなど自分好みの家具をオーダーで製作した際のご紹介です。

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コンソールとは?

コンソールとは簡単にご説明しますと、コンソールテーブルと呼ばれるもので壁面の装飾や飾り棚に用いられるテーブルのことです。イタリアから始まりヨーロッパで広まった家具のことだそうです。

今回は、ダイニングルームの壁面を装飾するコンソールをお作りしました。

オーダーなので、色や形・サイズがお好みに!

まず、設置する壁面にどれくらいのサイズがちょうど良いのか、動線を邪魔しないか、高さはどれくらいにするか、圧迫感は出ない?部屋に入ってきたときの印象は?ということを考慮してサイズを決めて行きます。実際の壁に幅と高さをマスキングテープなどで記しを付けて検討してみると良いです。

色はお好みです。色や柄によってどんなイメージにも出来上がります。今回は、お部屋の既存の家具の色と喧嘩しないように、トーンを落として配色しました。天板は、木目のような石のような細かい柄が入ったダークブラウンの化粧材と、脚は深緑色の石目調の化粧材を使用して作りました。

現状は背の低いカゴと花が装飾してありました。マスキングテープを貼って高さを確認していきます。

サイズと色・形などおおよその方向性が決まったら、細かいイメージを擦り合わせます。何もない状態から思い描いているものを実物に掘り起こしていく作業になるので、立体的に目でみて検討し易いようにパースなどを製作して確認していきます。今回は壁面を装飾できるコンソールなので、見栄え、デザインが大事!お客様と色々な脚の形を検討したり、天板の形について話しをしました。大変ですが、この作業を何度も重ねていってお客様の好みとぴったり合うととても嬉しいです。

脚の形状パターン。パースを書いて確認してもらいました。

細かい仕様も詰め込む!

今回は引き出しなどの収納スペースは無しでシンプルな作りになりましたが、天板の上には照明を置くことを考え電気コンセントの配線穴を確保致しました。コンセントを使わないときは右側の蓋を使用し、配線を通す時は左側の蓋をすれば問題なく配線ができる仕様になっています。

細かいところもコツコツと。

照明などの配線を通す時に配線が正面から見えにくくするために脚の後ろに少し段差を作りました。段差部分に配線を隠せるので見栄えがすっきりします。
少しの工夫で家具の使い勝手だったり、見栄えが良くなりますのでこのようなご提案は、常々させて頂いております。

ワンポイントにベースをスチールのニッケルサテン仕様にしました。お部屋にもニッケルサテン調の照明などが誂えてありましたので、こちらをご提案致しました。置いてみるとずっしりととても高級感のある仕様になりました。

今回は、見た目が最重要課題でしたが、サイズや仕様などにも細部までご提案したのでとても満足のいく仕様に出来上がったかと思います。お部屋の調和も取れたので良かったです。

オーダーする際には、どのような点を重視したいかを念頭に置きながら製作すると良いと思います。

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