リフォームで床材を張り替えたい!床材の種類や選び方をチェック

床は毎日触れるため、他の部分に比べると痛みや劣化が早く出やすい場所です。時期を見てリフォームすることで、より快適に生活することができるでしょう。ここでは、マンションの床材リフォームの基礎知識をご紹介します。床材リフォームのタイミングや床材の種類と特徴、選び方のポイントなど、知っておきたい情報が満載です。

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マンションの床材、どのタイミングでリフォームすべき?

床リフォームのわかりやすいタイミングとしては、痛みや劣化が目立ってきた時です。歩く際に床がきしむ、変色が見られるといった場合は、まさにリフォーム時期と言えるでしょう。床が沈む、床材が剥がれて下地が見えているなど劣化が激しい場合は、早急な対処が必要となります。

一般的には、フローリングやクッションフロアは10~15年程度、カーペットは5~6年程度で交換すべきとされています。畳の場合には、5年程度で表替えをし、10年程度で張り替えを行うとよいでしょう。

押さえておこう!床材の種類と特徴

床材リフォームを考えるなら、まずは床材の種類と特徴を知っておくことが大切です。それを踏まえた上で、自分の住まいにはどの床材がマッチするかを判断しましょう。

1.複合フローリング

合板などの基材の表面に、薄い天然木などの化粧材(表面材)を張り合わせたものです。化粧材の表面加工によって、耐水性が高いものや汚れがつきにくいもの、耐傷性が高いものなど、機能性が高い複合フローリングがたくさん出回っています。

素材や色、価格などバリエーションが豊富で、予算や好みに合わせて選ぶことができます。近年建てられたマンションの大半にこの複合フローリングが用いられており、需要が高い素材と言えます。

2.無垢フローリング

切り出した天然木の一枚板を加工したものです。この素材の大きな特徴は、保湿性や断熱性に優れていることでしょう。余分な湿気を吸収したり、逆に乾燥する季節には湿気を排出したりと、一年中快適に過ごすことができます。

ただし、湿度の変化によって膨張したり収縮したりするため、割れや反りが起きやすいといったデメリットもあります。また、他の素材に比べると費用が高くなりがちなため、予算を最重視する場合には不向きな素材と言えます。

3.クッションフロア

塩化ビニールを用いたロールシート状の床材です。耐水性が高く、汚れがつきにくく落としやすい素材であることから、トイレや洗面所といった水回りに多く使われています。シートの裏にはクッション材が張られていることで適度な弾力性もあり、足腰への負担が少ないといったメリットもあります。リーズナブルなため、予算を抑えてリフォームするには最適な素材です。

ただし、熱には弱く、置くものによっては凹みや跡がついてしまうことがデメリットでしょう。ビニールの足触りに好みが分かれる場合もあります。

4.コルク

「コルク樫」の樹皮が原料で、圧縮成形してつくられた木質の素材です。吸音性、保湿性に優れており、適度なクッション性があるため足腰への負担が少ない点が大きなメリットと言えるでしょう。肌触りも良く、子供部屋や高齢の方の居室に最適です。特にマンションの場合は階下への足音や物音が気になるところですが、コルクマットを敷くことで防音になり、そういったストレスも軽減できます。

5.タイル

耐久性・耐水性が高い床材です。玄関や浴室に用いられることが多いですが、キッチンやトイレ、リビングの一角やペットの居場所として使われることもあるようです。目地の汚れが目立ちやすい点や、足触りの硬さや冷たさ、滑りやすさには注意が必要です。

6.カーペット

織物または敷物の総称で、保温性・吸音性に優れています。足触りが柔らかく温かみがあり、寝室に適している素材です。一口にカーペットと言ってもさまざまな種類があり、例えばウールカーペットなどの天然素材は保温性や防火性があり、見た目に高級感があります。また、ナイロンやアクリルなどの合成繊維は防カビ・防虫効果があり、清潔に使うことができるでしょう。

最近では、タイル式のカーペットが人気です。正方形にカットされたカーペットを組み合わせて張るタイプで、汚れた部分だけ洗ったり取り替えたりすることができ、便利に利用できます。

7.畳

畳表・畳床・畳縁で構成される日本伝統の素材です。天然素材の稲わらを使った本畳のほか、天然木質繊維やポリスチレンフォーム板を使ったものなど、さまざまな種類があります。最近は、畳表に和紙や麻を用いたもの、畳縁のないものなどバリエーションが豊富になってきて、モダンな空間にも取り入れやすくなっています。

断熱性・保湿性が高く、高温多湿の日本の風土に適した素材と言えるでしょう。足触りや座り心地も快適なため、フローリングよりも好むという方はたくさんいるようです。ただし、フローリングに比べるとお手入れに手間がかかるといった懸念点もあります。

床材の選び方のポイント

床材の種類と特徴がわかったところで、どのようにして床材を選ぶとよいか見ていきましょう。

1.マンションの場合は「防音規定」に合うものを選ぶ

マンションの床材リフォームの際には「防音規定」が大きく関わってくるため、注意が必要です。ほとんどのマンションにおいて、近隣の方、特に下の階にお住まいの方への配慮として防音規定が定められています。

一般的に「遮音等級 L-45以上」と定めているケースが多く見られます。「L-45」というのは、目安として、人が走り回ったり飛び跳ねたりした音が聞こえはするが、気にならない程度とされています。厳しいケースだと「L-40以上」のところもあるなど、マンションによって規定は異なります。必ず事前に管理規約をチェックし、それに合う床材を選ぶようにしましょう。

2.部屋の用途やライフスタイルに合わせて選ぶ

それぞれの床材の特徴を活かすことができるよう、部屋の用途やライフスタイルに合わせて選ぶことも大切です。水回りには耐水性の高い素材、子供部屋には防音性の高い素材というように、用途に合わせて選ぶことでより快適に過ごすことができるでしょう。また、ライフスタイルの変化によってその都度床材を変えることで、部屋の雰囲気や使い勝手が大きく変わり、間取り変更などの大がかりなリフォームをしなくても便利に生活できます。

おわりに

床材を張り替えることで、住まいがより快適な空間へと生まれ変わります。どういう床材にしたいのか、希望条件と予算を照らし合わせながらリフォーム会社に相談してみましょう。リフォーム会社探しには、一括見積サイトが便利です。効率よく業者を決めて、満足度の高い床リフォームを目指しましょう。

もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。

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